一気に50万円くらいの買い物した！(NASはじめました)

珍貝マコト

この記事は一週間ほど無料公開したのちメンバーシップ限定記事になります。

おはようございます！

先日かなりデカイ買い物をしました。

データ管理用に「RAID(レイド)」というシステムを組むために、必要な機材を一気に買い揃えました。

※「そもそもRAIDって何？」という感じの方は下記ページをご参照ください。

めちゃめちゃザックリ説明するなら「効率よく安全にデータを保管するためのドデカい箱を作りますよ」という感じです。もうちょっと具体的にいうなら「複数のHDDを組み合わせて一つの大容量HDDとして取り扱うシステム」です。

そしてRAIDを組んだ大容量ストレージに、ネットワーク経由でアクセスできるように構築されたシステムを「NAS」と呼びます。

私、珍貝マコトは約一年前に過去の撮影データ約8TB分をぶっ飛ばしたことがあります。

このとき起こったのは、デスクトップPCの記録用ハードディスクが物理的に破損してしまい、その中に記録されていた過去作のデータが全て閲覧不能になってしまった、という大事件です。

中には発売直後に200万円ほど売上を叩き出したバケモノ作品も含まれていました。原本データを再編集して新たに発売するだけでもこれから数十万円の売り上げくらいは簡単に稼いでくれる超優秀な商品が、一瞬のうちに消失してしまったのです。

このとき、データ管理に詳しい方々に意見を聞いたところ「大切なデータは分散して二重に記録しておいた方がいい」というアドバイスをいただきました。

なのでこの後ハードディスクを買い足して、撮影関連のデータは二つのハードディスクに二重に保管しようと試みました。

しかしこの作業が非常に面倒くさい。

いちいち二箇所にデータを保管しなきゃいけないから作業量二倍になるし、ハードディスクの転送量の関係で非常に時間がかかる。

撮影原本データくらいならまだ一回保存すれば終わりだからマシだが、編集後の作品データなどは編集するたびに内容や数が変わってしまうので、もはや常に二重に保管するなんて不可能。

気付けば以前同様ハードディスクに乱雑にデータ保管する、という体制に戻ってしまいました。

(これではまたハードディスクが故障したら結局データを無駄にしてしまう…)

そんな状況を打破してくれる可能性を秘めていたのがRAIDシステムでした。

RAIDシステムを知ったキッカケ

そもそもつい1年前までRAIDシステムなるものを知りませんでした。ゆえにデータ消失事件後は複数ハードディスクを買い足して自力で分散保存しようと試みました。

しかしとあるメンバーシップ会員さんがオープンチャット上で発言してくれたことでRAIDシステムの存在を知り、最終的には本格導入するにまで至ったのです。

※QNAP…RAID組むためのケース部分のメーカー・商品名
SOHO…Small Office, Home Officeの略

うちのメンバーシップにたまに現れる「エ〼以外のその道のプロ」によると、大容量データを取り扱うなら「RAID組んでNAS化すべし」とのこと。

今までは仕事用の自作PCに8TBのHDDをまず用意してそこにデータを溜めていき、いっぱいになったらもう一個足し、というのを繰り返してきました。

データ少ないうちは特に気にならなかったのですが、HDDが4つ5つと増えていくと、PC周りがHDDで溢れて安全に管理するのがどんどん難しくなってしまいました。
(そのせいで一つHDDが壊れて大惨事になったのです…)

一方のRAIDを組んだNASはどうかというと、まずは大容量ストレージを確保できるということと「万が一HDDが壊れてもリカバリーするシステムが備わっている」ので、安全性もバツグンです。

だったらさっさとNAS取り入れればいいじゃんとなりそうなもんですが、ここには一つ大きな問題が立ちはだかります。

NAS最大のハードル

前章の有識者のアドバイス通りに「20TBハードディスクを8つ」用意し、さらにNAS用のケースを用意するとなると、費用は以下の通りです。

20TBHDD…一台6万円×8=48万円
NAS用ケース…16万円

合計…64万円

そうです、大容量のNASを用意するためにはびっくりするくらいお金がかかります。

そりゃあ140TBもの膨大なストレージを用意しようと思ったら単価の安いHDDを使ったとしてもMacbookの最高スペックのやつ買うくらいには金額が跳ね上がってしまうのです。

とはいえ、もしここでケチってデータ管理体制を脆弱なまま放置し、万が一また大切な撮影データが吹っ飛んでしまったら50万60万の損失では済みません。数百万単位の損失になってしまいます。

であればデータを安全に管理するのにしっかりお金をかけるメリットは十分にあると考えられます。

実際に購入したものがこちら

ということでNASとNAS用のHDDを購入したわけですが、実際に購入したものがこちらです。

【NAS用ケース】

【NAS用HDD】

合わせて約50万の超高額の買い物です！これにて実に80TBもの大容量ストレージが手に入ることになります！

こちらを今週中に組んで実戦投入します。使い心地や効果の方がどうかなどは追ってレポートします。

※ちなみにこのアイテムを購入する前に一度有識者にアドバイスを仰いだらものすごく具体的な返答があったおかげでわりかしスムーズに購入にまでこぎつけることができました。有識者の某氏、心より感謝申し上げます。
(後日いただいたアドバイス内容はメンバーシップ限定記事になったタイミングに全文載せます)

同人AVやるならデータは命です。普段あまりデータが壊れるとか消えるとかの事態は経験しにくいですが、実際に経験してしまった身としては、普段から当たり前のようにデータを安全に管理する体制を整えるのが大事だと痛感しております。

PCで大容量データを安全に取り扱いたいと思っている方は参考にしてみてください。

まったねー。

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