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私的今年の漢字2020

先日、今年の漢字は「密」と発表された。
例のウイルスは今年を語る上で外せない要素だ。「3つの密」という漢字一字にフォーカスした言葉が繰り返し報じられたことが印象的であったこともあり、今年の象徴としてふさわしいと私も思う。
多数決で選ばれるとはいえ、「禍」や「病」、「菌」などであったら漠然とした印象しか残らなかっただろう。

さて、昨年に続いて今年も自分の一年を振り返りたい。
2020年の「私的今年の漢字」は「破」だ。主な理由は3つある。

一つ目は、例のウイルスによって平穏な日常とそれが続くという幻想が「破」壊されたこと。
地方在住といえど、今年の出来事として無視してもしきれない存在であった。

二つ目は、 金銭的な余裕が増えて経済的な壁を突「破」できたこと。
元々ゲーミングPCを購入する予定だったが、ステイホームの流れと噛み合ったこともあり、コロナ下においてもQOLをある程度維持することができた。
他にも色々あるが、一つ一つ紹介すると長くなるため、後ほど別の記事で買ってよかったものについて書く予定だ。

三つ目は、 自分の弱みと向き合って心の殻を「破」る経験ができたこと。
私には先延ばしをしてしまう癖や人に頼ることをためらってしまったりする癖がある。放っておけば破滅する可能性もあるが、今までこれらの癖から目を背けてきた節があった。
最近、これが原因で仕事を抱え込んでしまい体調を崩してしまった。どうにもならず正直に打ち明けることにしたのだが、当然言葉にしなければ伝わらない。
それまでの過程や自分の思考を言葉にする過程で殻を破ることができ、別の自分に生まれ変わったような気分になった。
寛大な同僚や上司があっての経験なので感謝しなければいけないが、より成長できるきっかけとなる出来事だった。

2020年は万人にとって良い年だったとは決して言えないものになったが、個人的にも世間的にも大きな変化があった一年であった。

2021年はより良い変化に恵まれる一年になりますように。


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