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WSBデッキ案 8宝コナン
競技TCGと呼べそうなものはWSのみしか経験しておらず、歴は今年で13年目
一括りにTCGが趣味です!と言ってもその性質は微妙に異なり、私の場合はデッキ構築を楽しむビルダーと呼ばれる人種になります
こういった活動を始めたら、考えたデッキレシピを投稿していきたいと常々夢見ておりました
というわけで今後は主に下記をメインに投稿しこうと考えています
・新規~ミドル層向けデッキレシピ紹介
・推しカードと相性が良いギミック
ブラウのプレイヤーの方は推しを輝かせたい!という人が多いかと思います
好きなキャラで遊ぶのが一番
そこにお力添えできれば…というのが狙い
言った手前ではありますが、大型大会期間中という事で今回は実戦で使えそうなデッキを紹介させていただきます
人気も高そうな最新タイトル、[名探偵コナン]より黒ずくめの組織をメインに据えた8宝コナンの紹介となります
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トレジャーアイコンについて
ブラウ初登場となるトレジャーアイコン、通称宝
トリガーチェック時に捲れたら手札に入り、その次の山の一番上のカードをストックに置く事ができるCX
それぞれ手札に加えるのは強制、ストックに置くのは任意となります
ゲーム全体を通して安定してCXを打ち続ける事ができる為、長いWSの大型大会の歴史の中でも幾度となく優勝、入賞を果たしてきました
昨年の競技シーンでも8宝ホロライブ、宝枝プロセカなどが結果を残しており、現在は宝扉オーバーロードが猛威を奮っています
きちんと統計を取っていませんが、恐らく歴代で一番入賞数が多いCX
例に漏れずコナンでも活躍が見込めますので、宝の基本的な運用方法も交えて解説していきます
宝の運用方法は大きく二つに分類されると考えています
・とにかく序盤からCX打ちながら3パンし、ダメージレースを優位に進める
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レベル0からやるのはインチキでは?
WSで例えるとプロセカの宝がこれにあたります
低レベル帯から使用できるCXコンボをメインに据え、とにかくダメージレースを優位に進める事を目的としています
このタイプで運用する為には、それらを安定化する為の周辺カードが必須になり、現状のブラウ環境では難しい印象
・CXを手札に加えやすい、という点をアグロ安定の助けとする
だいたいの宝はこのイメージで問題ありません
あくまで供給しやすい、という考えの下、無茶はせず着実にゲームを進めます
CXを打ち始めるのもレベル1からで、CXコンボも添えて後続の供給を行います
常に手札に1枚はCXを抱えるイメージとなる為、過剰にトリガーしてしまった際のケアとして、手札を切ってキャラに変換できるギミックを採用する事がほとんど
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手札のクライマックスをキャラに変換
その昔は収録中互換と言われるキャラ変換カードが一定の評価を得ていました
昨今では手札ならなんでも良いカードが登場しており、そちらに枠を譲っています
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いつでも好きなキャラを回収できる
今回のレシピではこちらを採用
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緊急時のサブアタッカーとしても運用可能
変装名人キャラが上手く表現されたテキストですね
不慣れなうちは手札に余裕があればCXを打つくらいで問題ありません
不確定なトリガーを除くアタックフェイズ中の手札増減を加味し、5枚をキープしてターンを終了できるかが一つの基準
相手の山のCXが少なそうであれば多少無理してでもCXを打っていきます
通せそうなタイミングでしっかりダメージを通す
これが宝運用の基本思想となります
・コンセプト
ダメージレースを優位に進め、灰原多面で一気に決着
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レベル3まで出番が無い代わりに便利な効果持ち。
灰原はCXコンボもリバース要求も無く、アンコールステップに1点バーンを与え、レベル1のソウル減点持ちへ退化する原作再現コンボ持ち
なんとこのテキスト、前後列の制限がありません
そのため、余裕があるぶんだけ後列にも灰原(宮野)を並べる事で最大4回のバーンを飛ばす事が可能
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しばらくブラウはこの詰めがトップ性能かな?
