見出し画像

2024夏アニメ感想

色々言いたいことがある夏アニメも、ATRI最終回を以って無事に終了。なんと今期は15本ほども逃げてしまった。あまり偉そうなことを言えないのですが、一応今期も書きます。

そんなにモチベがなかったのですが、何と20000文字も書いてしまった。大した内容ではありませんが、よろしくお願いいたします。

今期の評価はこんなところです。

というわけで29本。

では、以下は各アニメの感想です。


S

今回、ここに置くアニメはありません。


A+

負けヒロインが多すぎる!

キモいオタクだから本当は逆張ろうと思ったんだけど、普通に良いアニメだった。A-1による良く動く作画によってキャラクターも生き生きしていたし、遠野ひかるを筆頭に声優陣の演技も高水準にあり、視覚的にも聴覚的にも楽しめた。内容も中々見ごたえがあって、特段逆張る意味もなかったです。

当初から小鞠たそが気になっていたので、あの3人の中で一番好きな話だったのは小鞠たそ回。そも檸檬回の合宿で告っていたし、本編では結構優遇されていた子だったのかも。

自分は高校生の時、3年間通じて文化祭が結構楽しい思い出として記録されているので、アニメの文化祭回が好きだったりする。氷菓が一番好きな文化祭回だったんだけど、このアニメの文化祭の雰囲気はアレに匹敵するくらい好きだった。文化祭特有の何でもあり感、お祭り感がよく描かれていたと思う。
小鞠たその話として見てもいい回だった。ここまで準備してきた展示の成功に、今まで出てきたキャラが大集合。まるで最終回。最後のちょっとビターな終わり方も好き。個人的にこのアニメで一番好きな回だった。

11話、すなわち小鞠たんの最終回。ここは少し気になったところがある。そもそも文化祭回で終わってもよかったんじゃないかなと思っていたんだけど、部長としての彼女を更に触れるための部長会というのは納得している。ただ結局失敗に終わってしまい、温水くんも2回(テーマパークで説得したときと、部長会本番の2回)失敗した感もあり、帰結としても温水くんが部長になるというエンド。う~ん、これだと結局コマリンは成功体験を得られないまま終わってしまっている感があって、イマイチ納得できていなかった。

最後3人で笑いあったり、ぬっくんとコマリンがトークアプリで熱血トークしていたり、青春ってこういうものですよねと提示されればそれまで。そういう形で納得はしている。自分って結構ハッピーエンドを求めているんだなあというのが分かったような気がした。

八奈見杏菜ちゃんも、温水佳樹ちゃんも、かなり便利なキャラだなと思った。特に八奈見はコマリン回で色々本質的なことをつぶやく、まるでお助けキャラみたいになっていたのが印象的。個人回でも目立っていたし、後半もキャラが死んでいなかったし、良いキャラだったと思う。佳樹ちゃんもね...…声優が違う人だったら好きだったと思う。いつまで引きずる?

コマリン役の寺澤百花さんについて調べてみると、歴は短いながら柚木さんの末っ子とか、ブルアカのユズとか結構それなりの役はもらえているらしい。今後のご活躍をお祈りいたします。

というわけで今期一番面白かった、というか唯一の高評価アニメはコレだけという寂しいことに。このくらいのアニメはクールであと3~5本は欲しいんですけどね...…。


A

烏は主を選ばない

終わってみれば7話しかやっていないんだな、というのが驚き。流石に1期ほどの内容は期待していなかったんだけど、めちゃくちゃ面白かった。宮中の話だけではなく、山内という世界観を描く点でもこんなに面白いアニメになるのかというのは嬉しいサプライズだった。

山内という世界が実は...…。小梅の両親が実は...…。民をキチガイにする薬の正体が実は...…。などなど。1期では最初に話の地盤を作り上げて最後に爆発させるという構成だった記憶。その流れを知っているから2クール目は「どうせ最後に収束するんだろ?」という見方で見れたのでとても見やすかった。というかこういう態度で見るのが正解だと思っているので、あらゆる要素を頭に叩き込んだおかげで今回のネタバラシも非常に見ごたえあった。

こういう作品って絶対アニメに向いていないと思っているんだけど、不思議とスルスル見れた。2クール目はたったの7話しかなかった分、毎週何かしらの大きな要素が出ていたような気がするし、話数の少なさで見やすかったというのもあるかもしれない。

久しぶりに真赭の薄が出てきた時、マジでドカ湧き。1クール目で一番好きだったのは白珠ちゃんだったんだけど、真赭の薄さんも凄い良いキャラだったのを思い出して良い気持ちに。

とりあえずここで終わったけど、まだまだ話は続きそうな終わり。噂によると、あせびがまた大暴れするとか何とか。放送後即再放送が決まったことからも続編を期待したい。良いアニメでした。NHKの深夜アニメ、かくあるべし。


先輩はおとこのこ

恋愛、学校での人間関係、同性愛、女装男子、家族...…。どれか一つだけでも一つの作品が描けそうな要素を全てぶっ込んだ闇鍋のような作品だったのに、不思議と散らかった印象になく見ていて楽しいアニメだった。

一番記憶に残っているのは最後。ここまでマコト先輩の女装癖に対して異常クラスに毛嫌いしていたママの過去が明らかになった回。これは確かにヒステリックになるわと強い説得力があってよかった。自分が使わなくなったコスメやらアクセなどを拾って使うパパを見たら誰でもああなると思う。よくもまあこんな設定を作ったなと感心。

ただこういう闇鍋っぽい作品らしく色々ツッコミどころはある。例えば、今やマコト先輩はクラスの人気者みたいになってるけど以前黒板に女装男子であることを大々的に描かれていた過去があって、明らかに学校の雰囲気が変わり過ぎだろうというところとか。マコト先輩に男らしいものを求める割に幼少期にちょっと可愛らしいものを与えたりしていた母親とか。こういうツッコミどころがあるから、ちびっこの両親の問題も何かあっさり解決しちゃったりするのかなという不安はある。今思えばマコト先輩もちびっこも、家庭環境が特殊という点は共通なんですよね。

今期もいろいろな萌えキャラがいましたが、大我竜二くんは中々良い萌えキャラだったと思っています。都合のいい負けヒロインみたいになってて悔しいですが、これぞ負けヒロインというキャラ設定。このアニメで一番好きなキャラは普通に竜二くんです。

映画をやるのはビックリ。多分かなり少ない人間しか見ないと思うし強気な戦略だなあと思うけど、気になるので見に行く。漫画全9巻の内、8巻くらいまでを1クールに収めているっぽそうで、逆に映画はストック少なすぎないか?と思っている。60分以下なのかなあ。どう終わるのか、非常に楽しみ。


