管理者の心得(4)
企業の管理者に必要な心得は、そう多くはありません。
四番目として、
管理者は、スイッチを持て 。
管理者と言えども、人間です。
怒ることも、あきれることも、悲しむこともあります。
その時、管理者は感情の切り替えスイッチを持っていなければなりません。 怒りに任せて部下を怒るとか、あきれ返って指導を怠るとか、
管理者としてはあってはいけない状態です。
そのような場合、どうするのか。
特に怒りの感情をコントロールするのは難しいです。
アンガーマネジメントなど勉強すると、色々な方法がありますが、
怒りなどの感情とセットになったスイッチを
頭の中に繰り返しの訓練で作るのが簡単です。
スイッチをポンと入れると、音楽が流れる。
どんな音楽でも好きな音楽なら何でも良いでしょう。
スイッチとセットになる音楽を考えましょう。
そして、怒ったなと思ったら、スイッチを入れる。
あきれたなと思ったら、スイッチを入れる。
悲しいなと思ったら、スイッチを入れる。
繰り返しスイッチを入れると音楽が流れる。
スイッチを入れると音楽が流れるのが普通になると、
音楽が流れることに注意が行き、怒りなどの感情を冷静に
見ることが出来るようになります。
音楽が流れている間、感情と心が隔離されるので、
とても冷静に周りを見ることもできますし、
なんで怒ったかの理由も明確になります。
そうすれば、理性的な判断も出来ますし、前向きな対処も出来ます。
スイッチを入れると音楽が流れると言う状況が出来てきて、
時間がたつと、自分で考えてスイッチを入れるのではなく、
怒りなどの感情が起き上がると、勝手にスイッチが入り、
音楽が流れるようになります。
そうすればしめたもの、感情が自動でコントロールされています。
管理者と言えども、人です。
感情を切り替えるスイッチを持って、日々、仕事をしていきましょう。
感情に振り回されないない、安定した人でありましょう。