エッセンシャルオイルの選び方のヒントに
▼柑橘
(レモン・オレンジ・グレープフルーツ・ベルガモット・マンダリンなど)
柑橘のフルーツの色は、黄色やオレンジという光の色。太陽を連想させるこれらの香りは、まさに太陽のような元気を与えてくれます。
ただし光毒性といって、柑橘系のオイルを使用した部分が光にあたるとシミの原因になることがあります。使用直後、紫外線にあたることは避けてください。
▼花
(ローズ・ジャスミン・ネロリなど)
花は、植物のシンボルとなる部位です。一般的に花から抽出されるエッセンシャルオイルはパワーが強く、ホルモン系に作用するものが多くありますので、授乳期を過ぎたままのスキンケアやリラックスには効果的です。
赤ちゃんや小さな子ども、成長期の子どもには作用が強すぎて、心身の負担になることがありますので、お子さまへの使用は注意が必要です。
▼木
(シダーウッド・サンダルウッド・ローズウッドなど)
木は、大地にしかりと根付いていることから、「地に足がつく」という精神的な落ち着きを持たせてくれます。浮ついてしまうとき、考えが定まらないとき、落ち着きがないときには、木の安心感を取りいれてみましょう。
また、樹皮からでる樹液は、荒れた木肌を保護する役割があり、私たちの肌トラブルも同じようにケアしてくれますので、乾燥肌のケアに有効です。
▼葉
(ペパーミント・ティーツリー・ユーカリ・ローズマリーなど)
葉は、葉の周りにあるギザギザが「刃」を連想させることから、何かを断ち切るという意味で、菌やウイルスを切る、つまり抗菌・抗ウイルス・防虫などの作用を持つものが多くあります。特に風邪の症状を断ち切るとき、葉から抽出されるエッセンシャルオイルは有効です。
また、葉の緑は二酸化炭素を吸収し酸素を出してくれる、私たちの呼吸に欠かせない大切な存在。その役割のとおり、呼吸器系のトラブルにも有効です。
▼最後に……
好きな香りをお部屋に香らせるのは、基本的に小さな赤ちゃんがいても問題ありません。ただし、できるだけ日頃の生活に違和感のない香りを使うことをおススメします。
赤ちゃんは、ママやパパの香り、ミルクの香り、食材の香りを徐々になじんでいきますから、例えばオレンジ・レモンの柑橘系、ヒノキの香りなどは、生活の中にある香りなので、なじみやすいと思います。
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