逃げ上手の若君

少し前のアニメに平家物語ってアニメがあったんですが、あのようなゴリゴリの歴史フォーカスアニメという感じではない。でも、コミカルに歴史をなぞれる点で好きだった。大河ドラマの真田丸の初期とかこんな感じだったのを思い出した。

馬鹿みたいにわかりやすいキャラ付けが、自分みたいな「人の名前を2次元でも3次元でも覚えられない人間」にとっては助かった。EDはそんなくどいほどキャラ付けされたキャラたちが、好き放題動いていたので覚えやすかった。ほぼ全員死んでる人しか載っていないバスが一番好きなカット。

内容としても上々。2話が作画的にも一番好きで、8話の狭い部屋でとにかく逃げまくるところも好きだった。やっぱり時行様が頑張っているシーンが面白かったんだと思う。サブキャラが魅力的だからこそ、主人公が映える、そんな典型の作品。
萌え豚だから雫たそをもっと出してほしかった。そこだけ不満。

どうやらジャンプだとそんなに人気のある作品ではないとか。アンデッドアンラックくらいらしい。それはなんとなくわかって、明らかにこの作品ってアニメーションの力が大きいと思っている。アンデラもそうだった。
作画だけではなく、演出としても。最終回は絵巻のような形で「こんな話もあったんです」という感じで終わったのがとても印象深い。良い演出だと思う。

2期が決まったのは素直にうれしい。そもそも最後どうなるか何となくわかっているアニメなので、内容が担保されている点で強い作品だと思います。歴史モノ作品の良いところですね。楽しみ。


A-

下の階には澪がいる

最後まで如月澪を好きになれず、そこだけは主人公と私の間で完全に分離されてしまったのだが、基本的には今時珍しいオーソドックスな三角関係でよかったと思います。だって今期って変なラブコメ多いし...…。

どう見てもこのアニメってマコト先輩を好きになるようにできているような気がする。もちろんあの人も劣悪な家庭環境で、メンヘラで、暴力的な側面があるのですが...…。サラ先輩も面白そうな人だったけど、全くと言っていいほど割り込めていなくて草。

監督曰く、中国では澪が一番人気だったらしい。う~ん、文化の違い?俺がおかしい?しかし、韓国の漫画を、BiliBiliが制作して、日本で放映する...…って何か不思議な遍歴だ。

内容に話を戻すと、マコト先輩の負けっぷりは良かったと思う。YO君が言い訳として「恋愛は、タイミングなんだ…」と言っていたが、これは至言だと思う。
確かに全てにおいて言える。凪あすの潮留美海も、あの夏の谷川柑菜も、とらドラの櫛枝実乃梨も、俺ガイルの由比ヶ浜結衣も、負けヒロインの焼塩檸檬も、タイミングが違えば勝っていたかもしれない。良いこと言うなと思った。

お互い遠慮した末に、YO君の目の前に澪という劇薬が現れてしまったことで揺れていたYO君の心が傾いてしまった。マコト先輩も変な遠慮をしなければ...…。最終話で後悔を吐露するシーン、非常に胸を打たれた。
っていうのを、中の人が言ってくれていた。

やろうと思えばこんなうじうじしていて、暴力的で、家庭環境終わっている先輩をさっさと終わらせて澪とのイチャコラに話を割くこともできたと思うんだけど、それをせずにマコト先輩との話を最後2話たっぷり使ってくれたことに感謝したい。良いアニメだった。

良いアニメには、良い声優が付き物です。


真夜中ぱんチ

PA3作でこの作品が一番面白くなるとは。サクナヒメは正直自分には合わないのがわかっていたので2話で早々離脱してしまったので何とも言えないが。

最初はそこまで面白いとは思っていなかったのだが、何となく面白くなったかな?と思い始めたのはインフルエンサーフェスみたいな回(8話)辺りだろうか。あの回はただでさえハチャメチャな回だったけど、何となくYouTuberのフェスのノリってファン含めてこんな感じだろうな、みたいな俺の持ってる偏見がそのまま脳内から出てきたみたいな雰囲気でヤバかった。この回でようやくわかったんだけど、まさきちってシンプルにキチガイだよね。

うすうすこの回辺りから「妙に配信者ファンのノリがリアルだな…」と思い始めたんだけど、最終回結構びっくりした。OP映像のコメントからしてそんな感じだったけど、完全に衛門のノリのコメントが散見された。絶対制作側にそういう人がいるんだよな。

さて、インフルエンサーフェス回からはまさきち妹回→しげゆき回→りぶ失踪回→最終回と怒涛の展開だった。ここらへんはずっと面白かったと思う。しげゆきはもっと早く出してほしかったけどなあ~。結構魅力ある良いキャラだったと思うんだが。

最後はりぶの盛大などっきりでした、というエンド。「YouTubeのコメントは何が悪意で、何がファンなのかわからんから、もう吹っ切れる!」という帰結に至ったまさきちは強い。確かに「明らかにアンチにしか見えないコメントをするファン」って一定数いるんですよね。これは配信者を見ている人ならわかると思います。「イジリコメント」と「アンチコメント」は紙一重。小見川千明のキャラがまさしくそれを表していました。配信者とそのファンのリアリティがかなり濃いのが全体通して印象的だった。

配信外は悪意だったけど、まさきちの周りは実はハッピーでしたというのもいいエンドだったと思う。はりシスは結構仲が良かったってのも個人的に好きなポイント。同じノリを持つPAアニメとして「アキバ冥途戦争」があったけど、アレよりは見やすくてこっちの方が好きかも。良いアニメだったと思います。


かつて魔法少女と悪は敵対していた。

ボンズのアニメを見るのは、おそらく文スト4期以来。非ロングアニメで言えば「ヴァニタスの手記」まで遡るかも。
文ストもヴァニタスも、ハイクオリティな作画に時折挟まれるSDキャラっぽい可愛らしい絵のメリハリが特徴で、ボンズ全体がそういうイメージ。自分のアニメ範囲だと滅多に見れないけど好きな制作会社。

という制作会社が作ってくれたおかげで、ドスケベで萌え過ぎる最高のアニメーションになっていたと思う。白夜ちゃん、俺と暮らそう。

内容としてはミラと白夜ちゃんがただただイチャコラする一辺倒。30分だったらどうだったかも、15分だからこそ程よく見やすい良いアニメになっていたと思います。ここ最近は15分アニメという文明が消え去っていたけど、今期はコレとデブエルフの2本もある。正直「15分だったらなあ」というアニメは無限にあるので、もっと軽率に15分アニメにしてくれても俺は良いと思っています。手品先輩・なんでここに先生が!?・ソウナンですか?・ヤマノススメなどなど15分アニメでも名作ありますよ。

