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online配信参加メモ:諸国漫遊記(千穐楽)

いい画像お借りしました。ありがとうございます。



本題に入る前に、去年の8月8日を。こんなタグがあった。(ハッシュタグとして書くと引っかかりそうなのでシャープで表示)

「♯8月8日はすゑひろがりずの日」

そうか、8月8日だもんな、末広がっているなぁ、と。

ただ、ここはTwitter。移ろいも早い。と一過性の気持ちしか持てなかったのだ。
その時はそう思ってただけ。



1年後...

去年以上にドハマリしてやんの、私。



ということでひょひょーいと買ってしまったのである。千穐楽の配信チケットを。

細かい内容はきっと別noteに上がっていると思い、ここでは私自身で感じたことを。あとこういう長文書くのもめちゃくちゃ久々な分、かなり拙い部分もあり。ご容赦。あと、ネタに関してもM-1グランプリシーズン突入し始めていることで細かいことは記さないようにしておく。


1. 口上


・南條さん
ファンと場所を提供してくれた観世能楽堂への感謝。そして「お笑いの空気ではございません!」と。今までの7公演とは違い、会場入りからスーツを着た大人(たくさんの黒尽くめの人)がたくさんいたことに驚く。リハも入念に。拍手から始まるのに無音で始まるという今までとの違い。地下3階(※1)にまた屋根がある...どういう状況だと(笑)
※1 観世能楽堂はGINZA SIX地下3階にある施設。

・三島さん
結構カチコチだった相方に対してちゃんと言うと思いきや…

格式ダサい

絶対そこはダメ(南條さん)


緊張しすぎて格式高い、が言えず。(笑)結成が10周年ということで同期を調べるとなんとKis-My-Ft2も。そしてTwitterでの厚切りジェイソンのネタ。「すゑひろがりずの「ず」は英語の複数形」を4日の水曜日に言ってくる。(※当該ツイートはたぶん削除されてるな、これ)


OP映像へ。過去の局番の映像や提供写真等がメイン。この時点でエモい。確かに局番の素材結構あるからなぁ、個人的には沖縄編のものが結構出ていて良き。何がすごいって基本楽曲✕な配信なのに吉田兄弟のRIZING(前出囃子)を使ってくれたことよ。


2. 和風変換

和風変換の前に、口上公開反省会とちょっとしたトーク。実は会場も少しアレンジしたらしく、それなりの金額がかかった模様。劇場とは違い、袖からの距離がまぁ長いこと長いこと。たぶん気が上がったのか、無限大ドームⅡはない(=野外と一緒)。
そして、有田Pきっかけでできた新衣装(黄緑紋付き)の紹介。
チケット即完。肌速乾。そして鼓叩く前に喋りだす三島さん。そのへんは結構通常営業感あって一安心。そして今回あった和風変換はこれ。

・カルディ=舶来品洒落てる問屋
・DA PUMP=おぱんつ 
・マヂカルラブリー=筋肉と豚
・GINZA SIX=銀座六丁目(本当にある)
・サンリオピューロランド=かわいい埴輪がいっぱいおる国

カルディはおっ、ってなったのに普段と比べて珍しく絶不調(笑)たぶん半分は怒られるなこれ(汗)



3. 漫才1:合コン〜司会者黒眼鏡

合コンネタは千穐楽でどうしてもやりたかったもの。そして最後になるのかも、とも。
でもいつも以上に気合入ってるし、召してのところは手拍子入るのいいなぁ...これ客と一体化できるやつやん。このネタなしでは彼らが跳ねるということはなかったくらいだし。でも召してのあとで実施煽りは禁止です、との真面目さも。

古今東西は飲み物の和風変換をアドリブでガチバトル。

総大将=BOSS
真の黄金=リアルゴールド
一つなり=WONDA
熱帯のにわか雨=スコール
緑じゃから=グリーンダカラ
紅牛=レッドブル
静まれ静まれもん=CCレモン
おなつ=なっちゃん
7こ上=7up
ハッとする=ビックル(大きくなるとかでいいじゃろ)
5(小声)=ファイブミニ
亀が背たろいしもの=コーラ
支援者数多 ぶどう味=ファンタ グレープ味

この部分で結構時間取られてたからかネタが進まない上にストックも切れた(笑)

時間が迫ったのか、さらりといった関白遊びでは与えるものが諸国漫遊記のDVDBOXに。


よく見るケースではあるが、M-1グランプリのファイナルで見たネタって12月〜1月のお笑いの特番で見ることはあっても、それ以降はパタリとやめるパターンは多い。(そう考えるとマヂラブさんは結構長らく見てる気がする)



和風変換を抜き取った流れから司会者黒眼鏡のネタ。これも最近よく見るやつ。(個人的にはタモリ倶楽部出た後くらいかな〜って思っているが)
個人的に好きなのはMステドタキャンの変換。

それ以上に思ったのは彼らのつなぎがうまくなってきていることである。一度別で10分漫才するという配信を見たが、そのときに比べると確実に自然な流れになってきている。これが場数を踏んだ結果、ということなのかもしれない。


