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朝4時の温かさ

朝8時。
外が完全に明るくなっちゃった。
1日が始まった。
何かしなきゃって、焦りと不安を感じさせられる時間の始まり。

4時に起きた時は、どこの家も真っ暗で、窓の外から見える世界はまだ動き始めていないように思えて、

あぁ、みんなまだ寝てるから、私も頑張らないでゆっくりしてていいんだって安心できたのに。

仕事を辞めて家に引きこもってる自分を誰からも責められないような気がした。

最近は朝4時に起きてる。
最近って言ってもまだ今日で2日目なんだけどね。
2日目のくせに最近とか、早起きしてますみたいに言ってごめんなさい。

当たり前に外は真っ暗なんだけど、
窓を開けて電柱の明かりしかない風景をぼーっと見てると、
なんか勝った気がするんだよね。

仕事を辞めて、友達もいなくて、何をやっても長続きしなくて、人間と関わることが下手くそで、実家暮らしで親に頼ってばっかで、資格もたいした経歴も、誇れるものもなくて、辛いことから逃げてばっかの弱虫な私が、

「ちゃんと仕事をして毎日頑張って生きてる人たちが寝てる時間」に
「起きてる」

ほんのちょっとだけ優越感みたいなのを感じられる。

ね、おかしいでしょ。
私って、おかしい。
ちょっと人とずれてるっていうか。

今日は4時に起きて、本を読んだ。
外の明るさが苦手で作業をするときは
日中でもカーテンを閉めっぱなしにしないと落ち着かないんだけど、
この時間だと暗いからカーテンを開けて窓を全開にしても平気。
むしろ気持ちい。

本当は起きてすぐ、noteに気持ちを殴り書きしようと思ったんだけど、
どうしても読みたい本があったから。
坂口恭平さんの本。

昨日は4時に起きてお弁当を作ったよ。
誰にも見られないで静かな世界で好きな事をできる時間は最高です。

でも早く起きただけで優越感を感じられて、お弁当作りという最高と思える時間があって、またnoteをこうやって書けているんだから、

私のめんどくさい心は、
落ち込みMax期よりは、だいぶ安定してきているのかもしれません。
黒い部分を見ないようにして向き合っていないだけかもしれないけど。

まあ、そんな優越感も、外が明るくなればすぐぶち壊されるんだけどね。
「みんな頑張っているのに私は」って。

だから今このnoteを書いている時間はちょっと苦しいです。

noteを書くこと自体が苦しいってわけじゃなくて、
外の世界が明かるすぎて、自分の心の居場所がないように感じて辛いんです。

でも多分、文を書くことも嫌いじゃないので、
というか、自分の気持ちを話すところがないのでここで吐き出しているのかもしれないけど、

こうやってパソコンで文字を打って、辛い気持ちと一人で対面するのを避けているのかもしれない。心の中にあるとぐるぐるして、発酵したパン生地みたいにどんどん大きくなるから。

文書くの上手じゃないし、最近は元気がなくて書く気力がなかったけど、今日は書きたいと思った。
そしたら手が案外止まんなくて、
結構書いてしまうから、やっぱり文章書くこと好きなのかな。
なんてね。


人の気持ちを察して相手に合わせてしまうから、いろんな自分を瞬時に作り出すことができてしまって苦しくなる。

会う人みんなにいい子だねって言われるけど、みんな本当の私を知らないだけ。私が良く思われる自分を作ってしまうから。
ほんとうの私はいい子なんかじゃない。

人間関係が本当に苦手な私にとって、「消えたい」とまで思ってしまう仕事を辞めれば楽になると思っていたけど、

今はやめたらやめたで、これからどう生きていこう、とか、社会に適応できない自分を責めたり、

親戚に会った時に「また仕事やめたの?」「若いんだし頭いいんだから何でもできるよ」とかまた説教じみた善意っぽいことを言われるのかなとか、
なんだか窮屈で、

右に行っても左に行っても、進んでも、止まっても苦しくて、
生きづらいなーって、私ってなんなんだろって、
自分しか知らない心の中にいる自分との対話が増えています。

でも一つ、幸運だなって思うことがあって、好きな事があること。
大学卒業後の一回目の無職期間、何もしていないと消えたくなりそうで、何か「貢献してる、生きててもいい」って思えるものが欲しくて、家族のために初めた夕飯づくりが、いつしか大好きな事になって、お弁当作りっていうものに繋がって。

お母さんが若いとき好きで集めた刺繍糸を取っておいてくれたから、そこから刺繍が好きになれて、

一人でいても、家にいてもいろんな人に会えて、いろんな世界に行けるから読書も大好きで。

今は、好きな事に支えられてなんとか生きています。

だめだめな私でも、
今は社会に飛び込めなくても、
平等に与えられる24時間を生きていかなきゃだから、
今は、体が動く時間は好きな事で一日を埋めようと決めています。
もう自分は皆と同じようには生きられないって諦めてるのかもしれません。
ダメだからしょうがないって。
だからこれでいい。大丈夫だよって。

好きな事をしている時は何も考えなくていいし、
好きな事だから楽しいし幸せだけど、

好きな事が仕事になったらいいんだけど、
当たり前に時間もお金も無くなっていくから、
甘えかなとか、こんなことやってていいのかな、
とかって思うときもある。

でもとにかく今は、
自分の心のコップを満たすことから。

もうやりたくないことは頑張れない自己中人間だし、
社交的にもなろうと頑張っても無理だったんだから、

そんな理想像の自分は諦めて。
いい意味でね。

お金は稼げるけど、心を持ち上げて頑張らないとできなくて心をすり減らしてしまって好きな事をやる余裕がなくなるなら、

好きな事を近くに置けて、アルバイトをしながら最低限暮らしていける方が、私は幸せかもしれない。とも思う。

「せっかく大学行ったんだから」、とかもうどうでもいいか。


いろいろ凸凹な私だけど、
下手に編集されたお弁当の動画見てくれて、
上手くもない刺繍を見てくれて、
1人の日常に彩りをくれて
ありがとうございます。

私が大好きになった、
お弁当作りに、刺繍に、読書に、最近仲間入りしたパン作りたち、
私と出会ってくれて、この世に存在していてくれて、
ありがとう。

私に明日を生きる意味をくれてありがとう。


安心できる夜が来たら今日はスーパーに行こう。
弟とお母さんが朝に食べるパンがもうないから。

最近は心が万全じゃないからか、夜のスーパーが好き。

日中は考えすぎて落ち込んで、そしたら好きな事に逃げて、また落ち込んで考えて、逃げてってして、一日の終わりにスーパーに行く。

そんな一日でも、大丈夫。

夜は人が少ないし、なんだか落ち着くし、たくさんの値引きシールたちにも会えるからいいよね。


心が不安定なので、コメント見れないかもしれません。
ごめんなさい。

久々にnoteに気持ちを書けて幸せでした。
いつもありがとうございます。

ちな

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