良いアニメでした。本当はもっとファックちゃんを見たかったけどな。


2.5次元の誘惑

コスプレアニメはエロいので好きです。エロガキなので、嬉しい。

結構本気でコスプレに触れるんだなというのはちょっと意外。もっと着せ恋みたいにカジュアルなコスプレアニメかと思ったら、コスプレイヤーの思想・考えなどをそれなりに深く触れていたり、人間の嫉妬心など結構ディープなところまでやっていたのは好印象。ラブコメっぽい要素も少し触れていたりして地盤が出来ているし、2クール目はちょっと期待している。

いつまでその話?と言われそうだが、753さんの話だったかどこかで「好きなものを好きなだけ好きと言おう」みたいなフレーズが出てきて...…。早くマジデスのことを忘れたい。もう嫌なんです、この脳が。

面白いなと思ったのが、基本的にこのアニメってめっちゃ作画良いというわけではないと思うんですけど、コスプレイヤーの1枚!みたいなシーンは超気合の入っている1枚絵になっていたのが印象的。言ってしまえばコスプレイヤーもそういうイメージ。意図的かはわからないが、解像度の高い演出だなと思った。


僕の妻は感情がない

タクマ様はキモいし、ミーナは何か怖いし、途中で増えたマモルはもっとキモくて怖いし、マジで何から何まで怖いアニメだったんだけど、何かメッチャ好きだったんだよな...…。

なんやかんやでこのアニメを面白いかもと思い始めたのはマモル君が出てき始めたあたりかな。家族ごっこの加速には頭痛を覚えたものだったが、作中でも語られていた通り「何か可愛い」ように見えてしまった。洗脳されてるかな、このアニメに...…。

思ったより真面目にロボットと人間の生活を描くんだなと思った。一番面白いなと思ったのは映画をマモル君と見に行く回。ここではマモルくんが一緒に映画を見ていいかを検査するシーンがあった。この時、それを審査するCV.金元寿子の爆乳ロボットがいたけど、ここらへんの真面目な設定は「AIの遺伝子」を思い出した。
現代からしたら異質で未来的な日常生活描写を描いてくれるの、ちょっと好き。おつかい回も好きだった。
めっちゃ感情ありますよ、みたいなATRIより、こっちのミーナの方が感情バリあるの面白かった。タイトルは普通に詐欺ですね。

OPはときのそら。ホロライブってドル売りでたまに荒れたりするけど、アニタイを持っているのは1期生(このアニメ)と2期生(ジャヒーED)という倫理観は結構いいと思う。このOPも癖になって中々好き。ウッウー

マモルくんのCVは若井友希さん。今期の若井友希はマモルくんとエマ(NINJA KAMUI)。振れ幅が凄すぎる。そういえばプリティーシリーズでもレオナ・ウェストと緑川さらで全然違う演技だったんだよな。結構好きな声優です。
プリティーシリーズで思い出したんだけど、ミーナの課金促しボイスが伊藤かな恵って普通に確信犯だよな?ボイスもめが姉ぇさんぽかったんだが。


B+

疑似ハーレム

3話くらいで進級して、6話くらいで先輩が卒業した記憶。ずいぶん早いテンポだなあと思ったら、そのまま爆速で結婚まで行ってビックリした。色々な恋愛アニメを見たつもりだけど、1クールで高校生の出会いから、結婚まで書くアニメは流石に始めて見たかもしれん。「月がきれい」はED映像で描いた感じだったしな。

基本的には七倉凛ちゃん萌え萌えアニメーション。早見沙織さんは割と一辺倒な声をしがちだが、実はマジでいろいろな声出せるんですよね。そういうことを再確認出来て嬉しかった。キュアフェリーチェみたいな底抜けに明るい早見沙織ボイスをたまに聞きたくなるんです。

最後の展開は適当過ぎてビックリ。そんな簡単に女優になれることってあるんだ。でもそんなことはどうでもいいんです。だってこれって七倉凛萌え萌えアニメーションだから。


女神のカフェテラス

悔しいし、認めたくないんだけど、1期より絶対面白かったと思う。ここに置くのさえ過大評価だと思っているんだけど、今期のB基準を「しかのこ」「NINJA KAMUI」「SHY」辺りに据えていて、どう考えてもこいつらよりは面白かったと思うので、ここに置かざるを得ない。悔しい。

1期の時は結構真面目な話をしている印象にあって、そこがあまり面白く感じられなかった要素だったと記憶している。しかし2期は、確かに秋水ちゃんの過去はあったけれども、基本的には明るめのバカアニメという構築がなされていたと思う。下品すぎる笑いが多かったけど、俺って下品なジョークで笑っちゃうしょうもない人間だからさ...…。

絶対に自信を持って言えるのは、新たに加わった5人は絶対にいらなかったよなと思う。賑やかし程度にしかなってなかったし、その賑やかしも正直今いる5人で十分足りていると思う。何故追加したのかいまだによくわかっていない。しかもキービジュだとライバル扱いみたいになっていたけど、これって半分詐欺だよな?

最終回では風夏パロがあった。そういうのってやって大丈夫なんだ。


小市民シリーズ

今期2番目に「思っていたのと違う」と感じたアニメ。何なら、「おさかわ!」と言いたいところだったのに最後は「おさこわ…」となっていた。何もかもが期待を大きく逸れた謎のアニメという印象。

アニメとしては春編と夏編に分かれて計10話。まずは10話で終わらせた倫理観は素晴らしいと思う。やろうと思えば短編で12話にもできたんだろうけど、こういう手もありですね。

春は結構面白くなかったなと思っている。健吾のココアがあーだこーだ辺りで嫌な予感はしていたが、自転車がうんたらかんたらという話を見ても「そうなんだ…」くらいにしか思えなかった。

夏。話自体は中々面白かったと思う。小佐内さんが実は怖いというのは春でもうっすら示されていたので突然感というのはなかったと思う。

でもちょっと怖すぎた。身代金誘拐を仕立て上げるって。犯罪者に片足突っ込んでますよ。
何より凄かったのが、まるでひろゆきみたいな論点ずらしでジョーゴローを責め立てるシーン。アニメの女の子がレスバトルする姿を見る時代、それが令和か...…。アニメの萌え萌え女を見てると思ったら匿名掲示板のレスバトラーを見ていた。何を言ってるのかわからねーと思うが...…。

そして最後は車が爆発してED。何なんだよこのアニメ...…。岐阜県ってどうやらとんでもない魔境らしいです。

秋が結構面白いとか原作オタが言ってた気がする。一応楽しみにしておくか。今後は距離感を離したジョーゴローと小佐内さんが再結合するまでの話を書くんだと思う。ちょっと面白そうなので期待しておこう。


