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はじめの診断は適応障害

学校に行かなくなった娘は、喋らず、笑わず、ほとんど飲まず食わずで寝たきりの状態。
私からの話しかけに首を振り意思表示をしたり、それさえもしなかったり。
お友達が部屋まで来てくれても話すことはありませんでした。

そんな中でもiPadでYouTube動画を見たり音楽を聞いたりはしていました。
私はそんな娘を見て、イライラし「iPadを触る余裕があるなら勉強くらい出来るでしょ!」とiPadを取り上げたことがありました。
今でもその時どれだけ傷ついたことかと娘に責められる時があります。
「私が何とかしないと!」と、言うことを聞かない娘をコントロールしようと必死でした。

中でも1番困ったのはお風呂です。
まずはお風呂に行くのを拒否。行けたとしても無気力でシャワーの音に怯える娘は自分で洗うことも出来ず、衣服の着脱から洗身まで私が全介助していました。
どうしても入れない日はドライシャンプーをしたり清拭したりと大変でした。
汚くなる娘を放っておけませんでした。

仕事中も娘の事が気になります。
連日、職場から許可を得て、昼休み30分自宅に帰り、一緒にお弁当を食べました。

11月に入り、いよいよ困り果て精神科を受診することにしました。

初回の診察は何とか行けたものの、先生とも目も合わさず、イヤホンをして音楽を聴く娘。
私が経過を説明して、初めの診断名は『適応障害』でした。

その後の診察は、娘が頑なに拒み、私だけ診察に出向いたり、診察に行けても相変わらずの無言で、意思疎通が不可能な状態でした。

漢方や抗うつ薬、睡眠薬などを処方されていました。主治医は「iPadで気分転換出来ているからうつ病ではありません」と何度も言っていました。

この頃から、長い長い地獄のリストカットが始まります。

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