中国玄宇医療が億元単位シリーズA資金調達、心房細動PFAアブレーション機器が臨床試験初症例登録
先日中国上海玄宇医療機器有限会社(以下、“玄宇医療”と略)が億元シリーズAの資金調達を受けたと発表した。調達資金は同社の製品パイプラインの研究開発、臨床試験、人員に使用する。
玄宇医療が2020年に成立した末梢血管電気生理インターベンション領域のハイテック医療機器企業である。同社が既に心房細動、静脈瘤などの疾患領域向けに革新な医療機器をソリューションとして提案してきた。同社が自主研究製造したパルス電界アブレーション機器が2022年3月に臨床試験の初症例が行われた。
中国には1000万人以上の心房細動患者が薬物治療を受けており、アブレーションカテーテルを用いた手技は手術技術のハードルが高く、再発率と合併症リスクが高い、経験豊富の臨床医が少ないなどの背景によって、国内において幅広く展開されていない。パルス電界アブレーション技術は高周波アブレーションと冷凍アブレーション技術と比べて、手術時間が比較的に短く、損傷が小さく、再発率が低いなどのメリットがあり、中国国内の電気生理市場を牽引する存在となっている。
同社は臨床ニーズを入口として、研究開発した静脈クロージャシステムが既に臨床前の準備を終えており、これから他施設の臨床試験登録をスタートしている段階である。同社の静脈クロージャカテーテルシステムは独自な設計によって術者がカテーテルの位置を確認しやすく、精確なナビゲーションをはたす。
静脉瘤は最も一般的な静脈疾患であり、再発率が高く、中国には下肢静脈瘤患者が1億人超となっており、女性の発症率が男性のより高い(25-33%vs 10-40%)。
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