500円玉とペンチ

だだっ広い部屋に取り残された少しの荷物ももう救出されただろうか。

取り外せなくなった蛇口は見て見ぬふりで。


ひたすらに捨て続けたら気持ちがよくて
ごみ袋10袋を超える頃にはもう全部どうでもよくなって
ずっと笑えた。

たのしいね。

たのしいね、

すごくたのしい。

自分のようなともだちがいること。
とてもいい。

照らしたふたつのスマホライト。

ふたつ掲げ並べたプラカップ
綺麗な半月にっこり

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