曹操信者の歴史修正主義【善悪反転】、ナチスと同じ手口だった
「曹操を善・蜀人物を悪」と定める曹操信者たちが、史実を180度反転するために様々な詭弁(ヘリクツ)を用いていることはこのブログで何度も書いてきました。
では具体的にどのようなヘリクツを使って、被害者・加害者を反転した歴史を初心者たちの脳へ刷り込んでいるのでしょうか?
先日読者様から『曹操信者の歴史反転手口について』三国志ファンの方がまとめたページを教えていただきました。削除に備え引用しておきます。
(教えてくださった方へ。UPが遅くなりすみません)
いつもの通り曹操カルト信者による良心皆無の主張が気持ち悪過ぎるため、正常な人間としての心を持つ人は精神的ダメージを受けることでしょう。メンタルが弱っている時は読まないようご注意ください。
曹操信者、善悪反転するための狂気思考
以下投稿はこれまでの曹操信者による狂気の発言が端的にまとめられた良質問です。
スクショ画像で引用:
オエ……曹操信者/歴史修正主義者たちの狂気の主張が気持ち悪過ぎますね。
ここで三国時代の史実を一つ一つ考察することは控えます。
一件ごと取り上げて反証するまでもなく、史実では完全にte9さんの仰る通りです。
当ブログでも繰り返し書いてきた通り、曹操が各所で民間人を虐殺していたという事実は、直近の史書である陳寿著『三国志(正史)・裴松之注』に記載されています。正史で「諸書にすべて同様のことが書いてある」と書かれているのは、「当世では曹操の虐殺狂ぶりがあまりにもお馴染み過ぎて詳細を書くまでもないだろう」、という意味です。
ここでも抜粋:
詳細はこちら↓
さて。
1800年間もの長きにわたり大勢の歴史学者によって分析され事実だと証明されてきたこの記録を、いきなり現代日本のネットユーザーが否定し始めたと思われるでしょうか?
te9さんたち旧来の三国志マニアたちは、心の底から「蜀人気をひがんだ曹操信者によるヘリクツ」と信じているらしい。
でも考えてみてください。一般人にこんな「ああ言えばこう言う」、オウム真理教の幹部のごとき狂気を極めたヘリクツを考える能力があるでしょうか? しかもあくまでも嘘をつき続ける鋼(はがね)の精神力など持てるでしょうか?
否。
これは高度な詭弁と心理学の技術をベースとする歴史修正手法です。このような技術と良心喪失のソシオパス脳を獲得するのは訓練(調教)を受けなければ不可能です。
史実を突き付けられているのに少しも良心の痛みを覚えず、嘘をつきとおすことができるのはプロ信者だけ。つまり歴史改変を正義の使命と考えるイデオロギーのカルト信者だけです。
まあここまで言っても現実を見ようとしない歴史マニアたちも一種のカルト信者みたいなものですね。言っても無駄だから諦め。
まだ何の信者でもなく、冷静に現実を学びたい方はこちらをどうぞ:
曹操信者の歴史修正手法はナチスと同源
上記の歴史修正シナリオは、「どのような屁理屈を使うか」といった細部の手法に至るまで中国共産党に服する学者が考え、信者たちによって実行されているものです。
最近ウォッチしていたWikipediaの歴史修正主義者たちの主張が典型例。
賢い人であれば、たとえばこのような記録からカルト思想信者たちがどのような手法で歴史修正工作をしているかのパターンが読み取れるはずです。
最近ウォッチしていたWikipediaの歴史修正主義者たちとは↓
軽くパターンを抽出しておきましょう。
1.党や宗教団体など、カルトの指導部が「歴史反転」を命じる。
2.団体お抱えの歴史学者たちが「歴史反転」するための詭弁を様々に考え、論文として発表する。
3.2の論文「歴史反転用台本:新解釈歴史」だけが正しいと主張。下位カルト信者の工作員たちが2の論文を台本として用い、台本通りの主張を大声で叫ぶ。
4.原典史書を参照することを禁じ、物理的にも言論的にも史書を焚書する。反論者は集団の圧力で黙らせるか、殺害を実行して言論封殺する。
5.最終段階。大資金を投入して大々的なメディアプロパガンダを行う。コミックや映画などフィクション、ネット上の言論、学者の一般向け解説書、論文に至るまで全方位の言論の場で「歴史反転用台本:新解釈歴史」を叫び続け、嘘を真実に変えていく。ここまで来ると一般人は抵抗できずに改変された歴史を信じるしかない。史実を叫ぶ人は「陰謀論者」「空想史を信じるバカ」のレッテルを貼られ孤立化して存在を消される(我々のように)。→三国志ジャンルは今ココ。
【嘘も百回唱えれば真実になる――ナチスのゲッペルス、レーニン】
近現代史に詳しい方はお気付きでしょうが、これはナチスが行った歴史修正の手法と完全に同じです。
後にレーニンとスターリンがソヴィエトで歴史修正の技術を高めました。
