市町村役所の日直勤務
日直業務をご存知でしょうか
大抵の市役所は平日のみの開庁となっています。
なので、住民票や印鑑証明、税の納付などについては平日に役所に行って、手続きをしなければならないので、有休をわざわざ取ったり早退したりと大変だなぁと思われるのではないでしょうか。
しかし、市町村の中には、休日開庁をしていたり、時間外交付の制度があったりするので、それらを活用するのも一考です。最近ではコンビニ交付なども広がっているので、多少は利便性が良くなってきているのではないでしょうか。(電話するのがめんどくさいと言ってはいけない)
さて、夜間は大抵の市役所庁舎は警備会社に保守を依頼しているので、その際の時間外交付は警備員さんがやってくださるところもあります。
しかし、土日祝日の昼間(だいたい9時~17時)は日直を配置している市役所が多いです(日直を配置するかは各自治体の条例で決まってます)。
最近では土日祝日も警備委託しているところが増えているそうですが、私が勤務していた役所では年に1,2回日直の割り当てがありました。
日直ってどんなことするの?
予約された時間外交付の手続き(印鑑証明とか)
郵便物の受け取り
苦情や問い合わせ電話の対応(分かる範囲で)
自治会からの募金の受け取り
婚姻届とか出生届とか
死亡届とか火葬許可証の関係(これが難しい)
その他、イベント等の案内
私の勤務先ではこんな感じでした。
基本裏口しか空いていないので、お客さんが限定されていることから来客対応はそこまでありません。
唯一と言っていいほど気を遣うのが、死亡届の受理や火葬の関係です。市民課などの窓口経験者なら慣れていると思いますが、普段その手の職務に触れない職員(私)にとっては、ミスってはいけない手続きなので緊張でしたね。
逆に、婚姻届とかは事前に予約ができるものですし、最悪書類に不備があっても受付日だけ合わせれば後日修正が出来るので、そこまで緊張しませんでした。
あと苦情とかは自分の部署ではないところも苦情も受けるので、その内容を聞き取って必要なら休みの担当者に連絡して…といったこともあります。
(大抵の場合「今日役所休みなんで平日にもう一度お願いします、担当に伝えます」と言えば終わりです)
誰が日直するの?
新人がすぐに日直をすることはありません。入庁して半年ほど経過したら割り当てがくるのではないかなと思います。
私の役所では40歳以下の職員2名でした。
手当はあるの?
打ち切り時間外手当(決められた金額)が出ます。
1日4,000円程度です。
割に合うかどうかと言われれば何とも言えません。
もう一回やりたいか?
暇なときはテレビをずっと見て時間をつぶすことになるのですが、休日の昼間にそこまでテレビ見たいかと言われると微妙ですよね。
王様のブランチを最初から最後まで見たのは日直の時だけです。
あと日曜日のザノンフィクションも日直の時にしか見ないです。
じゃあ本でも読むか、となるけどそこまで集中して読めない、勉強もしずらい、となるとやっぱりテレビ見るしかないよねとなります。
時間の浪費感が半端ないですね。
なので、もう一度公務員になったとしても日直はやりたくないなぁと思います。
次回は選挙事務について書きます。
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