未就学児のチャイルドケア~生きていくための生命力をつくる~
チャイルドケアの基本の「育むケア」の土台は、未就学までが大切であると考えています。
「三つ子の魂百まで」の言葉もありますが、子どもの成長の発達段階に合わせた教育やしつけが大人になっても影響していくと言われています。親からの愛情もこの年齢までに経験し感じ取っていない場合には、心理面にも大きく影響することもわかってきました。
最近の早期教育は「脳教育」にまでおよび、そのためのさまざまな方法が注目され、「語学力がつく」「記憶力がある」「計算が早い」などというメリットがうたわれますが、早期教育が注目され 30 年以上たつ中、子どもたちの問題に、「学力低下」「学級崩壊」「いじめ」「引きこもり」「登校拒否」「ネット中毒」など以前はなかった問題が増えています。
情報社会により子育ても流行に左右されるようになりました。そのことにより、本来は普遍的に大切にされるべき子育ての方法がおろそかになってきていることも言えるでしょう。チャイルドケアでは、普遍的な子育てをこの時期にきちんと行うことを基本としています。
特別なことではありません。スキンシップの大切さ、愛情を伝える様々な方法、子どもの成長に合わせた楽しみ方、子どもと過ごす楽しい経験。これらは全て生きるために大切なことであり、これらが、心と体の基礎力になります。
親もまた、そうした時間を子どもと共に過ごし、経験を重ねることで、親として育ち、自分育ての基本が作られていくのです。ここで親としての基盤ができていなければ、実はその後の子どもの成長で、さまざまな対応に問題が起こります。
未就学は、子どもの生きる力を育むだけではなく、親としての基礎力をつける大事なときです。基礎力とは、様々な情報に流されず自信をもって子どもに向き合いながら、自分の子育てスタイルをもつことにつながります。
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