周りの人のほうが、よーく分かってくれてる
そういうことは、結構たくさんある。
こないだ友だちが、いつかまた私がフルスロットルで働いてしまうのではないか、と心配してくれました。
そう言われて、ふふっと笑っちゃった。
心配してくれて嬉しい微笑みと、図星すぎる苦笑いと、こういうこと前にも他の人に言われたなという思い出し笑いと。
前職で部署異動するとき、古巣からいただいたメッセージアルバムに「あなたはどこに行っても大丈夫だろうけど、頑張り屋さんだから心配です。ゆっくり無理せずね」と何人かに書かれました。
そのときは「あぁ見てくれてたんだ」と、頑張り認定がほくほく嬉しくて、せっかくの忠告をあんまり重く受け止めなかったんだけど。
その結果、案の定頑張りすぎてバランス崩しちゃったので、古巣のみなさんはたぶん、予言者でした(笑)
だから、さすがに今回は「そうだよね、気をつける。まじありがと」と素直に心に刻みました。
ところで、なんで頑張ってしまうのかと考えてみると、たぶん私の場合は、前向きな理由からではありません。
何でもYESと答えて、できる限りの先回りをして、あくせく動き回るのは、決して自分がやりたいからとか、成長したいからとかではない。実はそんなに、周りの人を思いやってでもない。
白状すると、頑張れば頑張るほど、つらくなればつらくなるほど、誰も私に文句を言えないだろうという気持ちが背景にはある。
言ってしまえば、できる限りの貸しをつくってやろう、なんて気持ちなのかもしれません。
「これでもまだ仕事を投げてくる?ハーン、まあまあいいよ。あなたが良いと思うんならね。別にやれますけどね?」という無言の圧でもある。
性格悪ぅ………!
一方、そんなひねくれた動機だけで走り続ける私を、少し離れたところから見守る人からは「ねぇ、大丈夫?あんなの受けることないよ。」「ガツンと言っていいんだよ。なんなら私が言おうか?」なんて優しい声をかけられたりもする。
そして、実はこれには、麻薬のような心地良さ(やったことないから分からんけど)があり、だからこそ無意識のうちに、さらに頑張り続けてしまうのです。
やめられない、とまらない🦐
さらに、これも麻薬と一緒ですが、気づいたときには身も心もズタボロになってるわけ。
あんまり良い例えではなかったかもしれないけれど、同じように頑張り続けてしまう人のなかには、ちょっとストンときた人もいるんじゃないかなと思います。
ただ、頑張りすぎに関しては、周りから差し伸べられる手を素直に掴めば、(たぶん麻薬よりははるかに)簡単に抜け出すことができるから。
「頑張りすぎないで」と言われて「それができたら困ってねぇ!」とか「これだけが取り柄やねん!」と突っぱねるのではなく、「そっか、じゃあちょっと手を抜いてもいっか」と素直に力を緩めたいよね。
急にはできないけどね。
なので、思い出したときだけでもフッと肩の力を抜いて、少しずつ頑張り依存から抜け出せたらいいなと思います。
心の中で「私はHKT(はやく帰り隊)」と唱えて、頭に刷り込んでしまいましょう。
冒頭の友達からもらった、この最強卍おまじないワードをみなさんにおすそ分けして、今日はおやすみなさい。