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【JICA海外協力隊連携派遣】マラウイで過ごす私を支えてくれる仲間たち part 2

前回の記事に引き続き、清泉女子大学地球市民学科と国際協力機構(JICA)との連携派遣覚書により、青年海外協力隊としてマラウイで活躍している卒業生「片岡さん」の現地レポートをご紹介します。

片岡さんの紹介記事はこちら↓


上司と同僚

私の配属先はNkhoma TDC(Teacher Development Center)というNkhoma(ンコマ)地域の14校の小学校を管轄している教育委員会の支所のようなところです。
小学校の記録のデータを管理したり、教員向けに技術指導などをしています。

他の協力隊の同期の話を聞いていると、やることを与えられず何をすればいいのか分からないという声や、要請とは全く違う仕事を求められたりして悩んでいるという声を聴く中、
私の上司と同僚は、私が何をやりたいのか聞いてくれて、コネクションを作ってくれたり、サポートをしてくれつつも自由に活動をさせてくれます。
今活動を頑張れているのは、この上司と同僚が味方でいてくれているのが大きいです。

配属先のNkhoma TDC(Teacher Development Center)


そんな上司は、フレッシュメイズ(メイズを茹でたもの)をよく食べさせてくれます。
最初は日本のトウモロコシみたいに甘くないので、なかなか全部食べ切るのは大変でしたが、最近はこの味が癖になってバクバク食べてしまいます。

フレッシュメイズ
実は甘くなくあまり水分もなくパサパサとしているけど詰まっていておなかに溜まります


私の癒しのちっちゃい生き物たち

TDCの自分のデスクで小学校を見学したときのメモやインタビューの情報を整理してふと上を見上げると…
いるんです。いつも

3匹のヤモリが

いつも3匹で集まって何かしています。何かミーティングを開いているようです。
ほぼ毎日見かけるので、ヤモリも頑張って毎日オフィスに来て集まってるんだから自分も活動頑張ろうと元気づけられます。


小学校を巡回する中で

私は現在14校の小学校を巡回してンコマ全体の雰囲気をなんとなく把握していっている最中です。
自転車を買ってgoogle mapを頼りに通っていますが、中にはgoogle mapに登録されいない学校もあり、その場合は大体この辺かなぁと予測してとりあえずペダルを漕いでいます。そして大抵迷子になります(笑)
そんなときは道行く人に唯一話せるチェワ語「Ndikufunakupitaku ○○ primary school(○○小学校に行きたい)」を使って道を聞きます。
すると、チェワ語で話しかけたのでチェワ語が話せると思ってチェワ語で説明されます(笑)
もちろん理解できないのでなんとかジェスチャーでチェワ語が理解できないことを伝えると、向こうもジェスチャーで教えてくれます。
そんなこんなでなんとか学校に付くことができました。
いろんな国に行ったことがある人の話を聞くとやはりマラウイの人は優しいらしいです。マラウイの人もよく「マラウイ人は良い人が多いんだ」と言っていてマラウイ人であることにプライドを持っているようです。


まとめ

ここまで、私のNkhomaでの日々の生活を支えてくれる仲間たちを紹介してきました。この人達(人じゃないのもいるけど)のおかげで、楽しく毎日を過ごせています。
マラウイフィールドワークから帰ってきてから、マラウイの写真を自分のパソコンのデスクトップの待ち受けにして、いつかマラウイにまた行きたいと願って、今をの夢が叶っている状態で、改めて考えると嬉しいような本当にマラウイにいるの!?と思ってしまう不思議な感覚です。
でも楽しいことばかりではないのも正直なところ…
みんな優しくしてくれてこちらも嬉しくなって関わって仲良くなれたと思ったら、
お金や食べ物を求められることもしばしば。
ある時はちっちゃい赤ちゃんを連れた若いお母さんにすれ違いざまに突然跪かれて食べ物を求められることも
こういう要求には「ごめんね」と断るようにしていますが、もし、私がお金を持っていなかったらこんなにフレンドリーには受け入れてもらえないのかなぁとか考えてしまったり、もやもや~とすることもあります。

今まで協力隊に参加された清泉の先輩方はたくさんいますが、皆さんもこういうことを経験されてきたのかなぁ~

それでも私を日々支えてくれる存在がいるからやっぱりこの地域に愛着が湧いてしまう。
今はマラウイに来て3か月、ンコマに派遣されて1か月これから日本に帰るまでの間、どんどん大切なものを集めていって、好きな思い出でいっぱいにしていけたらと思っています!


現地での活躍は、Instagramでリアルタイムで更新されています!


3か月報告会開催決定

さいごに、
これまで片岡さんが、現地で活動してきた3か月間の出来事をまとめて
「3か月報告会」を開催いたします。

【日程】
2024年12月14日(土) 21:00~

Zoomを使ってオンラインで発表します。
耳だけの参加も大歓迎です!
ぜひ、リアルな体験談を楽しみにしていてください。


地球市民学科の学生が参加できるマラウイFWに関連する記事はこちら↓