それでもやっぱり私はDJがすき。

こんにちは。
前回の投稿から少し間があいてしまいました。
色々ありすぎて色々考えていました。

前回投稿したのが約1週間前。
先週まで私はまだDJが出来ていました。
だけどこの1週間で日常が日常でなくなり、必要なものを買いに行く以外に外出することはなくなりました。
政府からの措置をきっかけにDJの現場も全てなくなってしまいました。
収入源の大半がDJによるものだったので、いきなり先の見えない生活を強いられています。
正直こんなに急にごっそりDJの仕事がなくなるだなんて想像もしていませんでした。それは私だけじゃなく、アーティストに限らず、考えられないくらい多くの方がその様な状態だと察しています。

昨夜の都知事の緊急会見でもあったように
「ナイトクラブやバーなど接待を伴う飲食店利用の自粛を求める。」
と、要請されたのでもっともっと先の見えない状況になっていくんだろうなと予測しています。
正直、"3つの密"が揃ってしまう空間であることは間違いないので妥当な判断でしかないと思う。
喘息の基礎疾患持ちなので集団感染が本当に怖いし、日本でも徐々に報道され始めた1月下旬頃から除菌シートや殺菌スプレーなどを持ち歩いていました。みんなには大袈裟！w って笑われたけど(身体が資本なのでね)
店はどんどん営業自粛を強いられる一方。
だけど補償案は一向に成立されないしね、どうしたものか....

...って、政治的なお話は置いておいて(今日はそんな話しがしたいんじゃないのよ)
冒頭でも言ってたように本当にこの1週間色んなことを考えたのです。
DJである意味、てかそもそもDJとは？こんなに急に仕事がなくなる不安定な立場って...とか まぁそれはそれは色々考えさせられました。
日本で"芸術家"である意義だとか、SNSやメディアで繰り広げられる論争を見て悶々ともしました。暗い気持ちにもなりました。

ですが、こんな極地に立たされているのにも関わらず「やめたい」だとかは一切思っていないのです。

　約6年前からDJを始めて
バイトで生活費を稼ぎ、夜はギャラなしでDJしてまた翌日バイトに行き...
ほんとーーーーに少しずつ少しずつ頑張って結果を積み重ねて
思い通りにならない自分に嫌気がさして精神的に病んだりしたこともあったけれど、そういう時も「もうやめたい」って思ったことは1度もなかったな。
上京してから1年経ってご縁があり、今の事務所に所属させて頂き
やっとDJとイラストのお仕事だけで生活出来るようになって
とても忙しくさせてもらい、それはそれでまたしんどい時もあったりなんかしたけど「ようやくここまで来れた」って気持ちの方が大きかったな。(まだまだこれからってのは自負してますよ)

今の私があるのは自分のペースではあるけれどちっちゃい石ころをずーっと積み続けてきたからなんだと思う。
そしてこれから先、おばあちゃんになっても生きてる限りそれを続けたいと思ってる。
自分が限りなく好きなことだからそう思うことが出来る。
今直面してるほど大きな障害なんてこの先ないと思う。(あったらどうしよね...笑)

　新体操現役の頃、大学のコーチの言葉が今もなお忘れられないんだけど
「”たかが新体操”の為にこれだけ沢山のことを犠牲にして時間を費やしているのだから必ず結果を出しなさい」
って言われ続けてた。”たかが新体操”って言われ方に私は毎度 むっ としていたのだけれど社会に出てからようやくコーチが言いたかったことが理解出来た。
私からしてみれば"人生賭けた新体操"でも他人からしてみれば"たかが"新体操なのだ。
その人にとってはすごく大切なことでも他の人からしてみればたいした事のないもの。だったらそんな風に思われることにこれだけ一生懸命すべてを賭けて頑張っているのだから絶対結果を出せ！結果を出し続ければ色んな人がついて来るよ。
そういう事だったのだな〜って勝手に解釈してる、知らんけど。
これはかなりアスリート寄りの考えなのかもしれないけどね。
でもDJとイラストレーターに置き換えても同じ思考になっちゃうのだ。

そして昨今のアーティストへの政府の発言や対応を観ていて「これやん...」って改めて思ったんだよね。

たとえ他人に「たかがDJじゃん」
と思われたとしても、お金がなくなろうとも、活動場所が奪われてしまったとしても
それでもやっぱり私はDJがすき。
この先また困難なことがあったとしてもきっとそれは変わらないのだと
改めて考えさせられた1週間でした。

私にとって”DJ”がとても大切で生き甲斐になっていることを強く感じ、
改めて気づかされたことがとても嬉しかった。

本当にこれからどうなるんだろうかと不安に押し潰されそうな日々ですが
今出来ること、今しか出来ないこと、をコツコツ積み上げていきたいと思います。
そしてまたみんなと最高のパーティーが出来ることを信じてる。