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海外で人を育てる事について

管理者として日本で人を育てる場合、気にしていない事柄があります。 

海外で人を育てる場合には、非常に重要な事柄になりますが、
海外で人を育てることに失敗する理由にもなります。

それは、

その国で死ぬ覚悟を持って仕事をする。

多くの日系企業の管理者が、現地管理者を育てられない場合、
このことに気が付いていない場合が多いです。 

国内で部下を教育する場合、同じ日本人同士なので、
この国で生まれて、この国で死ぬことは当たり前です。 
なので、多くの管理者はこのことに気が付かないで、部下を育てています。 

海外の場合、日本人の管理者は、その国では生まれていません。 
当然、言葉もネイティブではありません。 
そして、その国の慣習もすべて理解しているわけではありません。 
その国の部下に自分を信じてついてきてもらう為には、
やくざ世界で言う「親父の背中」が必要です。

この人の様になりたいと、この人と一緒に生きたいと、
思わせる背中が必要です。 

生まれた時や場所は異なろうが、死ぬときは一緒だ

そのように管理者が考え、部下と共にこの企業を育てていく、
その中には当然、部下の育成も含まれ、部下も企業と共に育っていく。 
そのことを明確に部下が理解すると、簡単には企業をやめません。 
部下が管理者となり、そして次の管理者を育て行きます。 
そういう企業は、日本人がいなくても、続いて行く企業になります。 

海外で管理者をする場合、非常に大事な考え方になります。

その国で死ぬ覚悟を持って仕事をしてください。

そうすれば、その企業は続いて行く企業になります。 

大変でしょうが、人が育つのは楽しいですよ。

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