俺は全てを【パリイ】する〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい〜

途中までは随分理解力のない主人公だなと思っていた。まるで上条当麻さんのような鈍感具合。というかシンプルに認識がヤバイシーンが何個かあった。一番覚えているのは、例のもらい物の剣を側溝の掃除に使おうとしていたこと。これは勘違いとかじゃなくて、ただのキチガイなんだよな。この辺で「~」以下の部分をようやく認知した。パリイだけのアニメじゃないってことですね。

村瀬歩のキャラが出てきて、よくわからん皇帝とバトる辺りは結構好きだった。話数にして8話以降か。白目になるところは正直不意打ちすぎて普通に笑ってしまった。

最後は過去を深堀りするチート薬師式構成。でももうすでに見てるんだよなあ~という感じであんまり気持ちが入らなかった。お嬢と番犬くんが最終話で過去を振り返る感じでずっと回想シーン入れてたけど、イメージ的にはそっちの方に近い。ちょっと尺稼ぎに見えてしまったのが残念。

まあでも悪いアニメではなかったと思う。何でもパリイするこのアニメ、何でもヒールするあのアニメとどっちが強いんだろう。


ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで

ARIFURETAとか好きな人が好きだろうな、と思っている。俺がそうなんです。

どう考えても過大評価なのは理解しているつもり。でもこういう成り上がり作品結構好きなんですよね。盾の勇者も1クール目くらいまでは好きだった。

2つ面白いと思っているところがあって、1つ目はテンポ感。マジでヤバい洞窟に閉じ込められて本当にヤバいですwみたいなよくある感じだと思ったら、ボスの人面種を案外サクッと殺したり、セラスアシュレイン(←ちなみにガチで萌えのキャラです)を助けたと思ったらすぐトーカ・ミモリに落ちるし、とにかく過程はさっさとぶっ飛ばす!みたいなスピード感は結構好き。

2つ目は人面種のビジュアル。あのキモさは凄い。こんなアニメで終わらせるには非常にもったいないくらい奇妙で魅力的なデザインだった。

たまにこのくらいのなろう系を好きになる瞬間があります。ちょっと前だと「暴食のベルセルク」とかちょっと好きだった。もっと前だと「モブせか」とか。「慎重勇者」は流石に格が違うか。

トーカ・ミモリさんのちょうどいい主人公感も嫌いじゃなかった。そこまでイキらず、悲しい過去に裏打ちされる苦労人っぷりもちょっと好き。虐待された過去・雑魚すぎてクラスメイトに排斥された現在と中々可哀そう。よく頑張っていると思います。

パラライズ!パラライズ!パラライズ!パラライズ!パラライズ!
パラーレイズ!
パラーレイ!
パルーレイ!
ブルーレイ!
ブルーレイ!!

このブルーレイの特典に、【ハズレ】なし!


エルフさんは痩せられない。

良いショートアニメでした。こういうちょっとエロいショートアニメとか、よほどのことがない限り大体好きになってしまう。「犬ひろ」とか好きそう。
次から次へと、よくもまあこんなにファンタジーキャラを出せるなあと感心した。なろう系でもこんなに見ることは無いと思う。

で、お前らは誰が好きだったんだよ。俺は...…最後に出てきたデブエルフの叔母です。

もしかしたら「まほあく」のところでも書いたかもしれないけど、15分アニメもっと増えてほしい。特にこういうエッチなアニメはショートの方が見やすいと思っている。僕が2番目に好きなショートアニメが「なんでここに先生が!?」なんですけど、コレは本当にちょうどよくて見やすくて大好きだった。エロを30分も見ていたら胸やけするので、15分がちょうどいい。持論です。30分エロ見せられて胸やけしたアニメの代表例が「女神寮の寮母くん」です。


恋は双子で割り切れない

ダチュラ!(意味はよくわかってない)

もしかしたら過大評価してるかもしれません。確かにこの12話で行われたことは「姉と妹がうだうだ言って、しかしながら特に何の進展もないまま終わる」というカスみたいな1クール。つまるところ、内容だけ見れば虚無。

でも、面白く感じちゃったんだから...…。
大分前に「ドメスティックな彼女」というアニメがあった。アレも大体こんな感じ。あっちと付き合って...…いやこっちと付き合って...…みたいな。あのアニメは貞操観念すら壊れていたので、JUNくんはよく頑張っています。いや、セックスの一発くらいはしてほしかったが。

自分はあのアニメがかなり好きで原作15巻くらいまで一気に読んだことがある。というわけで必然的にこのアニメも好きになってしまった。こんなアニメにつられてしまった自分が憎い。

ずっと思っていたんだけど、原作者って明らかに妹贔屓ですよね?姉を好きになる要素がなさすぎると思う。取ってつけたかのような地雷服・メンヘラ気質という薄っぺらい姉に対し、おそらく作者の趣味がかなり注ぎ込まれている妹。個人的にはキャラの魅力も流石に妹優勢過ぎると思った。恋は双子で割り切れない、というタイトルだが、どうやらキャラ設定も双子じゃ割り切れないようだ。

こういう男と女が一生しょうもないことであーだこーだするアニメ、ずっと好き。ちょっと前だと継母とかそんなイメージ。キミゼロの500倍は面白かったと思っているのでこの評価で。


B

デリコズ・ナーサリー

よくわからないコンテンツの、よくわからないアニメ。このアニメの名前500回くらい出してるけど、MARS REDとかと同じイメージ。吸血鬼という共通点もある。

子育て要素は結構面白かった。というか子供がガキ過ぎておもろい。私が好きなガキはもちろん、双子ガキですが...…。

どこかの話でイニシアチブを取られたおっさんが無理やり踊らされていた。実は今期、「逃走中グレートミッション」でも人格が乗っ取られて女の子が蜘蛛の動きをするみたいな展開があったんだけど、尊厳破壊って最近流行っているんですかね?

このイニシアチブを取られると危険なことは理解できたけど、何の対策もなく「イニシアチブを取られると、危険なんだ…!」ってなってたのが、何かウケた。100年だか何年だか危険なままらしいけど、のんきだ。

ところでこのアニメはめちゃくちゃな放送日程をしていて、10月中旬まで放送が無いらしい。果たして続きを見るかはちょっとまだわからない。


時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん

もちろん、皆さんはこの動画を最低10回は見たと思います。私は120万回再生していますが...…。

3話で急に過去をやり始めた時点でちょっと怪しいなと思っていたところ、7話辺りから学生議会という謎の話が始まって、こうしてこのアニメは志半ばで放映が止まってしまった。惜しいアニメだった。

学生議会って何だったんだろう。まあ百歩譲って1回目は許そう。何故2回も人と人が集団の前でスピーチをする話を見なくてはならないのか。暗黒微笑・兄vs暗黒微笑・キモウト。世も末だ。オタクが冷笑を流行らせた結果がこのアニメか。

