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うつ病患者、推しのライブへ行く

こんにちは
お久しぶりです。染次郎ことさかそうです。

ここ半年、課外活動に、演劇に、遊びに?!大忙しだったため更新がままならない状態になっていました。

そんなこんなで年は明けたわけですが、体調がすぐれない日が続き、頭の中はパニックに、人が怖くなり不安だらけになるなど、中々不安定な2025年の船出となっています。

そんなことになるとはつゆ知らず、半年以上前に購入していた上白石萌音さんのライブのチケットが手元にある……が、どうしよう、リセールはできないようだし、行けるだろうか、途中で体調が悪くなったらどうしよう。

そんなことを考えているうちに、ライブ当日の1月19日に。朝の体調は微妙。なんとかライブが行われる福井に行くことはできたものの、様々な考えと不安が襲ってくる。これはやばい。よし。ここまで来たら考え方を変えて、萌音ちゃんに救いを、助けを求めよう!(意味が分からない)。そうすることで、少し安心したし、ライブが楽しみになってきた。

福井駅前の恐竜とサイゼリ〇

いざ、開演。始まるや否や、私の目から涙が止まらない。何が起こってしまったんだ!くるくる踊りながら歌う萌音ちゃんが涙で見えない。
そこには確かに推しがいる。私の自己嫌悪や不安を吹き飛ばすように、ステージの上で歌っている推しがいた。そこだけ、萌音ちゃんの周りだけ違うように感じた。

そこからは、なにか全力で表現している人からしか得られないパワーやエネルギーを感じた。

音楽オタクの私は、頭をこねくり回してあーだこーだと聞く癖がある。歌詞なんてどうでもよくね?なんて言ったりした。しかしこの時は違った。ストレートに歌を、歌詞を、言葉を感じ取ることができたのだ。

恐らく、ご本人は言葉を大切に、丁寧に扱う方なのだと思う。伝えたいことを丁寧に、観客に、そこにいる人全員にむけて投げていた印象があった。
やはり、役者さんの歌う歌は違うな~と感じたし、まるで演技をしているかのように、入り込んで歌う場面もあった。

批評っぽい言い方をすると、良質な「歌モノ」だな。ジャズボーカルとかめっちゃ似合いそうとか考えてみたり。
もっとボーカリストとして評価されていいと思うし、エンターテイナーとして評価されてほしいなーなんて。ライブに行ったらびっくりってタイプである。

そんなこんなで、ライブは終わった。大満足であった。最後のカーテンコール的なところでは涙が止まらなかった。
普段は負の感情に使いがちな感情を受信するアンテナを、いいように有効活用できたような気がした。

こんな力強いパワーを発する方、今回は音楽だったが、一体どんな演技をするのだろう。どんな表現をするのだろう。映画やドラマもそうだが、生の芝居を観てみたくなった。ミュージカルも観てみたい。

気づけば将来を悲観して、自己嫌悪に陥っていた自分が、これからやりたいことを考えるようになっていた。

帰宅後、さっそくファンクラブに入会した。
私の推し活は、まだ始まったばかりである。

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