苦手を克服するの罠
X(旧Twitter)で、夏目にーに先生のポストが流れてきました。
①弱点と強点との間で
プロになる人って、100点満点で120点の武器を持っていて。
でも同時に、致命的な弱点もあって。
弱点は、悪目立ちするんですよね。
その人の強点を、覆い隠してしまうほどに。
そこを改善するとポンと伸び、デビューに至るのですが。
この弱点を克服したって話ばかりが伝わりがちですね。
なので、投稿者もマネする。
結果、弱点はないけど強点もない、そつのないものに。
ちなみに、120点の武器を持っていて、特に大きな欠点がない人は、中学生や高校生で、デビューしていきますね。
②ダメ出しを欲しがる
こちらの、ぬこー様ちゃんさんの漫画も、非常に示唆的というか。
秀才タイプに多い、陥穽ですね。
モーツァルトとサリエリの差(あくまでも映画の中での)というか。
画像が重要なので、転載しておきますね。
オチが秀逸ですね。
③天才は自覚がない?
そもそも、強点のある人って、自分の120点の武器を120点と、意識していないんですよね。
最初からできた、やってみたらできた、誰でもできると思っているので。
そして、自分はあの人に比較してココが足りない、あそこが負けていると、マイナスポイントばかり見て、落ち込んでいたり。
才能があるってのは、他人の優れた点も、自分のダメのレベルも、わかるってことですから。
例えば某先生、投稿していた高校生時代、ネームの存在を知らず。
1ページ下書きからペン入れが終わってから、次のページをまた下書きから書くという方法で、初めての投稿作を書き上げ、17歳でデビューしましたが。
みんな30ページにピタッと収められて凄いなぁ、オレって才能ないなぁと、思ってたそうです。
天才なんて、そんなもんです。
コチラの本、刺さる人には刺さるので、興味がある方はご購入を。
以下は諸々、個人的なお知らせです。読み飛ばしていただいても構いません。
筆者の小説(電子書籍版)でございます。お買い上げいただければうれしゅうございます。
文章読本……っぽいものです。POD版もあります。
筆者がカバーデザイン(装幀)を担当した、叶精作先生の画集です。POD版もあります。
投げ銭も、お気に入りましたらどうぞ。