前期に「第七王子」というアニメがあって、その時にこんな感想を書いた。

「どうぞどうぞ!このアニメはエッチですよ!」と我々を誘惑しておきながら「それではここからが本番!バトルアニメをお楽しみあれ!」というのは、有名人を勝手に使ってキャッチーなアピールをしておきながらドツボにハマらせる投資詐欺の手口と同一だ。

https://note.com/chinco45/n/n77d9cc374a56#9c47e1b9-7ed1-4e90-9c28-572aa03dc7c6

ロシデレって絶対2話のキモウトとか、4話のタンタンメン食う回とか、ちょっと前の学園ラノベみたいな回を適当にやって、それなりのタイミングでラブコメっぽくしてれば絶対そこそこの面白さはあったと思う。と思いきや見せられたのは「あ~調子乗ってる妹(兄)ぶっ飛ばして~w(コキッ」とか、どういうことなんだろう。そういう展開になってしまったことに対する感情は、怒りというよりシンプルな疑問。俺はまた、アニメに騙されちまったよ。
トホホ、もうこんなアニメはこりごりなのん...…。

とか思ってたら2期決まって草。お願いなので、もう学生議会だけは開かないでください。


NINJA KAMUI

ダークな設定に、結構頑張っている作画。少しだけ期待していたんだけど、残念ながら期待通りのアニメにはならなかった。

エマが死んでしまったところは面白かったと思う。このアニメって終わってみれば女しか死んでない気がする。アメリカって女の人殺したら怒られる偏見持っているんだけど、ただの偏見だったらしい。

最初の忍者バトルは作画もよくて「すげ~」となったんだけど、謎のパワードスーツになってからは結構動くCGくらいの感動くらいしかなかったのは少し物足りなかった。

内容もそんな感じでところどころ「おっ!」となる場面があったんだけど、最後までイマイチピンとこなかった。最後も、山路が死んでもまた次の忍者が現れる…みたいなおれたたエンドで、う~ん。オリジナルアニメでおれたたエンドにする意味っていまだに分かっていないので普通に不満。まあ、このくらいのアニメかな。


しかのこのこのここしたんたん

PVバズから始まるアニメもありというわけだ。あの頃Tiktokで踊っていた皆、このアニメは完走したのだろうか。

萌え豚としては女の子しか出てこないこのアニメを持ち上げるべきなのもしれないが、どうも面白いと思えなかった。基本的に萌えアニメは面白いと思っているんだけど、たま~にこういうハマれないアニメに出会ってしまうんですよね。あんハピ♪とか、咲うアルスノトリアとかがそうだった。

何となくここがハマらなかったんだろうなというポイントが2つあって、まず1つ目はこのアニメの9割を担っているギャグがあんまりおもしろいと思えなかった点。2つ目はツッコミのこしたんの声があんまり通っている感じが無くて妙に浮いてるように感じたところにあると思っている。
こればかりは深堀するところもなく、個人の感性ということになるんだろう。

最後にせんとくんを出してきたり、徹頭徹尾めちゃくちゃやっていたのは好印象。悪くないアニメだったんじゃないかなとは思っています。


SHY

1クール目より話が長くてしんどかった。1クール目は前半に単話完結の話をやって、そのあとペペシャさんの話を半分以上使うみたいな構成。ここの話も湿っぽい話を長々やっていて結構見ていてつらかった記憶。

2クール目はほぼずっと東京奪還編。時折スケベだったが、内容は変わらず湿っぽい話をずっとやる感じ。ほぼ1クール分そんな感じで、普通に気が滅入った。

話自体はどこかで見たような話で簡単に脳に入り込んだ。だが、話が分かるというのと面白く感じるかはまた別という話。この忍者姉妹の話に入り込めたら面白く感じるんだろうなあ、と他人事のように見てしまった。

まるで小石川さんがヒロインみたいな立ち位置だが、全然そんなことはないのも1クール同様。これって原作からしてそうなんですかね。

では、早くSHINY GIRL/シャイ(CV.下地紫野)の配信をよろしくお願いしますね...…。


狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF

今回の話は前半ほとんどホロが出てこない話で、後半は旧作で描かれなかったらしいエピソードという感じだった。

僕はこのアニメを見るときホロしか見ていないので、細かい商業の話とかは何も聞いていない。なので前半のホロがほとんど出ていない話はマジで全然覚えていない。何か、金のサイコロみたいなやつとか、何か、種崎敦美がやってそうな考古学者みたいな人がいたりとか...…。

後半はシスターの話。まあ正直、何で旧作で描かれなかったのかという理由がなんとなく分かる回だった。
「教会にいるとヤバイ!」→「ホロに乗って逃げる!」→「やっぱり戻って偉い人説得する!」で終わった24話はギャグアニメかと思った。

2期を見るかは悩み中。こういうアニメに全然ハマらないのは25年も生きていたらわかるので、どうしようかな。


戦国妖狐

惑星のさみだれ程ハマれていないな…というのが正直な感想。惑星のさみだれは2クールである程度まとまっていたけど、コレはいまだによくわかっていない。

正直1クール目の千夜くんも「ああいたねこんな子」くらいの印象しかなくて、そんな程度の印象しかもっていなかった子がKATAWARAとあーだこーだ言っていても、関心を持つ方が難しかった。なので最後の親子対決なんか、もう音声しか聞いていなかった。
月湖ちゃんは可愛かったんですけど...…。

フリーレンかよという速度で年がたったと思ったら、ついに主人公っぽいツラしてた真介すら退場してビックリ。結局2クールやって一番面白かった瞬間は灼岩ちゃんの話ということになるのかなあ。

3クールで終わりということは事前に言われていて、つまり次で終わり。AnimeJapanの戦国妖狐ステージで、プロデューサーがゴリゴリのネタバレをしたせいでどういう展開が来るかは知っているんだけど、それは確かに見てみたいので楽しみにしておく。惑星のさみだれは最後かなり良かったので、もしかしたら…という淡い期待を持っておくことにしよう。

このアニメはOPがあまりにもカッコよすぎるということで有名。HIBANA→KATAWARAの継投凄すぎ。お前らも精霊転化して千夜超えたか?


