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国際ガールズデー:女の子と若い女性が直面するオンライン・ハラスメント
10月11日の国際ガールズデーにあわせ、国際NGO「プラン・インターナショナル」は、女の子と若い女性が経験しているオンライン・ハラスメントに焦点を当てた報告書を発表しました(10月5日)。世界22か国・1万4000人以上の若年女性(15歳~25歳)を対象として実施された大規模調査の結果の概要が、日本で実施された調査の結果とあわせ、日本語で紹介されています。
★プラン・インターナショナル・ジャパン-「女の子にオンライン上の自由を」~世界ガールズ・レポート2020~
https://www.plan-international.jp/news/girl/20201005_24567/
英語版リリースの小見出しも紹介しておきます。Instagram、Facebook、TikTok、Twitterに対して対応を求める公開書簡への賛同者も募集中です。
★ Plan International - Abuse and harassment driving girls off Facebook, Instagram and Twitter
https://plan-international.org/news/2020-10-05-abuse-and-harassment-driving-girls-facebook-instagram-and-twitter
● 女の子たちは露骨なメッセージを送りつけられている
● オフラインへと追いやられる女の子たち
● ソーシャルメディアは女の子たちの生活の重要な一部である
● ハラスメントは女の子たちのウェルビーイングに重大な打撃を与えている
● 女の子たちはオンラインの人権侵害に終止符を打つための行動を求めている
Twitterに関しては、アムネスティ・インターナショナルも取り組みの不十分さをあらためて指摘したばかりです(9月30日)。
★アムネスティ・インターナショナル-ツイッター:女性の中傷被害増加 不十分な保護策
https://www.amnesty.or.jp/news/2020/0930_8940.html
UN Women(国連女性機関)も、今年5月20日、女性・女児を対象とするネット上の暴力およびICT(情報通信技術)によって促進される暴力についての報告書を発表し、政府、女性の権利団体その他の市民社会組織、インターネット仲介業者に対してそれぞれ対応を促しています。
以前、Facebookで英国「悪意のコミュニケーション法」(1988年)とニュージーランド「有害デジタル通信法」(2015年)について紹介し、フィリピンでも女性と子どもをネット上の暴力から保護するための法案が検討されていること(まだ成立はしていないようです)を取り上げました。このような立法措置も視野に入れた検討を進めていく必要があるように思います。
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