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子ども時代の記憶

赤ちゃんと呼ばれる頃、特に母親のおっぱいを飲んでいるころの赤ちゃんは、大人に理解してもらうために様々なサインを体中から送っています。そして親から愛情というエッセンスを貪欲なまでに受けようとします。

母親の匂いを感じていたい、優しく名前を呼んでほしい、ずっとおっぱいを吸っていたい、抱きしめられたい。

とにかく赤ちゃんは、自分を一番愛してくれる人を生まれながらに知っていて、いつもそばにいたいと思っています。

自分の愛情の欲求が、肌と肌、目と目、声と声、匂いと匂いなどのスキンシップとして十分に満たされた子どもは、安心の心地よさから幸福感を味わい、人を信じ、自分がしてもらったように人を愛せる大人になります。

心と心のスキンシップを図ることで、肌と肌がふれあい、そこから生じる温度や皮膚刺激、精神的安定感から脳に信号が送られ、下垂体から成長ホルモンが分泌され、心と同時に身体的な発育も促してくれる。このことは、すでに科学的にもお伝えされるようになりました。

子どもは母親を、体内の羊水の中で全ての恐怖や危険から自分を守ってくれていたときと同じように、自分にとっての「安全、安心、安定」そのものの存在として認識しています。

そしてこの「子ども時代の記憶」の安全、安心、安定の記憶こそが、心を成長させ、自身や勇気や強さを与えてくれる根源になっています。

母となった人は、その子どもにとって選ばれし者です。
迷うことなく子どもを抱きしめて、惜しみない愛情をささげることで、ステキな子育てを行うことができるでしょう。

▼今日のお話は「チャイルドケアbook~Bible~<母と子の絆>」から抜粋しました(*´▽`*)☆


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