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2023年映画ランキング

今年は別にいいかぁと思っていましたが、前書いたのを見返していたら、この年は邦画が好きなの多かったのなぁ、この年は洋画が多いなとかが面白かったので、今年も書いてみます。

今年見た新作は26本。うち2本は配信で。
(そんなに見れてない!と家族に言ったら月に2本映画館で観てるんだよ?多いよ?と言われました。多いのか)

わたしは最悪。
ラーゲリより愛を込めて
ケイコ 目を澄ませて
RRR
ある男
怪物
フェイズルマンズ
エアー
エブリシング・エブリウェア・オールアットワンス
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
レンタルファミリー
めためた
キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
アステロイドシティ
イノセンツ
クロース
バーナデッド ママは行方不明

エスター ファースト・キル
それでも私は生きていく
ター
ホエール
帰れない山
市子
枯れ葉
ウォンカとチョコレート工場のはじまり

2023年映画ベスト5(自分調べ)

5.枯れ葉
4.イノセンツ
3.フェイブルマンズ
2.市子
1.クロース

5.枯れ葉


ポスターと予告を見て好きそうと思って行きました。
舞台はフィンランド、ヘルシンキ。
中年?男女の恋の始まり。何やってんだよ!ってなりがらも、ほっこりするラストで好きでした。最後のウインクもチャーミング。好き!
冒頭のシーンで彼女が置かれている状況がわかって好きでした。決して裕福じゃなく、むしろ生活に困窮していて質素な暮らしをしている。ご飯をレンジで失敗してなんのためらいもなく捨ててるところに笑いました。んで、スーパーで廃棄のものを持って帰って監視おじさんに見つかってクビになります。監視おじさん顔のインパクト強くているだけで面白かった。あと俺は君が思っているより若いんだよのおじさんも、全然めげてなくて、数分いいかって言って口説くの諦めてなくて好きでした。電話番号2回目にもらうところも好き。笑った。最小限の会話と描写で2人の環境や性格が伝わって好きでした。本人たちが真面目なのに見ている方は笑ってしまうのも楽しかった。尺もちょうどよくて、面白かった!観た後もすっきりとても嬉しい。

4.イノセンツ 

子供たちの静かな超能力バトル。ノルウェーの映画らしいです。これはあらすじ見て好きそうと思って行きました。
面白かった!なんかずっとわからない危うさと緊張感があって楽しかったです。帰りは急に看板とか人間が飛んでこないかびくびくしながら帰りました。
最後の一対一の団地での対決が、映画は静かすぎるのに、観てる心の中ではめちゃくちゃに盛り上がってて好きでした。子供でしか出せない危うさと無邪気さがあって面白かったです。

観た時の感想はこちら

3.フェイブルマンズ

スティーブン・スピルバーグの自伝的作品らしいです。映画を撮ることで人の人生が変わるところに立ち会えて素敵だった〜!
どこが好きだったかなと考えたんですが、家族の問題が誤魔化されず美化されすぎず描いているところが好きだった要因のひとつかもしれないと思いました。最初はえ、めちゃくちゃ重いというか、思春期には結構なトラウマじゃないかと思ってお母さんも子供からすると女を感じてしまってなんか嫌だなと思ったけど、両親がそれをきっかけにバチバチにならず目をつぶって生活しようとするところとか現実的だなと思いました。
自分が撮った映像で浮気がわかってしまうところとか、それをお母さんに見せるところとかもう何とも言えない辛い気持ちになった。キャンプで車のライトの前で踊るお母さんは綺麗で儚くて危なげで魅入ってしまいました。
映画を通じて人生を見つめ自分を確立して進んでいくのがとても気持ちよかったです!気づいたら上映館少なくなってて、もっと上映伸ばしてほしかった!

観た時の感想はこちら

2.市子

Twitterかなんかで見て気になってやつ!予告が不穏で好きそうと思って観に行きました。
よかった…。市子がプロポーズ後に失踪。彼女の恋人が彼女の手がかりを探す場面と彼女の過去の場面が行ったり来たりする話。
冒頭の口笛のシーンと最後のシーンと。彼女がその後普通に生活できたらいいのになと願わずにはいられない、でも現実はどうだかわからないな、無理かもしれないと見終わって思いました。
出てくる人みんな素敵だった!運命なんて言葉で片付けるのは嫌だなと思ったけど、私は彼女の境遇や気持ちを想像するだけじゃ絶対理解できないんだろうなと思った。
ケーキ屋の女の子が救いだった。彼女が唯一の明るさで、市子にとって希望をくれた人なんだなって。同級生の男の子が言ってることも本当だし助けてくれたけど違う形の愛で立場がそれぞれよかった。最後の長谷川くんに対する思いを聞いてからプロポーズのシーンを見ると、もう市子がどれだけ嬉しくてどれだけ辛かったかわかって泣いた。婚姻届見ただけで泣く。
希望的な終わり方じゃないのも好きだったし、こういう人がいるかもしれないと考えることができて胸がいっぱいになりました。

1.クロース


ポスターが好きだったのと評判が良さそうなので行きました。ちょっとしたすれ違いで友達を失くす話。表情やカメラの動きで心情がわかる気がしたのと走るシーンが印象的で胸に残ったので一位。ベルギーの監督だそう。他のも見てみたい。
レミとレオの関係性の変化(名前似てるからどっちか覚えられない)と、その後のレミのお母さんとのシーンも本当に思っていることを言わずに会話している雰囲気が好きでした。辛い…。最後の最後まで泣いたり現実を受け入れられなかったりが出ないところが、余計に、友達を亡くしたことや、自分がやってしまったこと、もしかしたら自分が原因なんじゃないかっていう後悔と葛藤がわかってよかった。そんなことでと言われてみて思ったけど、でも小さい頃から遊んでる一番の友達に突き放されたら辛いかもしれない。そこまで割り切れないかもしれない。
自転車とか花畑を走るシーンが印象的でした!綺麗かった!思春期の不安定さと楽しかった頃とが伝わる気がして好きだった。最後のシーンも完全には許されない気がしていっぱい考えてしまった。
言葉以上に登場人物の心の動きが丁寧に描かれていて、そこが一番好きだった。しんどいけど観て満たされた感があった。

観た時の感想はこちら


今年はなんか真面目な映画ばかり観ている!

RRRも面白かったよ!!公開されたの去年じゃね?と思って外しました。おすすめ聞かれたら一時期、RRR!って言ってたくらい好きでした。長いけど観てね!!映画館だいぶ長くやってた…!いやいやすげえな!無理だろ!ってツッコミどころを全てすっとばして笑っちゃうくらい手放しで楽しみました。(ついでに感想はこちら)

定期的に映画館行かないと精神的に病むんだよな…。忙しいからっていって行かないともっと疲れるんだよな、不思議だな。
暗いところで映画観ることだけするってのが余計なこと考えなくて好きなのかもしれない(´ー`)

来年は1人でふらっと行く前に好きそうな人に声かけよ!!!

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