週イチで限定公開の絵日記をうpします。 ※同様のコンテンツをFANBOX,Fantia,Ci-enでも用意しています
週イチで絵日記をうpします。
きさらぎ冬青
創作作品そのもの以外の読み物
番外編・後日談・前日譚などの短編。 同人誌即売会で配布している折本・コピー本からの再録です。
途中からですが、更新がテキストになります。 よろしくお願いします。 ※性描写は(*),スカ要素は(◆),暴力描写は(●),グロ注意は(★)がタイトル末尾と本文冒頭についています
生まれつきの疾患の悪化で労働にドクターストップがかかり療養生活に入ったこともあり、また、コミケで何度かお会いしていたフォロワーさんがTL小説を書き始められたのを切掛に、わたしは作り続けていたものの世に出せていないままのお話のストックを漁りその中から「Over Rewrite Living Dead」を書くことにしました。 当初は手始めにコピー対策の取られている「アルファポリス」で2021.03.19 から掲載を開始し、12000文字ほど溜まる毎に新書メーカーを利用して画像化
その時わたしはバーカウンターでオリーブの新漬けをよく噛んで味わいながらボウモアのソーダ割りを流し込み、その光景を見ていた。 あの時、何かが胸の中にスウッと入って冷やされ、熱が冷めた気がした。 * * * * その日は兼ねてより楽しみにしていたイベントがあって、勤務地からほど近い繁華街の雑居ビルの地下に出来たクラブにいた。 その日の出演者はある程度互いに親しい間柄の数名で、うち1名が世間一般に言うわたしの『推し』であった。 彼らには全員それぞれの作風と魅力があり、わたしは彼
コロナ禍入る前に近所にできたオーセンティックバーが営業を再開した。 ここは営業自粛期間の日中バナナジュースを売ってて、とても美味しかったので何度か伺っていた。バナナジューススタンドがコロナ禍の中で流行っていた瞬間があって、この店でバナナジュースを売り始めたのはその頃だ。 しかし、やはり折角こういったきちんとしたバー、ひとりしみじみ飲める場所が近くにあるからには飲みに行きたいと思っていたので再開を待ち侘びていたのだ。 漫然と安酒を飲むことを嫌うわたしは家に酒は置かないことにして
2023年5月第4週透析用カテーテル入れ替えのため退院してから1ヶ月、体力回復のためにもと思い、買い出しや部屋の整理と自炊を頑張ってたのですが、文学フリマが近づいて更にそこに本作りが重なると流石に限界だったので、文学フリマに出る第3週は本を作る以外の作業はすべて放棄してました。その間、デリバリーするのもお金が勿体ないので買って持ち帰って食べることにしたのですが、量が多すぎたり味が濃かったり似たような食材が多くて結構飽きるんですよね…。
四年ぶりくらいになるだろう。 久しぶりに生まれ育ったムラに帰省した。父が亡くなったためだ。 戻ってきたといっても戻ってきた理由が理由だ。何処に遊びに行けるわけでもなし、そもそもクルマがなければ買い物もままならないような僻地だ。 しかも行事がなくても実家は人の出入りも多く、呼び鈴も鳴らさず近隣の人間や親類が度々上がりこんできて落ち着かず、絶妙に居心地が悪い場所だ。 昔からそうなので今でこそ慣れてはいるが、子供時代など特に夏休みは家族水要らずで旅行に行くこともできず、喧しくひとり
今回声がけ、勧誘が行われた場所にそれぞれ注意喚起のため報告させていただいた。 スーパーだけはまだ回答来てないけど、一番注意喚起したいとこなので回答がほしい…。 尚、勧誘してきた人のLINE垢はこれ 最初に声掛けられたのはサミットストア井荻駅前店の環八側(駅改札側)ベンチ、勧誘してきたのはJR新宿新南口Suicaペンギンテラス。 生まれ育ちとも上石神井と言ってたが、新宿から帰るとき西武新宿駅まで来て引き返している。 常盤台に誘ってきたので実際は他の地域住み、他の地域で活動し
何が彼処までわたしの怒りを掻き立てたかって、先ず自身のカルト内での実績のために弱っている人間見つけるなり飛びついて取り込もうとする愚かさは勿論だが、仏教の成り立ちや分派の歴史や他の宗教の成り立ちも碌に知らない無知蒙昧さ、そのくせ他の宗教を外道とか邪宗と言い放つ傲慢さよ。 日蓮って他の宗派や宗教を悪し様に罵って「悪口(あっこう)の咎」で佐渡流罪となった罪人だったけど、そんな悪いとこ受け継いでどうすんだw わたし自身は神仏信じないけど、周りの信仰心や季節の行事は尊重して一緒に楽し
タイトルの通りです。 いやはや「飛んで火に入る夏の虫」とは申しますが、春にお見えになるとは。 てか、マルチとか宗教の勧誘してくる人間、改めて本当に笑っちゃうくらいわかりやすい。 端的に言えば、押し並べて著しく基礎学力がなく知識教養に欠いており視野が狭い、自発的に調べて学習する習慣がないため歴史的にも科学的にも全く有り得ない馬鹿げた頓痴気なホラ話を受動的に享受して真に受けて感動しホイホイ騙されている。 そして初めて自分を肯定する存在、或いは救いの存在(実際は唆して養分にしてる
