「今が楽しい」といえる幸せと幸せを怖いと思わない幸せ
どうも〜千夏です。
今回は何食べ(きのう何食べた?)の映画を母と観に行ったあとのエピソードを書きます。
何食べの映画に関する記事はまた書きますが、少しネタバレもあるためまだ映画見てない!という方は控えていただければと思います。
母とこの映画を観に行こうと約束したのはその2週間前のこと。
何食べにはまったのはさらに二か月前のこと。
はまる前の母はBLは全部気持ち悪いと言っており、
とても観たいなど言える状況ではありませんでした。
公開された月は一人で観に行くにしても計画が立てられないほど忙しく、観に行くのを諦めかけていました。
運よく次の月になんとか観に行けて当日はすごく興奮しました。
母は、「千夏、絶対一緒に行こうね!!」というほど深く沼にはまったようで驚きながらも首を縦に振りました。
映画に何度も出てくる「(あまりにも幸せすぎて)死ぬの?」という台詞にすごく共感しました。うんうんと何度もうなずいて、人はあまりに幸せすぎると恐怖や違和感すら抱くよなあなんて思っていたのですが、見終わってから母と話してみるとどうやら母はそうではなかったということが分かりました。
「どんなに幸せでも怖いって思うことはないかなあ。」とのこと。
自分の幸せすぎて怖いと思った経験を話すとすごく驚かれました。
自分は今年になるまであまり幸せという感情ともであったことがなかったのだとも打ち明けました。
「今が一番楽しい」のでどんなに過去が過酷でも幸せなのです。
幸せという言葉を何度も使うと安っぽくなってしまうかもしれませんが、
自分は辛いことが多かった分幸せの基準は割と低い方だと思っています。
おいしいご飯が食べられれば幸せですし、友達が元気よく挨拶をしたり、返してくれれば幸せですし、とりあえず一日一つでも何か満足することがあれば幸せなのです。
このnoteを始めたころには高かった親との心の壁が少しずつ低くなっていったと感じています。
いつも笑顔の母に最もつらかったことを聞いたり、自分の過去の感情を打ち明けたりするのは映画を観た後にしては重いかもしれません。
ですが、こういう話は家ではできないし、素敵な映画に心をほぐされたからできたのだろうと思います。
幸せを怖いと思わない母はすごくタフな人です。
幸せを恐怖心なく幸せだと思えるのはすごく恵まれていると思います。タイトルの後者です。自分は幸せだと思いつつも不信感を抱いていた時間がちょっと長いのです。
なかなかその時その時に幸せと思うことが出来ません。
だけど何より大事なのは今に満足できるかどうか、満足できなくても未来に希望が持てるかどうかだと思います。
※この記事は12月9日に投稿予定だったものを12月27日に書き直したものです。
長くなりましたが、ではまた~
このくらい開ければ大丈夫かな…?()
母と何食べを観に行くことにしたのには理由があります。
自分がハマったきっかけは10月の再放送なのですが、スピッツが担当している映画主題歌「大好物」を少しでもききたくてテレビをつけました。
大好物が広告より少し多く聴けるということをTwitterで見たからです。
本当に多く聴けたのかどうかは定かではありませんが、2話から見始めてすっかりハマりました。
スピッツが主題歌をやると発表された日母に「何食べって映画の主題歌をやるみたいだよー」と伝えると広告を観て「こんな気持ち悪い映画絶対観なーい。やだー。広告も見たくない」と言われました。
ところが再放送を観ていたとき、
リビングに通りかかった母は自分以上にハマり、それ以来「次の何食べいつ?」「今日のなに食べ面白かったね」「え。あと〇〇話しかないのー」と自分に話しかけてくるようになりました。
観る前との差がすごい…!
ガッツリハマった母にとって映画を見ることは当然だったようです。
映画をよく観るというわけではないため、
「え?観るの?」と驚きつつハマっていたので行ける日を探し観に行きました。
映画を母と二人で観に行くことは大学生である自分にとってもうほとんどないのだろうなと思ったり、久しぶりに遊びに行けることに興奮したり(課題が多くて大学以外はほとんど外出していなかったのです。)、
映画を観終わってから母とゆっくり話す時間があり、アイスを食べながら人生を語っていました。
「今日すごく幸せ。多分今年で一番楽しかったよ」という自分に
「え?これが…?!」と言われました。
「今は忙しいけど、多分人生で一番楽しい。」
母はニヤリと笑って
「いつ死んでもいいって思う?」と聞きました。
自分は「うん、今なら」と返しちょっと驚かれました。
「幸せなときに死ぬなんて絶対嫌だなぁ。」という母に自分はいつもどおり持論を展開しました。
(持論が多いのでnoteのネタには困りませんけれど友達や知り合いだったらめんどくさいやつですね笑)
「幸せの絶頂で人生終われたら本望だよ」と。
母は「幸せすぎて怖いとかどうしようってことある?」と言うので、
「大学入学して2、3ヶ月は思ってたよ」と正直に言いました。