4. コント:あんころ奉行

まさかのここで過去ネタ披露。確かこの公演では(千穐楽は出られなかったけども)みなみのしまがゲストで登場したり、過去ネタが結構出ていたり。

ツアー前に第一章はこの千穐楽としていたからかな?と勝手に推測。なんだろうか所作がきれいになっているから面白さが増している気がするような。でも、最後の腕出すまでがあたふたしてたような。


5. 情報解禁1:デジタルシングル『雅-MIYABI-』配信

俺たちがSUWEHIROGARISだ 
Yeah, 家臣たちにBIG NEWSだ、心臓止まるなよ。


とかもう地味なダサさがあるのよこの時点で(笑)本人たちのHiphop系なの違和感なのよ。なんだろうこの変なぎこちなさ


曲が先に出て後に映像が出るなんて最近のミュージシャンの売り出し方やって。仕組みがよくわからん(笑)って言ってたし。なんと手掛けたのがセンチメンタルバスの鈴木さん(太鼓どんどんしてる"風"の人)ってのにもびっくり。彼らの世代から考えると意外としっくりくるかも。


配信の時がMV Teaser解禁だったのかな。(※8/21:フルに差し替え済)

6. 漫才2:育児〜ヤンキー

ここで青(エメラルドブルー)×白(クリーム)の衣装にチェンジ。
育児のネタは比較的新しいものなので感想メインで。
あやし方で完全に距離感が破綻するのとまた各々の表情が良い。これは映像にしてもいけるやつなんじゃ?とも。

庄助の顔見たらふぅ〜んってなる、としれっとファーストネームが(笑)

割とオーソドックスに見る所作が現代と昔を行き来しててこれもこれで新しい切り口だと感じた。ただ、三島さんよーーーー動くなぁ、ってのと鼓の斬新な使い方が印象に残っている。怒られそう。←


そしてヤンキーネタ。これも比較的よく見るもの。

なめてたら〜尻の穴にぞ手入れて〜奥歯ガタガタ〜〇〇〇〇〇〇〜

これめっちゃ勉強できるから好きなんだよなー、一応ミソになる部分は伏せておく。でも私はこれより単車ニケツのあれが好きだな、中毒性ある。


7. 後半前VTR:狂言への挑戦

換気休憩(中説)の後にまたVTR。ここで公演にあったある挑戦、ついに狂言に挑戦する。ガチ狂言。


本人たちいわく、今までが茶番だったからこんな機会は一生に一度あるかないかくらいということで挑戦することに。そしてここで野村太一郎指導の下「口真似」を。

途中稽古の動画が写っていたことと、三島さんがやる太郎冠者が相当セリフ量が多いことで相当心配されたこと、稽古を通して相当やり方が腹立っているとのこと。本人たちが関西出身ということもあり、イントネーションの違いなど。

やってわかることもある、ということなのだろうか。そう思った。



まさかここの動画からこんな発展するなんてなぁ、何が起こるかわからない。予想の斜め上いや別次元の未来を見せるからすごいんだわ。本当に。


8. 狂言:「口真似」

冷静にサブタイつけるときに思ったけどお笑いの配信ライブの感想書くのに、狂言見ましたって感想今後の人生で書くのか、と。

↑参考


特に仕事を始める数年前からどちらかというと和のところからは対の位置にいた自分。古典知識も幾分か抜けてるし、大丈夫?理解できる?という不安もあったが、ある程度のあらすじを聞いてから見ると、あ、きっとこんなこと言っていだろうな、この動きはこのことを表しているんだろうな、と捉えることができた。

三島さんを見ていると、セリフを真似る、というのにこのセリフ量と動作すごく覚えるの大変だっただろうなぁ(ツアー+寄席+TV出演+他とかあったし)、と。

そしてエンドロールへ。そうか、配信だからハマショーは流石に無理だもんな、と思いつつ。


最後は太一郎さんも読んでのトーク。このへんで記憶とメモが完全吹っ飛んだのであまり覚えていないが、稽古を通じて二人の漫才中の所作が反映されていた、とあり、そう言えば最近見れば結構前より丁寧で動きが良くなってる?という感じも。


そしてDVDと広島追加公演のお知らせ。うまく行かなかった分、広島での再公演、有言実行、さすがでございます。落とした声帯が無事見つかりますように...!



8. 全て見て思ったこと

気づけばまたお笑い沼に落ちて1年半以上が経過していた。これまでもあったはずなのに、こんなにハマる自分がいるにことに未だに驚き。最近は配信もすゑが出てるから、だけではなくちょっと気になるから見てみようというものも出始めてきている。


自分がしんどい時とかって結構笑いに救われているんだなと実感させられた今年の夏。私もそろそろ彼らが伝統芸能風にシフトしたくらいの年になった。

特に見てて思ったのが腐らずめげずに自分の道を信じ続けていくのも大事と思ったのもこの公演から学んだこと。彼らはこれまでの経過を「継続は力なり」とした。そこだけはなんか少し違うと思い、これからこう考えようと思った。

私は「あと一歩だけ前に進もう」、と。