見出し画像

趣味と商品との違い

自分はこのnoteというSNSを趣味でやっています。 

長い間、海外で仕事をして、 
お金を稼いできた企業人(普通の大人)からすると、 
とても疑問に思うことがあります。 

これは、すべての商品に当てはまると思うのですが、 
モノを売ると言ことに責任は必ず伴います。 

ここで、モノとは何でしょうか?
自分は、モノ(商品)と言うものは
1円でも、お金のやり取りが発生したら商品ではないかと
思いますが、違いますでしょうか? 

実際、自分が作って売って来たモノ(商品)は、
100円にも満たない商品(完成品や加工品や半加工品)を
数千万円もする生産機械も買い、工具も作り、マニュアルも作り、
教育して、その教育した中国人の工員を使い、神経を使って、
24時間、三交代で酷使(労働搾取?)して、
100円にも満たない商品を何百万個も作り、
納品して利益を上げてきていました。

その内の一個でも不具合や問題(顧客の要求に満たないモノ)があれば、
顧客に伺い何百万個もの商品を寝ないで選別し、
顧客の望む商品を納品し、選別で弾いた商品を、納期に間に合うように、
寝ないで再生産し、再納品しました。

さらに、発生した不具合や顧客要求に満たなかった商品が
なぜ発生し納入されたか等の原因の調査、再発防止策の策定、
検査の強化や再教育の徹底、
その途中経過と恒久対策の報告書の作成を行ってきました。

これはとても大変なことで、それはお金を貰う以上、
責任があり、行うべきことだと思いますが、違うでしょうか?

たぶんそうやって作られた商品を
多くの人が安心して買って使っていると思います。

商品には、物だけでなく情報なども含まれると思いますが
違いますでしょうか?

ここで質問です。
このnoteと言うSNSで、お金のやり取りができます。
では、そのお金のやり取りが発生した
記事やメンバーシップ(有料会員)などは
商品ではないと言えるのでしょうか?

お金のやり取りが発生した以上、それは商品ではないでしょうか?

商品を売る以上、それには責任が伴うと思いますが
違うでしょうか?

商品を売る側、商品を作る側、
販売促進する営業マンや、自分のような生産者。
このnoteでは、
買ってもらうように働きかけた人や、記事を書いた人が
当てはまると思いますが、違うでしょうか?
その様な人々には責任があると思います。

お金を貰って営業している営業マンと違い、
善意で、無償で、おすすめした場合は、関係無いのでしょうか?
それでも少なくとも説明する責任はあるのではないかと思います。

なので、自分はお金を貰う場合でも、お金を払う場合でも、
非常に商品(記事)に気を使います。
自分のこの商品(記事)は
本当にそれだけの価値があったのだろうか?

100円に満たない価値の重さを実感しているので、
安いから良いやとは言えません。

例えば、歯ブラシを買う場合を考えてみましょう。
買った歯ブラシが使ったとたんブラシの毛が抜けたら、
買ったお店や、メーカーにクレームを入れますよね。
または、買って開けてみたら、折れていたら、
交換してもらいますよね。
目で見てわかる不具合ならそれで良いですが、
1か月は使えると説明が書いてあるのに、
実際に使ったら一週間でダメになった場合、
まぁ、難しいかもしれません。
高い家電を買う場合は少し違います。
買う前に、商品の説明を受けたり、
カタログで性能を調べたりしませんか?
商品である以上、メーカーや販売店は顧客(買う人)の要求があれば
たとえ歯ブラシでも説明したり、カタログを見せたりします。

noteの記事やメンバーシップ(有料会員)も同じで、
少なくとも説明責任はあると思いますが違うのでしょうか?

説明責任も果たさないで、退会すればそれで終わり。
普通の大人の感覚からすると、
とてもおかしなことのように思えます。

メンバーシップ(有料会員)の勧誘など、
家電のスペックを書いてあるカタログの様なものでしょう。
商品に納得できなければ、普通はその商品は買いませんよね。

そして、社会一般でいえば、
売る側に説明責任はジャニーズやビッグモーターの様に
求められて当然だと思いますが、違いますでしょうか?

実際、日本のメディアは直接取引がなくても、
マイクを向けて説明を求めます。
そしてニュースでは連日、説明責任を問うニュースが流れます。

直接、商品の取引があった人が説明責任を求めるのは
間違っているのでしょうか?

noteの運営にも問題はあると思います。
売買のプラットフォームを作っておきながら、
売買には関与せずの姿勢は違うと思います。

皆さんも、記事やメンバーシップを売るには
責任が伴うことを思い出してください。

趣味ならいいんですよ。
お金のやり取りが発生しない趣味ならね。
ここで記事などでお金を貰えるとか思うなら、
責任があることは忘れないでください。

自分は批判は製品クレームと同じで、
商品の改善に役に立ち、今後の商品が良くなると思います。
なので、趣味の無料の記事でも、
批判は全然大丈夫、逆に批判してください。
もっと良い記事が次に書ける原材料になると思っています。

逆に、お金を貰うと、とても心配になります。
本当に記事にその価値があったのだろうか?
何かの役に立てたのだろうか?

長々と、自分の思うことを記事にしましたが、
100円のお金を貰うのは並大抵ではありません。
文字通り血反吐を吐きながら、仕事をしていた自分には
100円だからとか、とても言えません。
お金は大事です。
中国の乞食ではありませんが体を削ってやっと
100円が貰えるのです。
安易にお金が貰えるとは思わないで欲しいです。

また、同様に売る場合、責任があることも
忘れて欲しくはありません。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?