現代のポケモンにはあの頃の夢が詰まっていた。 #ポケモン剣盾
『ポケットモンスター、略してポケモン…て、なんだ?』
キャッチコピーこそうろ覚えですが、初めてコロコロコミックに紹介されたときから心を奪われ、発売日に買えるよう予約をしてもらい、キラキラ・ワクワクした気持ちで「赤」を手に入れたことは、今でも鮮明に覚えています。
・2つのバージョンがある
・捕まえたモンスターを育てる
・対戦できる
・交換できる
・図鑑を作る
初期から変わらないポケモンの「軸」は、童心ながらどれも魅力的に映っていて、期待通りのハマり具合。
幸い、爆発的な人気も出て、毎日のように友達と対戦や交換で遊んでいました。
そんな中、当時の限界までやり込みが進んでくると、ふとしたとき「軸」についてぼんやり考えるようになっていました。
『もっといろんな人と対戦したい』
『他の人が使わないポケモンで勝ちたい』
ケーブルが繋げられる範囲のコミュニティで、150匹(ミュウは超レアだった)の制約では、今思えば仕方ないですね。
その後「金銀」が出ても漠然とした願いは変わらず。
一方で、大人になり、自然とポケモンから離れていく自分もいました。それも今なら仕方ないといえます。
きっかけは「子供」と「STAY HOME」
前置きが長くなりました。
そんな時代からあっという間にXX年。
当時の自分と同じようにポケモンにハマる子供を見て「共通の好き」がある親子って子供も親も楽しいだろうな、と。
そして、怪我の功名か「長期の休校」と「STAY HOME」の世の中。
タイミングとは恐ろしいもので、そう迷うことなくポケモンの世界に再び足を踏み入れました。
あの頃の想いが形になっている…!
インターネットの力はすごい…。まずはこの一言に尽きます。やはり特筆すべきはランクバトル。
当時どんなに願ってもできなかった「あらゆる人との対戦」が "理想の形" で実現できているのです…!
もちろん、噂でインターネット対戦ができることは耳にしていましたが、まさかここまでとは。
ランクバトルの良いポイントは3つ。
【ポイント 1】ルールが明確
レベルは100。手待ちは伝説のポケモンばかり。
当時の環境を考えると仕方ない反面、友達と遊ぶときにマンネリ化しやすい原因でもありました。
これが現代はしっかりルールが定まっている。
当たり前のように見えて、実は長続きする要因でもあると思うのです。
【ポイント 2】豊富な選択肢
特性、技、持ち物、タイプ、ポケモンの数。
当時存在しなかった要素が増え、戦略の立て方に個性が出せるようになりました。
流行り廃りはあれど、自分の好みやポリシーが強く反映できます。
結果、ルールの明確化とともに「好きなポケモンで戦う」ことができる環境になったのです。これはモチベーションも上がる。
ちなみに赤緑からのギャップで「フェアリー」「あく」「はがね」はいまだに馴染めません…(昔はなかったタイプ)
【ポイント 3】順位がはっきり出る
明確に順位が決まるのが何より素晴らしい。
インターネットの普及した現代だからこそ、プレイヤー人口の多さをモチベーション維持に昇華した仕組みといえます。
今でこそ当たり前かもしれませんが、当時はいわば「井の中の蛙」。外の世界を見て、様々なトレーナーと接触できるのは、このゲームの真骨頂と思います。
ポケモン対戦はポリシーと戦略を大切に
そんなこんなで平日はランクバトルを行い、休日は子供とも対戦をする日々を過ごして、楽しみながら研究をしています。
しばらく続けて感じたのは、ポケモン対戦は、囲碁や将棋やチェス。戦略が重要なゲームと思想は同じということ。
『相手の様子を伺いながら、限られた駒で臨機応変に最適解を導き出す。』
これが何より醍醐味。
そして、大人も楽しめる要因と思います。
『もっといろんな人と対戦したい』
『他の人が使わないポケモンで勝ちたい』
まだまだブランクがある中ですが、当時の願いを叶える環境は整いました。あとは精進のみ。
まずはマスターボール級の順位をせっせとあげるべく、子供とともにがんばります。
初めてのnote、つたない文章でしたがお読みいただきありがとうございました!