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心を明るくするには人の良いところに目を向ける

人の良いところに目を向けるようにすると、自分の気持ちも明るくなり満たされて、好循環になるなと気付いたお話です。

毎日を過ごす中で多かれ少なかれ人と関わると、イライラしたり嫌な感情を抱いてしまうことがありますよね。

私は20代の頃とても短気で、些細なことで苛立ちを募らせて不満や愚痴ばかり生まれていました。常に導火線に着火してるイメージ。

負の感情を宿していると、心身ともに疲れてしまい、それがさらなる苛立ちをもたらし悪循環に……

前職は役職者が横柄で、忙しくみんな余裕がない中働いていたので、理不尽に怒られることや対応を素っ気なくされることもしばしばでした。
機嫌が悪いと挨拶も返してもらえなかったり。

そんな環境にいたせいか、通勤中にすれ違う他人に対しても敏感になり、電車でもう少し詰めてくれないかなとか、寄りかかってこないでほしいなとか、お喋りがうるさいなとか、他人の行動を許容する器が小さくなっていました。

他人の嫌なところばかり目について、心の中で舌打ちをしてしまう。

仲の良い友達でも、欠点や嫌な部分を見てしまうと、自分の中でシミがどんどん広がりその人へ抱く印象に大きく影響してしまいます。

自分と馬が合うなあ、話すの楽しいなあと思っていたからこそ、イメージと異なる言動があるとがっかりしてしまう。
なんか嫌だなと思ってしまう。
その人に期待しているからショックを受けるんですよね。

私は前職から離れて、不満だらけの環境を抜け出したことで心に余裕が生まれ、30歳を過ぎてからはだいぶ落ち着くようになりました。

誰にでも良い点悪い点はあるし、どちらもその人の一部に過ぎない。

たまたま目に留まった言動がその人の全てではない。
そう他人を受け入れるようになってから、気持ちが楽になりました。

それから、意識して人の良いところに目を向けるようにしています。

コロナ禍の後、久しぶりに会った友達と食事をした時、店員さんへの注文に「お願いします」、料理が運ばれたら「ありがとうございます」、お会計の時に「ご馳走さまでした」など、笑顔を向けてはきはきと挨拶して、見ていて気持ちが良かったです。

私もしますが会釈で済ませることが多く、自分から笑顔を向けるって素敵なことだなあと気付かされました。

それと、人の良いところに目を向けると自然と感謝がわいてきて、ありがとうと口にすることも増えました。
感謝の気持ちを口に出すと、自分の心も明るくなり、ありがとうと言っているのは自分の方なのに生き生きとしてきます。

結局苛立ちの原因となる他人の言動は操作できないのだから、自分が変わった方が楽だと実感しました。
なるべく穏やかな心で日々を過ごしていきたいですね。

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