皆様。 わたしは現在入院中なのですが、今日の夕方ままんぬこと母が病院に見舞いに来ました。 その際、兄が「あっそ」と返信したあと、台所でサーモスのタンブラーをシンクに投げつけてたとのことを聞いた。 まあ正直そんなこったろうと思ってたので驚きはない。 しかし、問題は更に起きていた。 もうすぐ母は実家に戻るので土産を纏めて買って送るため大丸に連れて行ってほしいと頼んで兄と一緒に行ったという。 お菓子売場でままんぬが「いくつ買ったらいいかねえ」と何気なく独り言をつぶやいたら、別に
突然ですが皆様。 普段、周囲の人、特に身内のことをなんと呼びますか? わたしは テキストではままんぬ→実生活お母さん テキストでは兄上→実生活お兄ちゃん お父さんはどっちでもお父さんのまま。 これは諸々あってわたしが家族に全幅の信頼を置いていない、或いは気を許していないということも関係しているが、それよりいろんな意味でいろんな面で迷惑をかけてばかりの存在なので極力おとなしくしているという事も背景にある。 よって、家族に対して【アンタ】【オマエ】【テメー】【貴様】等という乱
「なんかおれの子供の時って漫画とかで入学式で桜咲いてる演出ってあったけどさ、調べたら実際1980年代って開花が3月下旬から4月上旬でちょうどよく咲いてたっぽいんだよね。今って桜咲くの3月の中旬だから入学式も卒業式もかぶらないでしょ。最近漫画読まないからわかんないけど季節感の表現ってどうしてんだろ」 「あ~確かに…でも小学校の入学式に満開だったことってそんなになかったような気がするけどなあ…あくまでも作中の演出で実際には存在してなかったんちゃうの…知らんけど」 そんな事を言いな
《第5週 水曜日 朝》 その晩はそのまま眠った。 翌朝になって起きて身嗜みやら着替えをしつつ、先生は言った。 「実を言うとさ、高校時代のこと、飯野さんからちょっと聞いてはいたんだよね。でも具体的に何があったとか、そうなるに至るまでどうだったとか、そういうことは長谷が話したくないならそれでもいいと思ってた。でも昨日みたいに、話したいと思ったらいつ話してもいいよ」 「ありがとうございます、手続き終えて落ち着いたらまた話します…実は勤務形態とか職務内容的に手続きを一気に進めるのも難
已む無く父親は入信し、その宗教の地域の教会ではなく大きな神殿で結婚式をした。これにより、死によって分かつことなく死後も神の国で未来永劫夫婦でいることとなり、家族もまた永遠であると聞いたという。式を挙げた段階では既におれは母親の中に居た。 しかし、その後の生活では母親は宗教の決まりに従って暮らし、おれのことも入信させた。父親はその後特に宗教の決まりを守ることなく暮らし、生活はすれ違うようになっていった。 「じゃあ、その後は殆ど仮面夫婦って状態?」 「そういうことですね、その後昇
この宗教では、生殖を非常に神聖なものとしてとらえていて、夫婦間以外のあらゆる性行為は重大な罪とされていた。なので婚前交渉は勿論禁忌で、純潔であることを求められる。 それだけではなく、18歳になって生涯神に従う誓いの儀式をするまでは男女1対1で出掛けたり遊んだり、二人きりになったりすること自体が禁止されている。宗教に反感を持つ人と関わってはいけないともされていた。 そんなことは一般的な学校生活をしていたら到底無理なことだ。なので信者の中には我が子が俗世生活で過ちを犯さぬよう、就
何件か占いの記事があるのでお察しいただけるかと思うが、わたしは占いが好きです。 小学生時代にいちご新聞とMy Birthdayとプチバースデイとピチレモンに出会った&ホラーハウスとサスペリア(ホラー漫画雑誌)が自分のグループでめっちゃ流行った。土壌が濃すぎる。 成人してからも、またある程度自分でも色々本やアイテム買ったりしてて、インターネットが普及してからはWEBで記事読んだり、SNSでも色んな人の解釈読んだりしてた。 近年は更に自身や家族や周りの人モデルケースにさせてもらっ
おれは、その日の晩から繰り返しその時のことを夢に見て飛び起きるようになり深く眠れず、食事を吐き戻すようになった。給食だけは落ち着いて食べることができたし、吐かずに済んだので命綱だった。 そして大人の男性が怖くなり、実の父親でさえ近づかれたり触られるのが怖く、汎ゆる場所で言葉が発せなくなった。それどころか悍ましく感じて触れられたものを捨てたり、体の部位を荒れるまで洗ったりもした。 当然あのような異常な集団と、その一員である母親ともまともに関わりたくなくて、放課後は下校時刻まで一