現代でこの手法を受け継いでいるのが中国共産党です。中国共産党は「曹操・始皇帝⇔蜀人物・孔子」の善悪反転を実行するためにこの歴史修正技法を駆使しています。もちろん自分たちの蛮行を無かったことにするために最も多用していますがね。
三国志ジャンルにおけるナチス手法を駆使した一例:「屠」の意味を改変して虐殺の事実そのものを無かったことにする
…これは言葉の意味を改変したり、すり替えることで事実を消す(ように見せかける)歴史修正技法です。言葉を奪って議論不能とする効果もあります。
参照『1984年』ニュースピーク
――何故、ナチスと同じなのか? と言うと源の思想が同じだからです。
ナチスは共産主義者を殺したので「同じ」と言われると混乱するでしょうが、実は思想のルーツが同じなのです。欧州起源の悪魔崇拝ですね。
天地逆転、神を殺して悪魔が君臨する地獄の実現を願うカルト集団の流れを汲む。
悪魔崇拝と呼ぶと読者が陰謀論に流れがちですので、私は「反転思想」と呼ぶことにしています。
基本的には「宇宙の反転」を願う思想。
ですから、彼らは世界中どこでも善悪反転するために文化破壊・歴史修正しています。
詳しく書くと長くなりますのでまたいずれ別記事で書きますが、とにかく
曹操信者=ナチスと同じ
と覚えていただくと分かりやすいかと思います。
ということはナチスの歴史修正技術に関して分析した本を読むと、信者たちの言動パターンが理解しやすいかもしれませんね。
〔最近私が気になっている本〕
本の紹介:
〔たぶんこちらも参考になりそう〕
このような本はたいてい左翼がナチスを批判するために書いているので滑稽ではあります。自分たちもナチスと同じ、いやそれ以上の歴史修正犯罪をしているのだから。
“独善”思想により自分たちの蛮行については永久に反省することがない。これこそカルトがカルトである所以。ともあれ、犯罪者自身による同族分析として役には立ちます。
デフォルメと歴史修正は異なる
最後にエンターテイメントのためのデフォルメと、「善悪反転」目的のイデオロギーによる歴史修正は異なる――犯罪性は天と地ほども差があるという話をします。
先日『パリピ孔明』ドラマ感想の記事(※)で
と書いたのですが、誤解のないよう付け加えておくと「史実を自分勝手に捻じ曲げるのは自由。後世のイデオロギー上の都合で史実を反転させ180度書き変えても良い」とは言っていませんので念のため。
※『パリピ孔明』ドラマ感想記事は本体ブログです↓
上の記事で言いたかったのは、“史実を盛ってデフォルメしたエンターテイメントこそ多くの人が求める創作である”ということです。
歴史フィクションとして許されるのは史実に沿った、デフォルメとして大げさな設定を盛った創作のみ。
史実を180度反転させる歴史捏造・歴史修正は人類への敵対行為であり、人として決して犯してはならない最大級の犯罪です。この人類を裏切る罪を犯せば、自ら「人間辞めました!」と宣言するに等しいと言えます。
現実を言えば盛り過ぎのデフォルメが害となることもあります。
私は決して『三国演義』が完全に健全な創作だなどとは思っておらず、中華文化に与えた弊害も様々あったと思います。たとえば「ズルいことをして勝利しても良い」という策略至上主義だとか。
だからかつての私は『三国演義』を嫌い、盛り過ぎ設定に腹を立てていました。
しかし上記の虐殺王マンセー・善悪反転の狂気を目の当たりにして以降、『三国演義』がいかに史実に沿った真心のあるエンターテイメントだったかを理解しました。あくまでも比較で、ですが。
ましてエンターテイメントで楽しませ、多くの人々へ三国時代の物語を伝えてあの時代にあった核心(真実)を広めてくれたことは偉業。かつてクレームを言い続けた羅貫中にも今では感謝しています。
同じことが『パリピ孔明』にも言えます。内容はぶっ飛んだギャグで、時代設定も異なり、孔明のキャラクターは『演義』以上に史実からかけ離れています(当たり前。あんな妖怪が現実にいたら怖い)。
それなのに物語の根底に流れるテーマは、三国時代にあった核心的な真実を正確に描いているのです。このような物語であればどれほどデフォルメ度が高くても許されるでしょう。
まとめると…
デフォルメは可、史実反転は犯罪。
どの程度のデフォルメが許されるのか?ではなく、史実へのリスペクトがあることが歴史創作として許される条件でしょう。
人々の心を踏みにじる目的での「歴史反転」は決して許されない非・人間の行いです。何度でも書きますが、彼ら歴史修正主義者は人類の敵です。
〔アイキャッチ画像:Wikipediaより引用 Bundesarchiv, Bild 183-B06275 / Heinrich Hoffmann / CC-BY-SA 3.0〕
〔この記事は本体ブログhttps://shoku1800.tokyo/2023/10/post-8709/からの転載です〕