管理者の心得(1)
企業の管理者に必要なことは、そう多くはありません。
第一に、
管理者は気前よくあれ。
自分が持っている、知っている、知識、技術、ノウハウは
全て部下に渡す気前様さは最低限必要です。
部下からの信頼にも大きく影響します。
すべてを吐き出しても、部下はまだ教えたもらいたいことが
あると思います。
もう何もないよ、君は僕の代わりが出来るような一人前になったんだよ、
と言ってもまだまだ教えてもらわないと困ると部下は思うようです。
そして部下からのアプローチにより、自分でも気が付いていなかった技術、ノウハウに気が付くことがあります。
気前よくすべてをさらけ出して初めて気が付く技術、
ノウハウは身に沁みついた技術、ノウハウでなかなか言葉では
伝わらないかもしれません。
実際に一緒に仕事をすることにより伝わるのでしょう。
知識、技術、ノウハウだけでなく、
余裕があれば、金銭的に奢るなどの気前の様さも、必要です。
部下が部下を持った時に、上司からどの様な教育を受け、
どの様な指導を受けたのか、それが連鎖していくと、
金銭的なことも理解します。
際限なく奢ると言うのではなく、デジカメはこういうものが良いとか、
ここに経費をかけるべきだとか、色々方法はあります。
段々、管理者としての地位が上がれば、経費も多く使える様になります。 経費は何処に向けて使うと効率よく仕事が進むのか、
経費と言うと顧客との経費に目が行きがちですが、
少ない経費で大きな実績をあげるのは、実は部下に使う経費になります。 顧客と食事したりする経費は高くなりがちです。
部下にかける経費は少なくて済み、
それによる部下の仕事に対する結果は大きなものになります。
費用対効果を考えたら経費は進んで部下に使いましょう。
自分一人でできる仕事は自分一人分でしかありません。
部下が自分の仕事の80%出来ると、1.8倍の仕事が出来ます。
そんな部下が3人いれば、自分を含めると、
自分一人の3.4倍の仕事がこなせると言う事になります。
管理者の心得のその一は
管理者は気前良くあれ。
気前良い管理者になってください。