有料コンテンツに課金してもらうためのカギは無料コンテンツが全て握っている
おはようございます!
myfansのようなファンクラブをこれから始めるという段階の方からよく受ける質問として以下のようなものがあります。
僕自身最初に同人AV活動を始めたプラットフォームがFC2コンテンツマーケットで、このプラットフォームの場合は販売方式が単品販売一択だったので特に販売方法に関して考える必要がありませんでした。
なのでmyfansを始めた当初は「エ〼でサブスク?いったいどうやればいいんだ?」と戸惑ってしまいました。
少し前までは「ハメ.撮り垢とカップル垢でやり方違うよね」とか「サブスク中心運用するのか単品中心運用するのかで作り方違うよね」みたいなことを言っていましたが、それよりも大前提としてどんなタイプのアカウントだろうが運用方法だろうがサブスクを作るタイミングには正解があります。
正確に言えば、サブスクを作るには順序を守る必要がある、といった感じです。
そしてサブスクプランの設定の仕方を語るには「有料コンテンツ」と「無料コンテンツ」の性質や役割について詳細に説明する必要があります。多くの人はこの辺りの認識が甘く、せっかく良質なコンテンツを作っていても上手く課金してもらえないという大きな機会損失を生んでしまっています。
今回は「有料コンテンツを売るための、無料コンテンツについての考え方」について書いていきます。
サブスクプランを作る際の鉄則
一番重要なことを最初から書きます。サブスクプランを作る上で以下の手順を必ず踏みましょう。
コンテンツを提供するときは、必ず最初に無料で価値提供を十分に行ってから、有料の価値提供に移行しましょう。
つまりサブスクプランを作るタイミングで言うと、無料プランの設置は最初にいきなり行って構いません。有料のプラン設置は、先に無料で価値提供を十分に行った後に行いましょう。
言われてみればこんなの当たり前すぎて言うまでもない項目かもしれませんが、意外とこの手順を守れていない人が多数います。
ご自身がユーザーとしてサービスを利用する時、商品を購入する時を思い出してください。必ず最初は無料部分から入るはずです。
動画サービスであれば無料公開部分を視聴してから購入の判断をするだろうし、Amazonで物を買う場合は、商品説明文や使用説明動画など無料で閲覧できる部分を参考に購入判断をします。食品の場合は試食コーナーで試食してからであったり、商品の実物やパッケージの見た目などを眺めて購入判断をします。
無料で体験できる部分の良し悪しによって有料に移行するかどうかの判断が変わるのです。
無料→有料の鉄則を守れない元凶
こんな当たり前のことなのに多くの人はサブスクプランを正しく設置できません。特に無料コンテンツの提供が十分じゃないのにサブスクプランを設置してしまう人が非常に多いです。
サブスクプランを設置するタイミングを見誤る一番の原因は、無料コンテンツを出し惜しみしてしまうからです。
例えばハメ.撮り動画中心にアカウント運営している人の場合。メインとなるフルバージョン動画を見てもらいたい一心で、無料で提供するサンプル動画はほとんどボカシばかりで時間も1分しかない。画面にはデカデカと「本編ではボカシ無しで見れます」と説明書き。商品説明欄には最低限の女の子情報のみ。
何の価値もない無料コンテンツしか提供していない状態で有料コンテンツが売れるワケがありません。商売舐めすぎです。
こういう人に限って次のような言い訳をします。
こういう考えするのが一番ダメ。価値のない無料コンテンツ提供しちゃったらそれに連動する有料コンテンツも価値ないと思われて終わりです。誰も課金なんかしてくれません。
例えば肉まんの試食で、シート剥がした部分にこびりついた皮の一部だけ食わされて「肉まん本体は最高に美味しいですよ!買ってください!」って言われたらどうします?そんな舐めたやり方されたら誰も買わんでしょう。
「でも無料コンテンツではほとんど本編見せずに「本編で続き見たい!」と思わせて有料コンテンツに課金してくれるってパターンもあるのでは?」と一縷の望みを託す人もいるでしょう。確かに一部の方は無料部分でほとんど露出せず大事なシーンは見せずに、多くの有料課金者を集めていたりします。
そういう方は例外なのでしょうか?アカウントによってやり方が様々あるから自分なりのやり方を見つける必要があるのでしょうか?
違います。どのようなアカウントでも無料→有料の流れは共通だし、「価値ある無料コンテンツを提供し、その後有料コンテンツを提供すべし」という本質には一切例外はありません。
有料コンテンツへの移行を促進する「価値ある無料コンテンツ」とは何か?
おそらく「無料コンテンツ」という呼び方をすると、どうしても「サンプル画像」や「サンプル動画」のような具体的な一つのコンテンツを連想しがちですが、ここは発想を転換する必要があります。
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