松田の2点バーンと合わせればかなりの火力に
CXも打てれば相手がレベル2の状態から勝利する事も視野に入ります
長年バーンによる詰めを愛用していますが、飛ばすタイミングの価値としては下記のように感じます
アンコールステップ>アタック時>リバース時
アンコールステップは本体打点の計算終了後に不足分の打点を補う形となるので、大きい打点の邪魔をしません
アタック時は直前の打点の通り具合を判断して後続のアタック順を変えられる為、詰めのバリエーションが広がります
リバース時が一番渋い評価である理由は、チェックタイミングにこちらの裁量が無い為
はじめから決め打ちしたルートを遂行する他無く、結果としてこのバーン不要じゃない?というパターンに陥る事もしばしば
せっかく用意されている事ですし、今回はこれらの質の高いバーン2種を駆使して詰めきる事としました
高いパワーが魅力の[黒ずくめの組織]
ブラウ環境は大島風時代
環境への通りの良さを考え、全体の骨格は高パワーラインを形成する黒ずくめの組織とする事に
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CXコンボはアタック時に無条件でキャラ回収
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謎に着地時5000出力なので腐りにくい
早だしのスコッチがCXコンボでキャラ回収
対応が宝な事もあり、安定してキャラを集める事ができます
黒ずくめの組織にはその他にも優秀なサポートカードが揃っており、灰原多面を成立させやすいと判断しました
進め方
スコッチの早だしでゲームを作る関係上、レベル0ではストックを2、欲を言えば4は確保したいところ
真っ先に思い浮かべるのはこのカード
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本家WSでもこの条件でレベル0のカードは無いのでは?
リバースを取るだけでストブできる破格の性能
このカードのトリガーチェックでストックが3になるタイミングでアタックすれば4ストック確保が容易になります
魅力的ですが現環境に向かい風な為、今回は不採用
理由としては
・3500が人権を得ている
・移動持ちも一定数いる
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これらのカードに対して無力な為、腐る可能性が大
一応専用サポートで自ターン中に+2000修正をかける風見がいますが、セットで引かなければいけないので当然要求値は跳ね上がります
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レベル3にも+2000修正は優秀
ただでさえ不安定なスコッチ早だしプランを通す上で、マリガンまで縛られるようなレベル0構成はあまり好ましくありません
そこで採用したのがこちら
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手札をストックに変換するイメージ
最低限システムキャラを処理できるサイズを持ち、アタック時に手札を捨てる事でトリガーチェックを2回行う事が可能
本来であれば扉系統の控えからリソースを得るCXと相性が良いテキストですが、宝をトリガーしたい関係上、宝構築でも活躍します
必ずしもテキストを発動する必要はありません
問題なくレベル1を迎える事が出来る目処が立ったら余剰分の手札をストックに変換しましょう
試合中盤に過剰にトリガーしてしまった宝の処理にも一役買ってくれます
その他、早だし参照元のバーボンが着地時5000になるため、3500はこちらで処理
レベルが上がるタイミングで1枚は抱えておく必要がありますので、不用意な使用は厳禁
先手を取って始めに投げるキャラは移動となります
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黄色発生要因としての役割も兼任
帰ってくれば儲けものくらいの認識で
CX交換も付いているので、スコッチ連打のお供にもなります
メインアタッカーは赤城と萩原の計8枚
サーチも不採用ですので、無理せずレベル0をやり過ごします
スコッチとジンで面形成
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自身のパワーも6000に
レベル1からはいよいよ本領発揮
厳しい縛りを持ちながら、強力なパワーラインを形成するジンを主体に盤面を組み立てていきます
ただでさえ8000と高いスコッチに+修正をかかれば助太刀すら不要に
自身のパワーも高い為、手札の周り次第では1/0/2000拳で守る事でリバーステキストを3面封殺する事も
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島風環境のオトモ
また、前列を黒ずくめの組織で埋めれば7000になるライも十分にサブアタッカーとしての役割を果たします
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7000ラインは無対策デッキを完封
このデッキは後列のカードは集中のバーボンのみとなっておりますが、効果発揮に前後列の指定が無い為、ジンも後列として数える事ができます
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打ちやすさを考慮してか扉要求の隼人より500低い設定
(そもそも隼人が壊れてるだけ)
余談とはなりますが、起動できるだけお祈り集中をする行為はあまり推奨できません
ヒットしなければストックを無駄にするだけですし、ラストの詰めの際のリソース不足に直結します
初心者のうちに多段集中ヒットの成功体験をしてしまうと、リソース管理の意識が薄れて闇雲に連発してしまうクセが付いてしまう方も少なくないのではないでしょうか
一旦冷静になり、本当に必要なのか考えて実行しましょう
時には割りきる事も大事です
キャラを集めるには
このタイトル、指定ネームや特徴を揃える事を要求する割には、汎用サーチはフィレス互換くらいしかありません
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手札1枚+ストック1枚のサーチの総称
それぞれフィレスは灼眼のシャナ、
朝礼はアイマスの小鳥より
強力なシナジーを形成する警察も、揃わなければ微妙なカードの集まりになってしまいます(皮肉なのか?)
