戦いの季節とごほうび
こんにちは、千夏です。今回は秋をテーマに「万華鏡マガジン」に参加します。
私は秋が苦手だ。とにかく苦手だ。気温が下がりハロウィンが近づくたびに「永遠に夏でいいのに」と叫ぶくらいに嫌っている。
表向きな理由は夏が好きだから。夏は服を気にしなくて良い。みんなが暑い暑いと騒ぐのがなんだか面白いと思う。
私のペンネームにも「夏」を入れているくらい大好きなのである。(実を言うと冬生まれなのだが、それも夏に憧れる理由だと思う。)
表向きの理由を言い続けてもしょうがない。ここで本当の理由を言ってしまおう。
おおきく分けると理由は2つある。
一つは自分の体と合わないから。
私は温度に鈍感で季節の変わり目が苦手だ。
だったら春も同じじゃないかと言われそうだが、実は全然違う。
私は寒さと乾燥に弱い。春は秋ほど乾燥しない。
暑さには鈍感で寒さに敏感なのでどうにかなるのだ。
なぜか秋になると低気圧を感じやすく頭痛になることも多い。
ちなみに花粉症を持っていないため、この点ではどちらの季節も苦労していない。
もう一つの理由は焦ってしまうからだ。
春と同じく新学期だからである。
ただ春と違うのは周りがおしゃれになっているということだと思う。春だっておしゃれな人はいるが、服のバリエーションが無数に増える。その事自体が私を焦らせる。気にしなければ良いのだが、体感温度が特殊な私にとって人間観察はとても重要だ。なければ服を選べない。
春と違って新学期であることを意識することは少ないが、そのせいで疲れに気づきにくくなる。
ネガティブな部分ばかり書いてしまったが私は秋を恨んではいない。
秋はさつまいもが美味しい季節だ。
これがあれば辛い季節にも耐えられる、というほど、私は芋を、そしてその加工品を愛している。
そんなわけで秋がなくなってほしくはないという気持ちもある。
私にとって秋とは、おさつパンをかじりながら耐える季節だ。
でももう少し楽しんでみても良いのかもしれない。
ハロウィンも紅葉狩りも興味がないが自分なりの楽しみ方やごほうびを見つけて乗り切りたいと思う。