コミュニティとエコシステム

どもども。青木です。

先日グミさんがTwitterで「#コミュニティをあなたの言葉で訳すと」という投稿があり、このnoteを書いてみようと思いました。

↓面白いので読んでみてください。


私はコミュニティを「人々の集まり」としたのですが、ソーシャルバーPORTOの嶋田さんの「何かしらのハッシュタグを共有する個人の集合体」というのが僕の考え方にもっとも近かったので今後こういう言い方をさせてもらおうと思います(引用元をちゃんとする活動)。

 さて、コミュニティを語る上で見落とされがちであり、重要視すべきだと考えているのがエコシステムです。

アメリカではコミュニティマネジャーには2つの役割があるといわれています。

1. Internal Community Management
 コミュニティの内部をケアすること

2. External Community Management
 コミュニティの外部から資源を調達すること

ちなみに出展はこちらです。

今年のコミュニティラウンドテーブルでは「InternalとExternalって分けてたけどもしかしたら一緒かもしれない」というコメントが出されているので新着情報が楽しみなところです。

さて、このExternalが何から、どこから資源を調達してくるかというと他のコミュニティです。

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コミュニティを○、実線をやり取り、交流のあるコミュニティ。破線を「認知はしているがやり取りのないコミュニティ同士」くらいに思ってください。ちなみに実線で繋がってるコミュニティにも「コミュニティ群」と名前をつけてみましょうか。

Ecosystemと書いて枠で囲い、AとBに分けていますが実際はこんなスパッと別れるものではなく、AとB両方に所属したりまた別のCにも所属したりします。これはいわゆる「界隈」です。人が「あそこは業界に関係しているよね」と認知すればそのEcosystemの仲間です。ちなみになぜアルファベットにしたか理由はないので以下はカタカナでいきます。

さて、エコシステムという言葉の定義をしていませんね。
エコシステムは自然、動物たちにとっての森と捉えてください。海でもいいです。生活の拠点であり、そこから何かしらの恩恵を受け(誰かをご飯にしたり)、また恩恵を与え(フンが肥料になったり、誰かのご飯になったり)ることで森が大きくなっていきます。
コミュニティは群れ、コミュニティ群は違う動物、違う群れの「(最低限)お互いのご飯にはならない関係」くらいがイメージしやすいと思います。

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こんな感じ。(どうやれば回転させられるのか…)

さて、ここまでが動物の世界の話です。
人間はといいますとなんとこのエコシステムの構成員が全員人間なのとちゃんとコミュニティ(ハッシュタグを共有する人の集まり)ごとに名前がついていて何をする人たちなのかが明確なんです。また、人間はエコシステムへの作用、エコシステムには入ったり、育てたりすることが可能であると認識しています(「業界を盛り上げる」とか「ブームに乗る」とか)。

そこでの問いの一つが「あなたのコミュニティはどのエコシステムに所属しどう貢献することを正しいとしているのか」です。

エコシステムは好むと好まざるに関わらず入れられてしまいます。それはエコシステムが人の判断、評価により決められるもので自分で決めることに意味がないからです。「俺はスタートアップに一切関係ない」と言っていたとしても「スタートアップエコシステムから何らかの恩恵を受けていると認知されれば」スタートアップエコシステムの一員です。

さて、冒頭に述べたExternalコミュニティはここでいうところの「自分の所属するコミュニティ外、エコシステム内」を指します。
このExternalコミュニティからどう資源を引っ張ってくるか、またエコシステムへの貢献を大きくし、いかに多くの実線を引くかがExternalコミュニティマネジャーの仕事なわけです。そういう名前の職業というよりは○○業界で外せない☓☓さん、いわゆる「自分の名前が看板の人」だと思っています。

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人間はエコシステムを認知できるので同じ水飲み場でめちゃくちゃやってる他の人を認知できます。逆に誰が水を引っ張って皆のためにやろうとしているかもわかるわけです。だからこそ、自分達の役割をコミュニティだけで捉えるのではなくエコシステム全体で自分たちは何者なのかを捉えるようにするのが大事だと思っています。

ということでちょっとむずかしい話になりましたがお付き合いありがとうございました。

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