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私が体験した脳梗塞の前兆症状 | でも頭の検査はしてくれなくて

脳梗塞の前駆症状(前兆症状)として、体験したことのお話。

こちら↓でも書いておりますが、今回は前駆症状などについてフォーカスして書かせていただきます。


私に起こったのは、半側空間無視閃輝暗点という前駆症状でした。

半側空間無視とは、視覚や感覚の一部が認識できなくなる症状。
具体的には、左側や右側の視野が見えなくなり、そこに物があっても気づかない状態になる。
日常生活では非常に不便で、特に自分が何かにぶつかりやすくなることが大きなリスク。

私が半側空間無視 に気付いたのは、マンガを読んでいるときでした。

セリフの一番右の列が視野をずらすなどすると、行があるのは分かるものの内容が理解できませんでした。

また、閃輝暗点は、視界にギザギザの光や模様が現れることで、急に視野の一部が見えなくなる現象。
これは一時的ですが、とても不快で集中力も削がれる。(偏頭痛でも起こる)

マンガのセリフが上手く読めず、ふと視界を上げたら閃輝暗点が起きてることに気付きました。

元々偏頭痛で二度ほど閃輝暗点起こしたことあるため、あれれ?とびっくりしましたが、頭痛は起こっていませんでした。

*

こうした症状が急に現れたため、私は不安になり、#7119(救急相談センター)に問い合わせました。

頭痛やめまいなどの他の脳関連と思われる症状は起きていませんでしたが、鍼灸学校で脳梗塞の前駆症状は勉強していましたから、頭の中で何か起きていると思ったんです。

#7119ですぐに救急車を呼ぶようにと案内され、119して緊急搬送されました。

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到着先は東大病院。

私の頭で何が起きているのか説明してもらえると思ったのですが、数日前から別の感染症で発熱もしており、その対応だけで頭の精密検査はしてもらえず、意外にも行われた処置は解熱の点滴だけで帰されてしまったのでした。

この時の私はなんとかして脳の検査や専門的な治療を期待していましたが、思いがけない対応に戸惑いを感じました。

そのまま迎えに来てくれた母に付き添われてやっと実家に帰宅しましたが、翌日もまた発熱してしまい主治医の居る病院に行って即日入院。

数日はまず感染症の治療をしていたのですが、敗血症性ショックで昏睡状態に。

敗血症性ショックとは、
重度の感染症が原因で全身の炎症反応が引き起こされ、その結果、血圧が極端に低下して臓器の機能が著しく低下する危険な状態。
これは、細菌やウイルスなどの病原体が血液中に侵入し、全身に感染が広がる「敗血症」によって引き起こされる。
敗血症性ショックになると適切な治療を早急に行わなければ生命の危機に直結することが多いため、迅速な医療介入が必要。
治療には抗生物質や血圧を安定させる薬、輸液や酸素療法が含まれる。

そして昏睡してる二週間の間に動いて反応していた足が動かなくなってしまっていることにナースが気付き、昏睡から回復してせん妄状態の中精密検査をして、微少血栓を3つやっと見つけてもらいました。

せん妄状態とは、意識や認知が一時的に混乱し、注意力や集中力が低下する精神的な状態。
主に高齢者や体調不良の患者に多く見られ、特に入院中や手術後に発生しやすい。
せん妄の症状:
- 意識の混乱や見当識障害(時間や場所の認識ができなくなる)
- 幻覚や妄想を抱く
- 落ち着かない、興奮した状態になる
- 記憶力や注意力の低下
- 昼夜逆転などの睡眠障害
原因は薬の副作用、感染症、脱水、アルコールの離脱症状、手術後のストレスなどさまざま。
せん妄は一時的な状態で、適切な治療やケアによって改善されることが多いですが、早期の診断と対応が重要です。

発熱から来るせん妄で人格おかしくなっていて、状況理解ができず暴れるため、点滴抜けないように拘束されないと危ないレベルで私自身も周囲も苦労しました。

今でも見ていた悪夢的な妄想?単なる悪夢?を4.5個ほど覚えてますが、そもそもせん妄状態を覚えていること自体も珍しく、普通はせん妄状態だった時のことは忘れてしまうそうです。

そのせん妄状態からも、度々の熱発も乗り越えつつ収束してきて、今は少し高次脳機能障害と、刺激が少ない毎日で脳刺激が少ないぽやーとしてる脳の人です。

*
最後に

脳梗塞の前駆症状にはいくつかの特徴的なサインがあるのでまとめてみました。

これらの症状は突然現れることが多いため、気づいたらすぐに医療機関に連絡することが大切です。

以下によく見られる脳梗塞の前兆についてまとめてみました。

  • 片側の手足のしびれや脱力

脳梗塞の典型的な前兆として、体の片側に突然しびれや脱力が現れることがあります。
これは脳の一部で血流が遮断されることで、神経が影響を受けるために起こります
特に手や足が思うように動かせない、力が入らないと感じる場合は注意が必要です。

  • 言語障害(ろれつが回らない、言葉が出にくい)

言葉をうまく発することができない、話そうとするとろれつが回らないといった言語障害も脳梗塞の前駆症状の一つです。
また、相手の話が理解しづらくなることもあります。
これも、脳の言語を司る領域が影響を受けている可能性があります。

  • 視野の欠損や片目の突然の視力低下

脳梗塞によって視覚が影響を受けると、片目が突然見えなくなる、または視野の一部が欠けることがあります。
特に片方だけが見えなくなることは重大なサインで、すぐに対応が必要です。

  • 激しい頭痛

突然の激しい頭痛、特に今まで経験したことのないような痛みがある場合も、脳梗塞の兆候かもしれません。
これは出血性脳梗塞(脳出血を伴う脳梗塞)の可能性があり、非常に危険です。

  • めまいやふらつき

突然のめまいや平衡感覚の喪失、ふらつきが出ることもあります。
これらの症状は、脳の血流不足によって平衡を保つ機能が影響を受けるために発生します。
歩くのが難しくなったり、立っていられなくなることもあります。

  • 嚥下障害

飲み物や食べ物をうまく飲み込めない、むせやすくなるなどの嚥下障害も前駆症状の一つです。
これも脳の一部が損傷を受け、嚥下を司る神経が正常に働かなくなることが原因です。

これらの症状が現れた際は、軽視しないで速やかに医療機関へ繋がることが重要です。

脳梗塞は本当に時間との戦いで、早期の治療が回復の鍵となります。

脳梗塞じゃなかったら、脳梗塞ではないことに安心すれば良いだけですからね⟡.·


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