毎日刹那を生きる女たち
素晴らしい映画でした。
やはり白石監督は裏切らないですね。
デリヘルで働く3人の女性、
彼女達は毎日見知らぬ男と裸で向き合い、
一時の癒しを与えている。
時には、
彼女たちもが、癒しを得ることもある。
だがどちらにしても、
それらは刹那に過ぎない。
何かに繋がる訳でもなく、
ただただ、
一時の癒しを日々経験する人々。
僕自身、風俗に通っていることもあり、
とても考えさせられる内容でした。
風俗は確実に癒しを得られる夢の世界、
しかし、
それは一時しか続かない。
でも、もし、それを毎日経験していたら、
人はどうなるのか。
その非日常が日常化し、
さらなる欲が出る。
こう考えると、
風俗通いも、
風俗嬢も、
満たされない何かを求め、
必死に刹那にしがみついているのかもしれません。
必見の一作です!