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こどもを評価するときの本当に大事なこと。世界は本当にかわいそう?




こどもリハビリかめきち🐢です〜〜んン絶賛低気圧!!!

低気圧な中、先日教育事業の受講生に高気圧・高カロリーな話をしました。

その前に教育事業とやらの紹介。


まず、個人事業主である私は3つのサービスを運営しています。

①全国どこでもオンライン相談「かめサポ

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②運動発達・摂食嚥下の直接相談「かめリハ

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③こどもに関わるすべての職種の方へのオンラインセミナー「かめスク

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かめサポとかめリハに関してはこどもと保護者への直接サービスなのだが、

一風変わっているのは教育事業、そう「かめスク」。

かめスクは前半回の講義はわたくしかめきちが、後半回のアウトプット回はOTのぴょん吉さんと運営をしている"こどもに関わる全ての職種の方へ"向けたアウトプット重視のオンラインセミナーである。



私がかめスクを運営する思いとしては、

「かめきちのような支援者を増やす」という自分で言うのは大層おこがましい目的がある。

すなわち、かめきちJr.の輩出…もそうなのだが、私の目的としては、

全国の支援者を「きちんと保護者に説明ができる支援者」に育てたいという思いがある。


説明ができるということを細分化すると、

①評価をする

②考察をする

③アウトプットする(言語化+伝達)

という3つの要素が必要であり、現場のセラピストはこれができていないことが残念ながら非常に多い。非常に多くなるとどういうことが生じるかというと、

担当の先生からの十分な説明がない=不安

の保護者の方程式がおのずと生まれてしまう。

もちろん説明にも様々な種類があり、きちんとした説明が必要なときとそうでないときはケースバイケースだ。


⇣参考記事




だが、私の自費のサービスを受けてくださる保護者の大半は

「担当の先生から説明がないから、うちの子に何をしているかわからない」という声が聞こえる。先生たちはこどものためにみな一生懸命だ。

それがこどもにも保護者にもうまく伝わらないと、せっかくの介入が価値あるものになっていかない。

そのため、かめスクではとにかくアウトプットを重視している。

どれくらい重視しているかと言うと

「アウトプットしてねぇインプットをインプットと思うなよ????」

と受講生に煽るくらい。(嘘です)


冗談はさておき、その中で受講生は本当によく頑張っている。私もみんなと一緒に学び、日々アウトプットをして、みんなと一緒に成長できている喜びをひしひしと感じている。

みんなと学んで思うこと。現場やオンラインで行っているセラピストや支援者の声は、みな口を揃えて「評価が難しい」という。

評価が難しいのは当たり前なんだけど、じゃあどうしてその評価が難しいか?を細分化する必要がある。(これ話したらくっそ長くなるんでまた別の記事でいつか書きます)


先日、かめスクのアウトプット回があり、いつも感情的なかめきちがさらに感情的になったことがあったのでここでちょっと話すと、前提として、


わたしたち人間には物事を悲劇的に捉える、ドラマチック本能というものを兼ね揃えていて、この本能は「世界はかわいそうだ」と捉えてしまう。

のです。

はい。


世界の貧困化はとどまることを知らずに日々深刻化していっている

世界はどんどん悪い方向に行っている

あなたが死にたいと思った未来は誰かが生きたいと思った未来だよ


みたいな。


「この世の現実は限りなく可哀相である」という人間の本能的な先入観がある。これはまぁなんでかというと、元々私達人間は動物だったわけで、大体が命の危険にさらされてたので、生きるためにはマイナスな事象を除去しなくてはいけない。ということがあったからだ。


現在の調査によると、世界の貧困化は低下し、ワクチン接種率も向上し、飲める水も増え、教育も以前より行き届くようになり、性差別も減少している。いわば世界は良くなっているのだ。


ではこの現実とドラマチック本能というの区別して考えるには何が必要か?


それは「データを正しく見ること」

そして、「正しいデータをちゃんと見ること。」



私達がこどもを評価する時、パッと見たときの全体像から把握することもとても重要だ。


なんだが、その全体像から

どんな評価をして、その評価から何が見れて、そしてどのように解釈して、考察するか。が大事なのだ。

大事なことなのでもう一回。

こどもの全体像や保護者の主訴から

「どんな評価をして、その評価から何が見れて、そしてどのように解釈して、考察するか」

が大事。


そのためには

評価の正確性・妥当性・再現性が大事になる。


この辺りはかめスクで毎月お話しています。


医療ミスで患者が死亡してはいけないなんてみんながわかること。

我々セラピストもそれと一緒。一生懸命考えて考えて、学んで、相談して、

最善を尽くした中での評価のミスは百歩譲って情状酌量の余地がある。かも。

だが、評価するスキルや方法を学ばずに、「この評価が間違えてた」

はNOだと思う。



なぜなら私達はこどもたちの生きる時間を、1分1秒を大事にしなくてはいけないから。

自分の命よりも大事なわが子を信頼して40分ないし60分預けてくれる保護者を、救わなくてはいけないから。

そして何よりも、働いているあなたの一分一秒は、あなたの人生は有限だから。価値あるものにしていかなければいけないと思っているから。



だからみんな、きちっと評価をしよう。

限りなく正しいデータをとろう。

そして正しいデータを見る"癖"をつけよう。

評価の仕方がわからない、どんな評価をしていいかわからない。

評価の正確性・妥当性・再現性に自身がないという方は一度かめスクを受講してみてください。過去分もアーカイブで受講できます☺


すべては保護者とこどものために。私がいつも思うことです。



⇣10月のかめスクはこちらから

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⇣かめスクって?

かめスク (2)



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