選挙事務従事について

要約

  • 手当はまぁまぁ貰える(特に若手)

  • まぁまぁ仕事としてはしんどい

  • 決してミスってはいけないのでプレッシャーがすごい

選挙事務従事とは

前回、日直業務という仕事に触れました。
今回は似たような仕事で選挙事務について書いてみます。

私たちが日本に住んでいて選挙権を持っていれば、時折選挙の入場券が送られてくることでしょう。
地方の首長・議員の選挙や、国政選挙、あとまれですが住民投票だったりもあるかもしれません。
基本は選挙権を持っている本人が投票所に行って、直接投票することになるのですが、投票所にはスタッフの方が何人かいらっしゃることかと思います。
そのスタッフの大半は、地元の役所の職員です。

一部アルバイト(のようなもの)の方や、地元自治会の立会人の方などがいらっしゃいますが、受付したり、投票用紙を交付したり、鉛筆削ったりするのはだいたい公務員だと思っていいでしょう。
選挙では、投票用紙を受け取って、個人情報をもとに本人確認をする必要がありますので、結構なセンシティブ情報を扱うことになります。その点公務員の方が無難ですね。

どんなことをするのか

  • 会場の設営・撤収

  • 場内の案内

  • 投票人の受付・投票用紙の交付

  • 投票の代筆

  • その他雑務(途中経過報告)

基本的な流れとして、

  1. 朝会場をセッティング

  2. 7時から投票開始

  3. 投票人が来たら受付し、投票人本人か確認する

  4. 投票用紙を交付し、投票するのを見守る

  5. 適宜鉛筆を削ったり、啓発のティッシュなどを用意する

  6. 時間ごとに人数を本部に報告する

  7. 20時で投票所をクローズし、数値確認して、

  8. 責任者が本部に投票箱を運んでいく。その他は解散

どの投票所でもだいたい同じような機材を使うことになります。

こちらのサイトを見ているだけで時間をつぶせます。
これらの機材などをセッティングして、実際に操作して選挙事務を行うわけです。

手当はもらえるの?

先にお金の話をします。
私の役所はもらえました。時間外手当ベース(平均単価)×従事時間でした。
なので、割の良い仕事になります(3~4万円程度)。
自治体によっては個人の時間外手当単価×従事時間だったり、打ち切り手当(決まった金額)だったり、果ては代休で、というところもあるので市町村によりけりですね。

きついの?

人によってはお金を払ってでもやりたくない、という人もいました。
どんなところがきついのか、ということですが

  • 朝がまぁまぁ早い(日曜日の朝6:30集合なので)

  • 人が多くて気が抜けない

  • 逆に人が少なくて暇を持て余す(1時間以上人が来ないことも)

  • 投票所によっては空調が無くて冬は寒く夏は暑い

  • ミスれない(重要)

特に最後のミスれないということが重要ですね。
選挙事務でよくあるミスとしては、選挙権が無いのに投票させてしまった、違う人で受け付けてしまった、投票用紙を2枚交付してしまった、代筆のやり方を間違えたといったことがあります。
これらのミスをすると、地元紙などでニュースになります。
ご承知のとおり、1票1票が大切なものです。それを軽く扱うわけにはいかないので、「投票所に送られてきた投票用紙を朝数えて、会場をクローズしたらもう一度数えなおして、交付した投票用紙の数があっているかどうかを確認する」といった具合に気を遣ってスタッフは従事しています。
なので、会場でもたついているのを見てもやさしくしてあげてください

もう一度やりたいか?

正直やりたくないですね…。きついです。

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