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「友近ゆりやんの時間」最終回 チルテレPが思う7つのコトバ【4】
【1】 砂時計は無視してください ~「バカいってる」がやりたくて ~
【2】想定外の効能「癒し」
【3】天網恢恢疎にして漏らさず~知られざるゆりやんレトリィバァ~
【4】 地獄道中 ~友近ゆりやん流・叱咤激励のカタチ~ →いまココ
【5】 キャラから出たマコト ~Wキャサリン in ハワイ~
【6】 忸怩たる ~「悔しい」じゃない本当の意味~
【7】 個人と知性とコミュニケーション
~「風の時代」の「ゆるくかしこくジブンらしく」~
【4】 地獄道中 ~友近ゆりやん流・叱咤激励のカタチ~
「友近ゆりやんの時間」を語る上で、外せない一つのテーマ「即興コント」
始めてロケをした「居酒屋ロケ」の「朝ドラ」コントは「んんんもう!」の全国のオカンを持つ皆さんの共感を得る名作になりました。
これ以外にも何回かの「朝ドラ」風コントが毎回全1回であったり
事件・刑事モノの即興では「しまなみ海道殺人事件」や
「カケイに吠えろ!」などありましたが
芸人の凄さと愛という二つの意味で秀逸だったのが、この原田龍二さんを緊急ゲストに招いての2018年6月の収録「地獄道中」でした。
当時、原田さんは自身の行動による騒動があった直後で、即座に記者会見は開いたものの地上波や舞台などは全部降板中。そんな中、「水谷千重子 座長公演」で共演した原田さんを何とかしてあげたいと思う二人の気持ちから決定した緊急企画でした。
実はこの日は「ザ・テレビジョン」のWEB取材は入ってるわ、友近さんが武正晴監督映画「嘘八百」での演技で「第28回日本映画批評家大賞」助演女優賞を受賞したお祝いとして花束や御祝のケーキを渡す回などあって
何かとイベントごとが多い日でしたが、さらにシークレットゲストの原田さんの収録が予想もしない展開となり思い出深い収録となりました。
原田さんは二人の到着前に収録現場に入り、緊張の面持ちながら真摯な態度で待っていたのですが、ゆりやんも友近さんも多忙ゆえ、別番組の収録を終えて収録時間にあわせて到着。
この回のための打ち合わせを念入りにする時間もなく、通常回の収録に。「通常回を見ておいてもらった方が雰囲気を掴めるだろう」ということで、原田さんが見ている前で収録。
その後、少し休憩を取った時に「椅子を後方のホワイトボード近くにも置いておいて欲しい」とカメラを回す直前に言われ、その配置ぐらいだけで原田さん回に臨みました。どこかのタイミングで座席のネタをいじるんだなと予想がつきましたが、まさか五社監督の世界に引きずり込んでの「叱咤激励」となるとは想像していませんでした。
時間を決めずに撮影を開始したため、どこで終わりになるのか誰もわからないまま、もはやドキュメンタリーのような緊張感ある収録に。
途中収録カメラのバッテリー交換をスタッフが願いでた時のやり取り取り以外は、ほぼノーカットの一発撮りの長丁場の収録となりました。
全面的に擁護するのもおかしいし、かといって芸能レポーターのフルボッコ取材にも疑問符がつく難しい案件でしたが、愛ある「叱咤激励」というのはこうやるんだというお手本のような内容でした。
もちろん撮り直し部分ゼロで、台本どころか1行のト書きもない伝説の収録で友近さん、ゆりやんさん二人の芸人としての凄さと「愛」が伝わってくるかと思います。もしお時間ありましたら、それを踏まえて改めて観てもらえたら嬉しいです。
またBSの放送スケジュールに合わせていたらわざわざこのタイミングで収録する意味がないと、少しでも早くとYouTube配信のみの判断でしたが、放送枠に縛られていたこれまでの仕事の考えを見直すいい機会でもありました。(収録自体は謝罪会見よりも前でした)
もちろん投稿後の一定の批判は覚悟していましたが、二人の「愛」はちゃんと伝わるはずと配信したおかげか、ここまでエンタメとして「叱咤激励」を昇華された動画になると「批判」よりも「評価」のほうが上回るのだと教えてもらいました。
よかったら、御ふざけの下敷きになっている
ぜひ五社英雄監督作品「吉原炎上」のほうもご覧ください。
https://www.hulu.jp/watch/60134160
楽しむ要素が増えること間違いなしです。
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