脳梗塞だけど、片麻痺じゃないレア麻痺
脳梗塞と聞くと、多くの人は片麻痺を思い浮かべるかもしれません。
実際、脳梗塞で片側の手足が動かなくなるケースが多いのも事実。
でも、私の場合はちょっと違うのです。
私は同時に3ヶ所つまらせる多発性脳梗塞を発症してしまい、その結果両下肢が麻痺してしまいました。
ただ右半身の方が麻痺が強めで、両手はそれなりに動くものの、右上半身や舌の動きは右が若干程度弱め、下肢は右足の方が動きが悪いベースがある両下肢麻痺な人です。
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両下肢麻痺というと、片麻痺に比べてあまり知られていないかもしれません。
でも、この麻痺は他の片麻痺の方と同じように、私の日常生活に大きな影響を与えています。
歩けないことで移動が常に他の人のサポートを必要としますし、トイレや入浴など、日常的な動作も一人ではできなくなりました。
↓お手洗いのこと
それでも上半身は動くため、外見上ではまだ元気に見られることが多く、片麻痺の方とはまた違った理解の難しさがあります。
片麻痺の方は、足は麻痺側だけリハビリがんばっていけば、もう歩くことは難しいと言われている両下肢麻痺の私より、歩ける可能性が高いと私は考えているんですけどどうでしょうか。
歩行訓練してる動画見てると、良いなぁと羨望の眼差しです⟡.·
(もちろん麻痺具合によるので全ての片麻痺の方が歩けるようになるとは言いませんし、手の麻痺もあるでしょうからそちらのご苦労もあるとは思います)
歩けない片麻痺の方も含め、両下肢麻痺の私も歩けないことで感じるストレスや不便さ、そして他人に頼らなければならないことへの葛藤はどうしても大きいです。
また、多発性脳梗塞ということで脳の異なる部分に複数の影響が出ており、思考や記憶力の若干の問題も抱えています。
そして脳梗塞の後遺症として、片麻痺ではなく両下肢麻痺という後遺症は、見た目には理解されにくい部分もあるかもしれません。
だけどこの麻痺も脳梗塞の一部で、麻痺が片側か両側かに関わらず生活の質が大きく変わり、毎日が挑戦の日々です。
もし、同じように「片麻痺ではないけど麻痺がある」という状況の方がいらっしゃったら、あなたは一人じゃないとお伝えしたいです。
脳梗塞は人それぞれに違う形で影響を与えますが、それを受け入れ、サポートを受けながら、自分のペースで進んでいくことが大切だと感じています。