明日の朝も目が覚めれば、ペットボトルの珈琲を。
私は今朝起きた時に私を始めたか
私は私だと認めたか
私ではない私が私だと
人が私を認める前に私を始める
もう一人の私は私を知らない
私が赦すことで私だと思う
階段を降りた先の冷蔵庫
扉を開ける前に
私は冷蔵庫を知っている
扉を開ける先にある
アイスコーヒーと牛乳を
右手と左手両方で掴む
それは記憶であって記録ではない
それをそれだと知っていること
そんなことを考えながら
私の背中で扉を閉める
昨日に死んだ私が今朝起き上がり
私が私だと言われる前に
私が私を始める
今日もあと少