管理者の持つべき技術(3)
人を育てられる人を育てる為に必要な技術とは何でしょう。
ものすごく沢山あると思います。
割と忘れていたり、日本人同士だと、当たり前になっていて、
気が付き難い事柄から、記事にしようかなと思います。
計画のない教育は教育とは言えない
と言いましたが、管理者のあなたが部下の教育計画を作るときに
一番最初にやらなくてはいけないことがあります。
それは、評価することです。
教育するべき部下の現在位置を見極めないと、
何が足らないのか、何がどこまでできているのか、
わからないまま教育をすると言う意味不明な教育計画になります。
人を育てられる人を育てると言う事は、正しく評価することでもあります。
評価方法も企業によって千差万別、ひどい場合には、
属人評価がまかり通る企業もあります。
評価とは絶対に属人化してはいけません。
誰がやっても同じ評価になることが基本です。
そのためには、評価基準の見直しも必要になります。
一つの仕事に対して評価する基準が明確でない企業もあります。
業務内容の明確化が出来ていない場合、
そこから手を付けるようになるので、とても大変な仕事になります。
海外の場合、正しい評価が出来ないと、仕事のできる社員程、
やめていきます。
海外の場合、評価基準は明確に社員に開示しておりました。
簡単に仕事と言っても、技術の部分、理解の部分など
色々な部分が存在します。
技術の部分にも、手先などの動作技術、考え方などの思考技術など、
本当にたくさんの側面を持っています。
まずは、管理者のあなたの企業の評価基準がどうなっているのか、
見てみてください。
管理者は正しく評価する技術を持ってください。
誰が評価しても同じような評価になるように、
評価基準を作成し、経営者に提案し、承認を得ると言うところが
教育のスタート地点になります。
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