気温と気持ち #1

　暑さが苦手で、寒さが得意…ではなくとも好きではある。そんな私は、夏のうちに「早く冬にならないかな」と思うことはあっても、冬になって「早く夏にならないかな」と思うことは一度もない。全くない。

　私が住む地域の今日の最高気温は33℃、最低気温は27℃だそうだ。体感の湿度はそこそこ。冷房の効いた部屋ではもちろん快適に過ごせるが、トイレに行ったり玄関で靴を履いたりしただけで、じんわりと汗が出た。ということで汗指数は5点満点のうち4点。

　私のアルバイト先は、「はじめてのシルバニアファミリー」のお家のように、店の一面がオープンになっている。外と店内を区切ってくれるのは、閉店時に下ろすシャッターのみ。営業中は、ほぼ外なのである。オープンから8年で年季が入った冷房2台で地球を冷やそうとしているのと同じ。業務用とはいえ、いくらなんでも無理がある。

「はじめてのシルバニアファミリー」のお家

https://www.sylvanianfamilies.com/ja-jp/catalog/item_detail.php?product_id=2333

　3連勤のうち2日目であった昨日は、ここ数日の暑苦しさに比べたら、なんとなく過ごしやすかったような気がする。しかし今日は、朝起きた瞬間から暑さが重くまとわりついてきて、目覚めが最悪だった。起床時の暑さでイラッ、暑さで疲れが取れずに残っている眠気にイラッ、準備を終えて家を出たら日傘をぐらつかせる風の強さにイラッ。今日はあんまり嬉しくない。
　どうか勤務中に嫌な(お)客(様)が来ないことを願う。こんな暑い日に嫌な気持ちにさせてくるような厄介な(お)客(様)の対応をするなんて、簡単に心が折れてしまうに決まっているのだから。

　ちなみに私は出勤にバスを使うのだが、今乗っているバスの運転手さんは、RADWIMPSの野田洋次郎に似ている気がする。

　それでは行ってきます。