ルルーシュの生き様を見ての感想
コードギアス 反逆のルルーシュというアニメを見た。
高校生の頃、同級生が「ルルーシュが死んだ...」と言って泣きながら学校に来たことを覚えている。そんな同級生を見て皆が笑い転げていたのを今でも鮮明に覚えている。社会人になってから、「コードギアスが面白い」とたまに耳にするようになった。中学の同級生も「ルルーシュ先輩、かっこいいっす」と口にするようになった。
ときには人を泣かせ、尊敬の眼差しを集める存在、「ルルーシュ」とは一体どんなものだろう。謎を解明するため、私はNetflixを開いた。
2クールを1週間で見終えたあと、ルルーシュの人間性で面白いと感じるところがいくつかあったので、書き記そうと思う。
リスクを取って決断できる
大事なものを守るためにリスクを承知で決断できるところ。これが素晴らしいと思った。家族愛に溢れる彼なので、国か、妹か、で決断を迫られたとき、迷うことなく家族である妹を選択できる(ちょっと語弊があるが...)。
意思決定のスピードが早い
家族愛に溢れているが、その家族の一部が裏切り者だと知ったとき、彼が本当に大切にしたいものに気付く。妹が言っていた「(人が争わない)やさしい世界」だ。やさしい世界に世界を導くため、裏切り者がたとえ家族であろうと断罪する。それが超高速で意思決定までたどり着く。そこに葛藤は垣間見えるが、決定は決定として下す。
根がいいヤツ
意外にも困っている人が目の前に居たら絶対に助けるタイプだ。もちろん自分の戦略のひとつとして人を人とも思わない場面もあるが、自分を兄と慕ってくれたスパイで送り込まれた弟には、非情になりきれない部分もあった。そんなヤツなので友人や仲間にも恵まれる。
どうしようもない困難が、ルルーシュの前に立ち塞がったとき。割と限りなくダメになった彼を助けてくれたのは、裏切った友人だった。なんだかんだ助けちゃうし、助けられちゃうヤツ、それがルルーシュだと感じた。
良い終わり方が見つからないが、ルルーシュのことがアニメを通じて結構好きになったのだった。終わり。