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マウンティングおじさんに遭遇した話

ある社会貢献活動での話。
年齢も職業もバックグラウンドも様々な方が活動していて、
休憩時間が一緒の方々と談笑タイム。

そこで出会ったおじさん。
会社はだいぶ前に退職して、前は土日しかできなかったけど、平日も社会活動ができるようになったと嬉しそうです。
素敵だと思う!

なんとなく語学の話になって、
おじさんは3カ国語話せるそうです!それもすごい!
みんなでフンフンおじさんのお話を聞いているなかで、
なぜか、おじさんがみんなの語学チェックを始めた。

「あなたは何語しゃべれるの?」
まぁ隠すこともないので、「ドイツ語を」と回答。

「へぇ〜、何級?」
「あの、実は○○検定のお勉強が嫌で受けたことないです」←これは本当

「何年くらい勉強してるんだい?僕はかかさずTVの語学番組見てるよ。この間の回のあれってさ。。。」
「勉強し始めてからはだいぶ経っちゃうですが、で、ちなみにその語学番組は見てないんです。勉強不足ですみません」

「去年は結構日本に来た人なんかも案内したよ〜。8、10人くらいかな」写真も見せてくれてなかなか充実した日々を送っていらっしゃる感じ♪

みんなに
「ドイツ語でさ、この”※○×△~*”ってこういうんだよ」
いろいろ教えてくれます。

別の方が、私に
「じゃぁ、こういう時はどういうの?」
聞かれたので、普通にお答えしたら
おじさんの態度が激変。笑顔だけどなんか口調が攻撃モード。怖いな。
そこからは尋問のように、
・具体的に何年間勉強しているか
・どこに住んでいたか
・どういう仕事していたか
などなど

でついに自白となった。「通訳案内士資格」を持っていることを。
正直ここで留めたかった。
(ちなみにおじさんも資格保持者だけど、仕事として活用はしてないそうです。)

「プロとしてやったらいいじゃないの?」
もういいや、ここまできたら話そう
「はい、やってます。フリーランスなんです」と

終わった。話題転換。
みんなと違う世間話で、税金の話題。高いよね〜と。
国民健康保険は次年度の額がドキドキする。とか。

そこでおじさんが、
「あなた扶養に入ってないの?それだけで食べていけるのー?」

「えー、ですから個人事業主なので。国民健康保険で。
まぁ、どうにか食べていけてます」

「年収1000万円ないとさ、生活できる額じゃないなぁ。はっはっは」

全員敵に回した瞬間。

心の中で、通訳案内士で1000万円以上はゼロではないけど少ないと思います。
それに、「年収1000万円」を目指している人はこの職業につかないんじゃないかとも思った。

平均給与が1000万円だったら、日本はもっと裕福でしょう。
もしそんな世の中だったら、
『年収1000万円稼ぐ方法』という本やコンテンツは売れない。

まぁ、おじさんは自分より上手に外国語を話す子にあって
マウントとりたかったのね。
取れてませんけど。。。




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