多数欠

何とも言えない。デスゲーム的なアニメだと思っていて、同じようなアニメだとプラチナエンドとか出会って5秒でバトルとか、そういうのと比べれば全然面白かったと思う。
成田実篤、メガネ先輩、神臣、ごぼう、ツダケンなどなど異常に立っていたキャラが何人もいたのも印象的。

ただストーリーの進みが異常に早すぎるというか...…。前期だと「Unnamed Memory」に近い。情緒がないまま爆速で展開が進んでいくので、流れ作業のように見えてしまった。特に皇帝戦は、意外とあっけなく、こんなもんなのかという感じで終わって新章に入ってちょっとびっくり。

第2主人公みたいな王のライオン(←異常名前過ぎる)は、ああナツキスバルみたいな子ね…と思って普通に逃げる準備も整えていたんだけど、12話(2クール目始まり)が結構面白かったので何だかんだ視聴続けるかも。あんまり期待はしていない。

中島由貴って、キャラによってはかなり悪目立ちする声してるよなと思う。伊藤美来とか、ちょっと前だと小見川千明に近い。


ATRI

ノベルゲームに疎すぎて、こんなゲームがあったらしいというのをこのアニメで知った。そのくらい何の情報もなく、透明な状態で見れたことは幸運だったかもしれない。

このアニメは3つに分かれていると考えている。日常パート・怖い義手のおっさんパート・謎の「エデン」パートという3つ。
前半はアトリちゃんが可愛くて結構好きだったりした。OP見ればわかる通り、この後何らかの不穏な展開が来るのはわかっていたし、こういうノベルゲームって大体最後トンデモ展開をしてくる印象にあるので、今のうちに楽しんでおけ!みたいなノリ。アニメ見てるとこういう特殊能力が身につきます。

しかしシリアスなお話はあまりにも最悪だった...…。例えば義手のおっさんが出てきてアトリちゃんの異常性をアピールするところ。やりたいことはわかるんだけど、「アトリちゃんの異常性をアピールすること」を主軸に「何かしらでアトリちゃんが可哀そうな目に合ってほしい」みたいなトッピングを注文されて、脚本として出されたのがこんなお話になってしまったという印象。最後まで見ても、あのおっさんが正直必要な存在だったのかよくわかっていない。急展開もいいところで、行き当たりばったりなライブ感で作られている悪い印象を持ってしまった。

一番ビックリしたのは11話。前に日記用ブログに書いたのをそのままコピペすると、

アトリちゃんの目が死んだぞ!→え、死んじゃうのん…?👈いいえ、バッテリー切れですw
巨大デカポッドで充電するぞ!→お~1話のアレか~!でも終末ハーレムみたいにロングスリープ入るんじゃない…?👈いいえ、30秒くらいで完了しますw
明らかに早すぎる充電ゲージの減り方→こんな都合のいいチート機器があるわけないから記憶損傷とか副作用あるんじゃないの…?👈いいえ、普通に記憶もありますし、ぱっと見無事ですw
目覚めるアトリ→ま、まあここからマスターとアトリのお話でシメなのかな…👈いいえ、今までほとんど出てないおばあさんの話始めますw

この話が突然出てきた時は本当に何から何までツッコミどころ満載。最終盤までずっとそんな感じだった。

最後まで見れば、こういうめちゃくちゃな展開も実は理由あるんですよ、という後付けで補完されていたので納得はできている。ただ、あんなに凄い技術を作れるお祖母ちゃんが、エデン起動のスイッチにアトリちゃんを据えた理由がよくわからなかったし(ボタンでよくね?)、一番謎だったのが48日だったかの猶予期間。そんな中途半端なバッテリー寿命を設定する理由が一番わからなかった。49日とか50日とかならわかるけど、48とか47とかだったはず。どういう理由だったのかは最後まで不明なまま。

最後はハッピーエンドっぽく終わってるけど、ナツキさんは結局ポッドからアトリを取り出せず、エデン終了と同時にアトリちゃんと電脳社会でハッピー!...…ってこれビターエンドっぽくないか?パワポケとかにありそうなエンディング。

悪いアニメではなかったと思っているけど、全体的にすっきりしたアニメではなく、ツッコミどころに溢れたアニメだった。バカアニメのノリをしていないバカアニメという一番触れづらいアニメ。そんな印象。


B-

義妹生活

原作者が信じられない文字数で毎話感想を書いていたので、アニメ・ブロガーとしてガチで勝負しようかと「vs作者!義妹生活の感想で勝手に文字数バトル!【アニメ感想】」とタイトルだけ作ったんだけど、そんなに書けないので不戦敗ということで失礼します。

8話くらいだったか、プールに行く回があったと思うんだけど、この回辺りからは結構面白かったと思っている。髪を切り捨てて、「浅村君」呼びから「兄さん」呼びに変えることで、表面上は吹っ切れた姿を見せるという綾瀬さんの姿は中々萌えだったと思います。
この後の「兄」と「妹」の関係を【擦り合わせる】までの話。これもよかったと思っている。義理の兄妹なんだから、一発くらいセックスしてもいいだろ!

とはいえ、やっぱり前半の最悪なアニメ構成がしんどかった。前期にシャニマスアニメがあったが、アレとそう変わらない作り。シャニマスよりひどかったのは、ところどころアニメキャラが遠いところにいて没入感がもっと薄かったところ。アニメーションの作画とかは基本的にどうでもいいんだけど、アニメキャラが遠い場所にいる絵を見せられると、その作品を他人事みたいな姿勢で見てしまうのであんまり好きではない。

正直中身も最後は嫌いじゃなかったけど、結局兄妹の関係に悩んでお互いの好意を自覚しただけで今後擦り合わせていこうねで終わってるし、中間の明らかに間延びした展開も相まって全体的に薄く感じた。プールに行くか行かないか、三者面談をどうするかでそれぞれ2・3話使っていたのも、う~ん。

原作の問題なのか、アニメの問題なのか、結局わかっていないまま視聴を終えた。3:7くらいでアニメが悪いと思っている。少なくとも、こんなしっとりしたつくりにする必要はなかったんじゃないかなと思っている。宣伝隊長真綾ちゃんとか明らかにこのアニメのつくりで浮いていた。ちょっともったいないアニメだった気がする。


VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた

Vtuberの切り抜きで何となく見たことあるような話をつぎはぎし、ガチゼロと下ネタでしか話を作れない最低最悪な中身だったと思っているが、それは中身だけの話であり、実際に映る情報としては最低最悪なアニメという感じではなかったと思う。

制作会社・監督は「不徳のギルド」と全く同じ。あのアニメも原作を超えているという声をちらほら見たし、実際中身も良かったけどアニメーションとして見ていて楽しい作品だったと記憶している。思えばあのアニメのOPはAメロで大昔のエロゲをパロっていた。このアニメも、原作からしてそんな感じっぽそうだけど、とにかくコメントやらなんやらでパロディを使いまくっていた印象。

アニメとしては本当によく頑張っていた作品だったと思う。ただし、どんなにアニメーションとして素晴らしくても中身を底上げすることは不可能なんだなと、改めてこのアニメを見て思った。やっぱりアニメって中身なんですよね。途中からは色々話を広げようとしていたけど、ガチゼロと下ネタでしか話を広げられないのは、作り手の引き出しのなさというか...…。

