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「しごと」につながる旅のつくり方:『日常非日常』から見つける可能性
コロナ禍において自由に旅ができない状態が続き、これまでふらふらと気ままに旅をしていた私にとって、行動範囲を制限されることが何よりのストレスに…。「コロナ明けには絶対に海外に行きたい」と、強く思うようになりました。
実際、私の周りにはコロナ禍で海外から帰国せざるを得なかった人も多く、「また海外に行きたい」「海外に暮らしたい」と言う声を聞くことも多々ありました。そんななか、「リモートワーク」という働き方が一般的になり、これまでデジタルノマドとして旅していた以外の人たちにとっても、「旅しながら働く」ことができる環境が整っていったのも事実。もはや「住む場所」にとらわれる必要はないのではないか──、そんな人たちが周りに増えはじめ、
「海外で働きたいけど、どうしたら良いのかわからない」
「人脈がなく、いきなり行くのはハードルが高くて…」
なんていう相談を受けることも増えていきました。
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そんなときに、台北で最大規模を持つシェアハウス「9floor」が声をかけてきてくれたこともあり、私たちTen10と9floorでプログラムを立ち上げることに。実際にシェアハウスに一定期間「住む」ことで台湾の暮らしを体験してもらおうという、ちょっとしたお試し移住プロジェクトとしてスタートすることにしました。
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ただ、リモートワークをしながら住むだけでは日常とあまり変わらない。そこに「非日常」な要素をプラスすることで新たな価値観を見つけてほしいと考え、市内散策をはじめ、中国語講座や現地の人と交流できる企画、ローカルのクリエイティブ企業への訪問などを盛り込むことに。できるだけローカルの「人」と出会える旅。それが今の「日常非日常」です。
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ただ、主役となるのは参加者。できるだけ参加者たちが「何をしたいのか」「どういった人たちと会いたいと思っているのか」「どんなことを経験したいのか」を事前にヒアリングしています。もちろん、現地でいろんな体験をするなかでも、「こんなことしたい」という話はできるだけ叶えられるようサポート。日常の仕事をこなしながらも、非日常な体験をすることで、ただの旅では終わらない、「次につながる」滞在をしてほしいと思っています。
いきなり仕事につながらなくても、現地に友人ができるだけでも大きな変化。新しい可能性が見つかることだってあります。
日常非日常では、夏と冬に1週間のプログラムを台湾で開催しています。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。