食事の時間も静かな大部屋 | 食事をしない療養病棟の方々
こんにちは、ちまめです!
昨日から移ってきた療養病棟で感じたのは、その静けさです。
病院という場所でありながら、まるで時間がゆっくり流れているようで、静寂が常に漂っています。
日中の病棟の音は最小限で、夜も静まり返っており、まるで自分だけが動いているかのような錯覚に陥ることさえあります。
入院生活には慣れているつもりでしたが、ここまで穏やかな環境は初めてです。
食事の時間がない人たち
特に驚いたのは、食事の時間です。
普通、他の病棟では食事の時間になるとそれぞれの患者さんが食事をしたり、場合によっては食事中に少し話をする様子が見られますよね。
でもこの療養病棟の私が居るお部屋ではそういった気配(音)がなく、同室の方々は、食事の時間になっても食事をされていないようです。
おそらく胃ろうなどの経管栄養の方が多いのだろうと思います。
静かであることに加え、食事という日常的な行為が目の前で行われないため、余計に時間の流れが止まっているように感じられます。
刺激的な毎日をください
それにしても、この静寂は少し刺激が少なすぎると感じることもあります。
自分が療養中であることを再認識させられる一方で、周囲の静けさに包まれていると、自分自身の気力もどんどん落ちてしまいそうで不安になります。
リハビリの時間や体を動かす機会があるとホッとしますが、静かな環境に慣れてしまうと、精神的にも受け身になってしまう気がします。
だからこそ、この環境の中で自分から積極的に刺激を取り入れる工夫が必要だと感じています。
静けさの中にいると、どうしても心が内向きになってしまうものですが、それでは体だけでなく心も回復するのが難しくなります。
この静かな空間を有効に使いながら適度に外界との繋がりを保ち、刺激を感じることが長期の療養生活での課題だと話には聞いていましたが、痛感しました。
静かな環境は確かに癒される部分も多いですが、同時に自分自身を維持するための努力も必要です。
この場所での生活をただ過ごすだけでなく、しっかりと自分を保つ工夫をしていきたいと感じる今日この頃です。