自分は2018年末から2020年夏くらいまでVtuberを見ていた。最初はオタクとクリスマスに本間ひまわりの配信を見て、そこから「バーチャルさんを見ている」から気になったキズナアイ・ヒメヒナの動画を全部見て、またにじさんじに帰ってきて鈴原るる・物述有栖・宇志海いちご辺りを積極的に見ていた。まあこのくらいVtuberにハマっていた時期があったので、何か既視感のあるVネタとかを見るのは少し懐かしい気持ちになっていたり。ストーカー回では、当時普通にショックだった鈴原るるちゃんの引退を思い出して、ウッってなった。

もちろんこれはひょっとしたら過大評価なのかもしれないという自覚もある。でも最終回がちょっとだけ良かったから...…。最終回の「バーチャルさんは見ている」ラインナップ、ヤバくなかったですか?キズナアイ、電脳少女シロ、ばーちゃる……あの頃を懐かしく思えた。しかもここの演出がちょっとだけTell Your Worldみたいなのもちょっとおもろい。

別に面白いアニメだったとは思っていないけど、決して悪いアニメだとは思っていない。もっと中身も作画もすべて最悪なアニメは存在する。この程度の作品でここまでバックアップ出来るのであれば、オリジナルアニメでVtuberマジでやりますとかやったら結構期待できるんじゃないでしょうかね?アレ...…何かちょっと前にVtuberをやる女の子のアニメがあったような...…。


菜なれ花なれ

今期、というかこの2024年で最も中身が崩壊していたアニメだったかもしれない。明らかに2クール前提で話を進めていたせいで、後半に尺が足りないとかそういうレベルではなくなっていた。
最早2クールにしてくれなかった嫌がらせかのように、本来やろうとしていた要素を詰め込みまくったようにも見えた。

何となく怪しいなと思ったのはブラジル人の話から。何故かコイツの話だけ2話も使っていたし、解決法も「作品内の有名な架空人物を呼んでいっぱい人来てよかった!」というあっけない感じで、ちょっとこのアニメ怪しいか?と思い始めた。

ガチで衝撃だったのは車いすちゃんの話。SNSの悪意からポンポンズがバラバラになり、車いすちゃんとカナタちゃんの仲も険悪になった時。車いすちゃんが例のコメントを書いたかもよ…と叙述トリック()を狙ってそうな作りも面白かったけど、車いすちゃんが歌いながら立ち始めて雨の中車いすからジャンプしたときはもう笑いが止まらなかった。危ないだろ、普通に...…。

危ない、と言えばそもそもその話が始まる前にカナタちゃんが雨の中例の場所で飛んだら普通に怪我しましたという話から始まるんだった。
1話をなぞる形にしたかったんだろうというのは納得できる。全体的にこのアニメはリアル調なのかファンタジーなのか、ノリがよくわからなかった。SNSで色々言われる、という周囲の設定はリアルなのに、肝心の主人公たちはパルクールしまくるキチガイ。友崎2期とかそうだったけど、主人公付近とその周辺のノリにギャップがあるアニメってどう見ればいいのか。いまだにわかっていない。

ただしこのアニメが一番酷かったのはここから。市ノ瀬加那先輩が出てき始めた辺りからはもうどうしようもなくなってしまった。

「市ノ瀬加那先輩が実はあのコメントの書き込み主だったんだ!」←まだその話するんだ…
「お詫びにポンポンズに入ります!」←よくわからん…
「カナタのチアリーディング復活を後押しします!終わったら学校辞めます!」←メンヘラすぎるだろ…
「説得するために超遠距離を10秒くらいで移動します!説得できました!応援ソング作るよ!部活復帰しました!飛べました!あ、中島由貴ちゃんはアイドル目指すために上京するよ!以上、ご視聴ありがとうございました!」←ヤバい

多分2クール前提で作っていたら、そうも言ってられない状況になってしまって、それでもどうしようもないからとりあえず構成していた要素全部入れちゃえ!みたいな感じなのかなと邪推している。
前半でブラジル人の話に2話使ったと思いきや後半はこれだし、あの辺までは2クール前提だったのかなと。

アクアトープは2クールだったし、過去のPAを考えれば全然2クールでもおかしくなかったと思うんですよね。どういう事情があったのかは外野の私たちから判別することはかなわないが、そう考えると不幸なアニメだったのかもしれない。

このブログの話をするとなれば、正直評価は結構困った。V伝より本当に下か?とか思ったんだけど、V伝は構成が破壊されていたとは思っていないのでこんな感じ。まあ、普通にしんどいアニメではあった。


C+

なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?

前期で言う出来損ない辺りと同じ印象。出来損ないほど作画的な面白さも薄く、何か壮大なファンタジー作品を見せられたんですね、という感想以外思い浮かばない。

リンネちゃんとか、レーレーンちゃんとか、ジャンヌとか、女の子は普通にかわいかった。思えばこの作者、キミ戦はミスミス隊長、神遊戯はパール・ダイヤモンドちゃんと女の子は良い。

中身は...…と言いたいが、キミ戦は普通に好きな設定だったし、神遊戯は確かにめちゃくちゃなアニメだったけどつまらなくはなかった。
だからこれって相当下振れな作品なんだろうなと思っている。シドがあーだこーだ言われても、はあそうですか…としかならなかった。今後このアニメを思い出すことはないだろう。

EDが3曲あるのだけがよくわからなかった。しかし誰もこのアニメに興味がないから気づかないのであった。「愛、アムネシア」の前にあったEDと、「愛、アムネシア」と、「愛、アムネシア」の後にあったEDに分かれます。


逃げたアニメ

今期はめっちゃ逃げているので懺悔コーナーも長い。

・現代語訳

逆に最後まで見ていたらどうだったんだろうという気になる気持ちはある。流石に1話で離脱。

・グレンダイザーU

自分が見るアニメではないだろうなということで1話で離脱。

・天穂のサクナヒメ

ゲーム原作アニメはいつもハマれない。閃の軌跡、ライザのアトリエ、聖剣伝説、ニーアオートマタ、スカーレットネクサス...…。これらってゲームが主題になっていて、ストーリーだけ追ってもあんまりってことなのかなと思っている。スカネクなんかはまさに典型だと思っていて、かなりストーリーはめちゃくちゃだった記憶。
こういう過去があってこのアニメも3話くらいで離脱。多分それでよかったんだろうとも思っている。

・異世界ゆるり紀行

絶対無理だろうという確信があった。1話で離脱。正解だったらしい。

・魔王軍最強の魔術師は人間だった

リアタイ出来ていたら見ていたかもなくらい。AbemaでCM地獄の中見るほどの何かを感じなかった。

・新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる。

これですよね。判断が早かったと反省している。おそらく1巻の内容だろうな、というところで逃げた。いつもの適当ななろう作品かあという感じ。どうやらかなり面白かったらしいですね。いや~、これは負けたと思っています。すみませんでした。

