炭治郎はフィクション劉備に似ている


“ただ、竈門炭治郎は、三国志のある人物にとても似ている、と思うのです。 それは、三国志の主人公とも言える、劉備玄徳その人です。”

同意!!

『鬼滅の刃』を観たとき、炭治郎はフィクション劉備にそっくりだなと思いました。ただしフィクションの、ですが……。

※史実の劉備は炭治郎ほどお行儀が良くない。でも、民に対する同情心の強さと義の厚さ、人格の突き抜けた高さはフィクションを上回ります。

何故諸葛亮孔明が劉備の配下に加わったのか。それは、権力や財力を求めず、民衆のために蜂起した劉備の純粋な心に感銘を受けたから

完全に一字一句違わず、その通りです。劉備自身の人格に惚れ込んだということもあります。

劉備の極端な道義心と言うか、優しさとは違うかもしれないけれども、全ての人に分け隔てなく人道・徳を施す精神は、炭治郎の、誰に対しても優しくあれ、という精神と共通するような気がします。

うんうん。仰る通りですね。

炭治郎のキャラクター設定といい、甘露寺の名といい、どうやら作者の吾峠呼世晴さんは『三国志』にも詳しいのだろうとなと感じました。

そうだとすれば、伊之助のモデルはたぶん張飛ですね! 追記:関羽は柱の何人かを合わせた感じ。

善逸はちょっとわかりづらいですが、おそらく史実の諸葛亮が投影されているのでは。

※史実の孔明は「泣いてばかり」の弱虫ちゃんだけどギフテッド:

https://shoku1800.tokyo/2020/10/koumei/

その他にも新選組や日本の戦国時代人物など様々なイメージが投影されている気がします。

東洋の古典的なモチーフが高度に熟成されて織り込まれている。家族愛や同情心など、東洋らしい道徳(人間性のこと)もある。素晴らしい創作です。そんな『鬼滅の刃』が爆発的ヒットした東洋、まだまだ捨てたものではないと思いました。