https://note.com/ueu/n/n0ba1b5037b89 素敵な連詩。
蝶は 何処を飛んで いますか 蟻は 何処を歩いて いますか 蝉は 何時鳴いて いましたか 桜は 何時咲いて いましたか
夏の終わりくらいから、凪なんです。昂りも、墜ちることもない。波の上に揺蕩う。そんな感覚。そこに流れてくる言葉を少し掴むことくらいしか出来ない。
真実と事実は違う。その言葉の意味を探している。
ことり、と音がした。もう机の上に置いた。その先が続かない。
もう空が青いと気づいた時には誰もいない。夜空にピン止めされた星の標本。白鳥になれない自分を呪う。その星のどれか一つでしか無い。しがない、詩を持たない、憐れみで構成された張本人。それはもう、手放した風船の赤い波の形。届かない思い。薔薇色の人生。
何もない。何もかもあるのに、何もない。何故だかは分かっている。ずっと探している。
6月の終わり。宇宙から撮影された月は其処に在った。僕が見ていなくても。
土砂降り。何もない休日。ひたすらに眠る。今の自分には必要な行為。
忘れることなんて無いんだろうな。
ジョンは言いました。 「僕らは透明なんだろ。」 そう。僕らは透明だという事を忘れていました。君も、私も。
subject/として詩を見つめて object/としての詩を考える
夕べの心と朝の心は違う 昨日嫌いだったトマトを今日食べられるようになったりする 青空が好きだった昨日が嫌いになったりする それなのに夕陽の赤色は嫌いになれないのはなぜだろう いつ見ても心を奪われる
投稿を一つ消しました。もう少し推敲(なんて仰々しいものではないか)し直すつもりで。
何も無かったようになんて、そんなこと思ってはいない。戻れなくなるその前に。いやもう既に。ぽっかりと空いたと思っていたもの。本当は差し出したままの。交換しようとして。お互いに受け取ってそこに納めればそれでよかったのかも知れない。今では不在票の電話番号が掠れて読めない。それでも。
要らないと言われたゴミは焼却炉へ 煙突からのぼる煙を 猫はじっと見つめていた いつの間にか 猫は消えていた