・モブから始まる探索英雄譚

これもリアタイだったら全然見ていたと思っている。どうしても配信で見るにはしんどい。OPのガチクソアニメ感は好きだった。

・異世界スーサイドスクワッド

一瞬面白そうなツラしてたけど、冷静に映画の元ネタ知らないしなあとなっちゃって5話くらいで離脱。終わってみれば全10話で見ようと思えば見れるけど、まあいいか...…。

・ばいばい、アース

これも10話だったそうで。こういう独特の雰囲気を持っているアニメは嫌いではないんだけど、この場合は関心を持てなかった。

・黄昏アウトフォーカス

とりあえず最初の2人の話だけは見た。別に嫌いではなかったんだけど、セックスばっかりで胃もたれした。多分この後もセックス一辺倒かなあと思って離脱。30分セックス見るのはしんどいよ。

・ラーメン赤猫

君に勧められない赤猫。

・杖と剣のウィストリア

面白そうかなと思ったけど、主人公をいじめる展開でしか話を作れてなくてちょっとしんどかったので4話で離脱。そういう「ざまあ」展開が好きだったら全然見れるんだろうけど、僕はアニメにその要素を求めたことが生涯で一度もない。

・この世界は不完全すぎる

倫理観が低すぎてビックリ。主人公以外の悪意はReMonsterのそれに近い。6話くらいまで見たので、これは絶対面白くないと思う。

・魔導具師ダリヤはうつむかない

一応見てたけど、リアタイだとBS放送の「ハズレ枠」と同枠で、流石にそっちの方が見たかった。こういう女性成り上がりアニメは、結構ハマれないことが多い。聖者の魔力は万能ですとか。それはシンプルな話で、エロがないからだと思います。

・ダンジョンの中の人

メタ要素で楽しむアニメもハマれないことが多い。「不完全」もそういう感じですよね。8話迄見て離脱なので、マジでしんどかった。萌えだけじゃ戦えない。


ロングアニメの感想

・わんだふるぷりきゅあ

大体プリキュアの話が谷間に入るクール。そこまで記憶に残っている回はない。ニコ様って必要なん?

・逃走中 グレートミッション

フランス編1。ドラゴンボールDAIMAがまさかの深夜枠でまだまだ続くこのアニメ。五輪に合わせてフランスにしたんだろうなあというどうでもいい感想。時折異常性癖が垣間見える展開があったのが気になる。今までで一番癖の強い回だと思う。

・ベイブレードX

今期1番面白かったアニメはベイブレードXです。今回のクールで判定をつけるなら特に迷いなく「S」をつけている。

仮面Zから始まり、ペンドラゴンの過去、マルチの過去、クロムのエクスへの執着、バードの故郷、そしてペンドラゴンvsペルソナ。どこの回を取っても名場面しかない。ここまでのベイブレードXはそれほどじゃなかったんだけど、このクールはイカれてた。最高のアニメーション。

一番好きだったのはマルチちゃんの話。マルチの過去で姉との確執、バードに与えたベイの意味、マルチとバードの絆に触れていた。この回のおかげでマルチvsシグル回は最高のバトルになっていたという点でも良い回だった。そしてペルソナって、ベイにしか興味のないエクス、高いプロ意識を持つマルチ、クソ雑魚ナメクジのバードと一見合わなそうなキャラの集まりですけど、実はメッチャ仲良いんですってのはちゃんと26話(バードがヘラったけど「俺たちがいるじゃねえか」と2人に言われてガチ泣きするバード)で示されているんですよね。
だからマルチとバードのオデコパシーが深いんです。凄い!そこまで考えられている。これを言えば、バードとエクスが田舎に帰る回もそう。このオフ回も、初期3人の仲の良さも、ところどころアイカツの星宮いちご・霧矢あおい・紫吹蘭の3人を思い出す。

そして最終決戦。ガチでアツかった。まずはマルチvsシグルの姉妹対決。前回の2人の離別があるからこそ、それまでの1万回の対戦があるからこそ、ここのマルチの思いが良かった。仲たがいになっていたと思っているのはマルチだけで、シグルはずっとマルチが好きなんですよね...…。時代は家族愛。この後大泣きするマルチもよかった。今思えばマルチは結構強い子だった。ここの涙には自分もつられた。

エクスvsクロム。クロムがシンプルなキチガイで凄かった。ヤンデレホモは確かにいくつかのアニメで見たことあるけど、ここまで正気を保てていなかったヤンホモは知らない。そこに真っ向から立ち向かう純粋無垢なエクスとの対比も良かった。クロムもおかしいけど、冷静にエクスもベイキチ過ぎて怖いんだよな。

バードvs仮面Z。これですよ。ここまで1回も勝っていないバードがスピンフィニッシュを決めた瞬間のドカ湧き具合が好きすぎる。そしてまさかのエクストリームフィニッシュ!?というシーンはマジで声出た。流石にそんな簡単に勝てないけど、でも1ポイント取ったという事実がカッコいい。「遊ぼうぜ!相棒!」...…お前、そんなかっこよかったか?

基本的にそこまで面白いアニメではなかったので、新章はほどほどの期待にはしておきたい。ただこのクールは爆発していた。こんなに面白いアニメも久しぶりに見た。手に汗握る最終決戦は2024年ベストバウトだろう。最高のアニメに出会えたことを感謝します。

・ポケットモンスター

引き続きテラスタル研修編。う~ん、ポケモンの話が増えたのはうれしいけど、やっぱりどうも面白くはない。ドドゲザンみたいな話は良かったけど、ジムリーダー戦がどうも茶番に見えてしまった。リコvsロイは良かったと思います。


おわりに

しかし今期はかなりしんどいクールだった。本数は多いのに、微妙なアニメが多いという最悪な感じ。もちろん面白いアニメも数本あったけど、飛び抜けて面白いアニメはなかった。自分がアニメを30本ほど見始めてワーストのクールだったと言わざるを得ない。

前クールがかなり良いクールだったと思っているだけにその落差もある。今秋アニメもちらほら見てるけど、かなり良い感触を得ています。今後「ああ、あのクールね」と悪い意味で思い出されるクールになりそう。

持論ですが、僕は夏ってかなり弱いクールだと思っています。21年から24年までの4年間で22年夏(アビス、サマレン、エクハなど)くらいかな。後は大体谷間のクールになっている印象。秋はいつもアニメが揃ってくる印象も同時に持っている。23年夏とか、MyGOが新作では一番面白くて、他だとシュガアプとか贄姫とか青オケみたいな続編ものになってた記憶。24夏は新作が多かった分、まだマシかな...…。

いや今期一番面白かったアニメはベイブレードXだわ。おかしいよ。

まだアニメに飽きていないので来期も書くでしょう。年末は忙しいので、アニメブログはまた来年になると思います。

今回はここまでです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?