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ホームレス妊婦になりかけた話3《見知らぬ大家からの呼び出し編》

ネット環境にありつけ、まだまだこの件は引き続いていてフレッシュなので、今のうちにどんどん書き殴ろうとおもっています。

シェアハウス引っ越し期限を1ヶ月きったときに、偶然であった優しいお姉さんが大家の、かわいいタイニーハウス。

《タイニーハウス》ってなんだかアメリカチック。

日本ではなかなかできないだろう経験に、まいにち胸を躍らせ、すっかり安心しきって過ごしていました。

引っ越しの準備も整えながら、出産に向けての計画もバッチリ!!

あとは1週間後に引っ越すだけだね〜と、大変だったシェアハウスも名残惜しく感じながら過ごしていたときのこと。

Jからいつもと違う雰囲気のメッセージが届き、なんだか胸さわぎ…。

当時のわたしは妊婦の状態でもうすぐ臨月。

シェアハウス期限切れまで約1週間すこし。

引っ越し予定日1週間前。

Jからの突然のメッセージに、悪い妄想がとまりません。

タイニーハウスへむかう車内では「何かあったんだろうか?そもそも、大家って誰?Jじゃないの?」と、旦那さんへ質問ぜめ。

もう引っ越し1週間前だから、最悪の事態はさけたいところ。

『きっと大家さんがいて、どんな人が入居するかを確認したいんだよ。』

焦りまくるわたしへ、旦那さんは気づかいの言葉をかけてくれました。

「そうだね、きっとそうだ。」 大丈夫、きっと。

Everything's gonna be alright.

すべては上手くいく。


これはアメリカにきてから事あるごとに、めちゃくちゃ念じてるフレーズです。

エブリティングガナビーオールァイト。おかん、娘は大丈夫や。

そして契約予定のタイニーハウスに到着。

夜8時の真っ暗な時間でした。

「夜の雰囲気、知らなかったから、ちょうどよかった〜。治安、よさそうだね。」

そのタイニーハウスはベトナム人の多く住む街にあり、夜も賑やかで治安はよさそうでした。

能天気に話をしていると予定時刻をしばらく過ぎて、大家らしき小柄な年配女性がヒョコッと現れ、身振りでココにパーキングしてとつたえてきました。

ふむふむ。彼女の家はどうやら賃貸予定だった物件の2件となりらしい。

この人が大家さん?横の横に住んでるんだ。知らなかった。

ふっくらとしたまん丸の輪郭に、くっきり丸く、つぶらな二重の目元。黒髪のショートヘアーとベトナム人独特のゆるい地元風ファッション。

初対面の大家さんの印象は、わたしの強いベトナム人への愛と、見知らぬ大家さんへの期待と不安が相まって「優しそうな人でよかった。」でした。

最低でも1年は住む家なので、大家さんとの関係性はとても重要です。

すぐに車を停め、彼女は家の前のベンチに座るよう、手振りで手招きしました。英語はザックリと話せるぐらいでした。

『きっと彼女は大家さんになる人だから、嫌われないようちゃんとしよう。』

ナイストゥーミートトュー。

笑顔いっぱいで、握手を求めました。

続く

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