最近思うこと
先日、安部元首相が暗殺される事件が起きた。
日本で、自作であろうと、銃殺事件が起こったことには大変驚いたが、それよりも、私はこの件に関しての周りの反応に驚きを隠せなかった。
安部元首相暗殺に対する議員の反応
安部元首相が撃たれてから亡くなるまでの間に、いくつかの政党がコメントしているが、その多くは「選挙活動中にこのような行動な大変遺憾だ」というような旨の発言が先であった。
その後、付け加えたかのように発言される安部元首相の扱いに、大変心が苦しくなったのを覚えている。
政治活動において、安部元首相は確かにライバルであったといえよう。
ときには国民にすら「不必要だった」といわれるような行動だってしているかもしれないが、それでも、一緒に国のために働いていたライバルに対する対応に少し寂しさを感じてしまった。
もちろん、インタビュアーの問いかけに応じた結果であったかもしれない。
それでも、事件に巻き込まれた人の身を案じる方が先であってほしかったと思うのは傲慢だろうか。
安部元首相が亡くなってからのニュース
安部元首相がなくなって以降の最近のニュースにも疑問を感じるのは私だけだろうか。
実際、安部元首相が暗殺された原因に「旧統一教会」があるといわれるが、旧統一教会が「殺せ」と指示したわけではない。
もちろん、私自身、旧統一教会を支持しているわけではないが、「旧統一教会が悪」という、最近のニュースはどうなのだろうか、と疑問に感じざるを得ない。
旧統一教会について議論し始めるなんて、それこそ問題のすり替えだと感じた。
安部元首相の暗殺に関してのニュースを報道しようとしてもなかなか難しいのはわかる。
実際に、救助にかかわった人の中にPTSDに似た症状を訴える人が出てきているからだ。
それだけ、衝撃的だったということだ。
実際、数日はSNSから離れていた人も多くいたようなので、ニュースに取り上げるのは難しいのだろう。
かといって、犯人について報道するのも難しい。
ただ、犯人を擁護する気は一切ない。
犯人は旧統一教会を恨んだことがきっかけと言っているが、旧統一教会が犯人に対して何か指示を出したのか、そして直接的に何か関係があったのかと問われると、実際のところは母親と関係があっただけなのではと思われる。もしそうであるなら、そこにのめりこんでしまった母親を責めるべきであるし、母親を責めきれず、母親から縁を切れなかった自分を責めるべきだろう。
いずれにしろ、なぜ怒りの矛先が他人に向いたのかは私には理解ができない。
話は逸れたが、こんな不毛な話をするわけにはいかないので、ニュースでは旧統一教会について取り上げているのであろうが、正直旧統一教会が「殺せ」と言ったわけでもないのに、いい迷惑だよなと思ってしまった。
ちなみに、もう一度言うが、私は旧統一教会を支持はしていない。
安部元首相に対する反応
安部元首相が亡くなり、国葬について賛否あり、なかには脅迫状を出している人がいると聞いた。
これについても行き過ぎなのではと感じる。
安部元首相が良かった!!と手放しで褒めれるかといわれれば正直それはできない。
マスクの事件(笑)とか、その場だけの行動も少なからずあったからだ。
しかし、日本以外の国がどうしてここまで安部元首相を評価するのか、どうしてロシアや旧統一教会とも仲良くしていたのか考えればみえてくるものがあるだろう。
目先のことにとらわれず、全体を見て判断ができるようになりたいと、今回の件を受けて強く感じた。