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UX中心志向

気づいたこと

 自分の人生でやりたかったことは、より生活が便利になるUX(User eXperience: ユーザー体験)を作り上げて届けることだということに数ヶ月前に気づけた(もしくは整理できた)。

 この記事は主に自分の考えの整理としてが主目的であり、世の中の一般論として論じることではない。ただ、もしも共感してくれる人がいたら嬉しいなと思う。

 以前から「世の中や生活を便利にしたい」という気持ちのもとに行動してきたのは変わっていない。しかし、そのためにどんな思考や考えが必要なのか整理されていなかった。これまでは、漠然と世の中で話題になっている最新技術を使って、それを使うと解決できそうに見える課題に取り組むことだった。最新の技術を扱っているだけで、何か便利なものにきっとつながると思っていた。しかし、自分が取り組む課題は、世の中の人からしたら困っている課題ではなかった。

 その理由の考察として、衣食住などの基本的な日常生活で困ることが少ない現代では、新しいことをすることは時間的、金銭的、体力的にコストがかかる。今までできなかったことが、ちょっとできるようになるだけでは、魅力的なものになり得ないからだと思う。

きっかけ

 自分の経験では、ブロックチェーンが良い例だった(*1)。ブロックチェーンにより、仮想通貨という新しい概念ができ、生活行動と仮想通貨がつながることで、何かすごいことが起きると思っていた。実際は、新しい仮想通貨を作ったところで、それがどれほど流通するのか、便利になるのか怪しかった。自分自身を説得する理由をつけて、正当化していたが、

*1...ブロックチェーン自体は全く否定していない。実現したいUXに対して、ブロックチェーンが必要となるなら、活用すべきものである。何だかんだ最新動向は自分もチェックしている。

 もちろん、最先端だからという理由で最新技術をつきつめていけば、いつか何かしらのイノベーションが起きる可能性はある。ただ、何かすごいことが起きそうだからやってみるだけでは、生活を便利できるものが生まれる確率は低いだろう。

変化

 自分は理系出身なので、思考の発想が、技術ありきで物事を考えていた。しかし、有益なUXを考える出発点には、技術は関係ない(と思う)。~できるようする/~させるということ部分には、技術的な内容は入ってこないだろう。一方、そういうことを実現するための手段として、技術が必要になることはある。場合によっては、今はない技術が必要で研究や開発が必要になることもあれば、深く検討すれば既存の技術で十分実現できるかもしれない。究極的には、UXの設計と提供という点で、技術が必要ない場合もある。人力のみで実現できるかもしれないのだ。

やるべきこと

 まずは、世の中の課題を見つけること。その課題が解決される体験をUXとして届けることで価値が生まれると今は考えている。ただ、世の中で明らかに課題とわかるものは、ほぼ解決されている(or すぐに解決される)ので、人々の潜在的な課題を見つけないと、新しい価値は生まれにくい。そのためには、どうすれば良いのか?これに関しては、自分はまだ模索中である。自ら体験したり、行動することが大切だと思っている。まずは自分が不便に思うことでないと、世の中の人にとっても不便なことにならないからだ。

 世の中を便利にするUXについてや、その考え方などについて議論する場があるなら、積極的に参加したい。もし、そういう人たちが多くいるのに手軽に議論する場ないなら、ネットでそういう場を作っても良いかもしれない。


もし記事など良かったなと思いましたら、サポートよろしくお願いします。より良いコンテンツを作れるように実験や環境作りに使わさせて頂きます。