HiPPOについて考える
こんにちは。狆(ちん)です。
突然ですが、HiPPOという言葉を見聞きしたことはあるでしょうか。HiPPOとは、「Highest Paid Person's Opinion」の略語で、組織内の意思決定において最も高い給与をもらっている人物が自身の意見や判断に基づいて意思決定を行うことを(おそらく)揶揄した言葉です。
もちろん、偉い人はそのポジションが与えられた経緯や実績があるわけで、偉い人の意見=間違っているというのは乱暴ですが、この言葉が使われる背景には、データやエビデンスに元づいて意思決定しようよ、という文脈があることが多いように思います。
私も、若手のころに在籍していた会社でHiPPOがまかり通っており、どんなに考え抜いたアイデアも若手というだけで聞く耳持ってもらえないことに随分と悩んだものでした。(今振り返れば、もっと通すための根回しなんかもあったなあと思うのですが)
少し歳をとり、Highestでは無いにしろHigherくらいになった今、今の若い方々も同じ気持ちなんじゃないかなと想像します。意思決定の際は、データやエビデンスなどの根拠があるならばそれに基づいて判断し、意見から判断しなければいけない場合には、誰が言ったかにとらわれず意思決定をしたいなあと思うのでした。
ちなみに私は、こちらの本の序文でこの言葉を知りました。
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