黒ずくめの組織は最低限前列を埋めれば良いため要求値が低め
後列にカードを出す必要が無い=その分の手札を節約していると捉えることもできます
一応汎用回収イベントもあり、これを採用する事である程度の安定性を確保する事ができます
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足りないあと一枚を補う
条件が厳しいかわりに、ノーコストでキャラに変換できます
早だしのスコッチ、1/0のジンをそれぞれ4枚、サブアタッカーのライを3枚採用していますので、いずれかはレベル1に上がるまでに控え室にあるだろうという計算
手札に余裕があれば木漏れ日互換のベルモットを回収しておき、終盤に好きなキャラに変換する準備をしておきます
4面埋める事が難しい状況で弱いため控えめの2枚採用
フィレス不採用なのは云わずもがな、ストックをスコッチ登場コストに充てるため
これらのカードを上手く使い、不安定な立ち上がりを乗り切りましょう
ジンのCXコンボは不採用
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レベル3のCXコンボ…?
始めにコンセプトを記した通り、レベル3は灰原で詰める為、ジンは不採用となります
そもそも全体的に微妙…
その昔はWSもCXコンボ不採用でも、トリガーの効果を重視してCX選択する事が普通でした
他に採る候補も無かった為、安直に8宝となっております
宝ならなんでも良いので、お気に入りの宝を入れてください
色も不安定になり、ゲームプランも変わりますが扉や枝にすると、後半の準備はいくらか楽になるかもしれません
詰めの最大出力
アタック時2点バーンを3パン目に打つと仮定すると、最大出力に必要なのは下記となります
手札6枚
灰原(宮野)×4
松田×1
松田の手札コスト×1
ストック11(10+3-2)
レベル3×5の登場コスト10
松田のコスト3
2パンで稼ぐストック-2
現実的な目標は灰原3の松田1の9ストック
これでも無駄に集中を起動すると足りなくなりますので、ストック管理の意識は常に持ってゲームを進めましょう
余剰分の手札にレベル1の灰原を抱えておく事でソウル減点の壁を確保したり、宮野の登場コストを浮かせる事ができます
宮野のテキストは全て強制処理ですが、一つ一つに区切りがある為、実行可能なものを全て処理します
灰原を出す処理が最後に書かれている為、控えに灰原がなくとも自身が控え室に行き、1点バーンを飛ばすまでは処理できます(しなければならない)
ソウル減点もコスト誤魔化しも不要と考える方は灰原の枠が自由枠になりますので、サーチを増やしたり個性を出す枠としてご活用ください
まとめ
・8宝によるCXの安定供給
・高パワーラインによるリバース封殺
・破壊力抜群の詰め
これらが紹介した8宝コナンの概要となります
立ち上がりも不安定でピーキーなデッキですが、決定力は折り紙付き
黒ずくめの組織推しの方、派手な詰めが好みな方は組んで遊んでみてください
ではでは